2014/12/14

お礼参り


今日は思いきって、みくりんを連れてこまっちゃんと国立へ出る。

先日の整体で、「正直、わたしの身体はどうなんでしょう」と、今までと今後を総括する意味で先生に尋ねると、「筋力が落ちて身体が支えられなくなってるから…『動く』です」と、日頃こまっちゃんに頼りきりの怠けた態度を指摘され、やる気スイッチが入る。家事も前向きに。ほら、産後の骨盤とか、どうかな、どんくらい無理出来るのかな、って、心配だったから。

朝起きて晴れていたので、ふっと「今日お礼参りに行こう」とひらめき、みくりんには初めてのバス、こまっちゃんが抱っこひもでみくりんを括りつけ、途中小腹が減ってパンをかじりながら「あひるの家」に行く。
その後「あお空花店」に寄って、「黄色い鳥器店」へ。

国立に越して来てから、二人で毎週のように駅に出て、初めは楽しめるところがないと思っていたのに、知る程におそろしくクオリティの高い店があちこちにあるのが分かり、そこで色んな物を見て話を聞くのが、この町に住む大きな喜びだった。
あひるの野菜のお陰でみくりんは元気に産まれてきたし、うちの食卓は黄色い鳥の器のお陰で豊かな気持ちで食べられる。たくさんのことを教えてもらったし、こつこつと育ててもらった部分が、確実にある。

久しぶりに行った黄色い鳥器店は、3階をギャラリーのようにしていて、久しぶりにあまりに美しい空間を見たもので、くらくらした。器って、土ってきれいだ…。でも明かりとレイアウトも本当に美しいのだ。すごく高級な、近寄り難い非日常に陳列された器、ではなく、すてきな、でも手の届く日常の、こちらを迎え入れてくれるようなあたたかい、だけど隙のない配置。そして器を扱うお店であるところのプロフェッショナルさに、わたしたちは本物の大人を目の当たりにしている、見ることができる、その有り難さを感じる。

あお空花店では、他と比較にならない元気な花たちに会える。結婚式のブーケはここで作ってもらった。良心的で、ウエディングビジネスが詐欺に思える程の価格と質。ずっとなくならないで欲しい。

みくりんは途中ちょっと泣いたけど、いいこにしていた。ありがとう。家に帰って抱っこひもから下ろされると、寝てたけれど起きてにこにこしていた。

相変わらずこまっちゃんには農家さんからの電話が来ない。
数日前農家のおしごとナビに聞いたところによると、「今選考が進んでいる人がいる、でも複数採用したいと言っているので近いうちに連絡がいくはず」とのこと。
今日サイトを見ると、「寮、1万5千円」のところが無くなっていた。
他の人が決まっちゃったのか、わたしたちの為に…?まさか…。

こまっちゃんはため息つきながら「明日もう一度電話してみる」と言いつつ、他の可能性も考えなくては…、地域起こし協力隊とか、でもあんまり魅かれない、関東から範囲を広げるか、いやしかし…。ネットで検索しながら辛そうだ。「悲しすぎるぜ」「まだ諦めるのは早い」「駄目か…」「ともちゃんどうしよう」「明日ハローワークに行くのか」などなど。こういう時頑張ってもあんまりいい情報ってヒットしない。うんうん、と適当に相槌打つわたし。

黄色い鳥で、手に取って、はっと「欲しい」と思ってしまった飯碗。
ともちゃん頑張ったからいいよ、とみくりんを撫でながら言ってくれた。みくりん、おっきくなったね、あなたのお乳だけでこんなに育ってるんだよ、すごいね。
すごいのかな?すごくないと思う。でも嬉しい。
新しい飯碗、思ったより大きくて、おかわりしなくてもいっぱいよそえる。ゴムの木の釉薬だって。

駅からの帰り、あひるで買ったチョコレートをこまっちゃんと食べる。
先日来てくれた臨月の妊婦さんがハマっているという、People Treeのジンジャー&レモン味。
ひとかけを半分ずつしても、刺激的だった。