2015/03/16

マッコリ


ライブ、終わりました。
こまっちゃん、完璧な子守りをしてくれました。
マコメロジーちゃんのすてきな曲を練習出来るのも楽しかったし、歌えたことも嬉しい。そしてとんぷくユニットの面々の、なんだろう、この高下駄履かせてもらっているような、今回のわたしの人生におけるスペシャル特典というような…。一緒に音を出せた時間は、どんどん何かが積み上がって豊かになっていく時間だった…このことは何にも代えようが無いし、感謝しつくせない。
ライブも、お客さんに喜んでもらえたみたいで何よりでした。自分が満足行くパフォーマンスが出来て、そして終わって、とにかく良かった…。

ライブの日の午前中、やおら段ボールを組み始めたこまっちゃん。敷金のシステムを説明したら、やおら壁紙の染みをこすり始める。

休日の午前中、少し時間がぽかりと空いたら、日頃仕事にドメインされている脳みそに、急に『引越し』という現実がひゅるっと入ってきたようで、突如本など箱詰めし始める。
ライブの練習をするわたし。がさがさと段ボールを積み上げ、何やら焦っているこまっちゃん。全然落ち着かない。
「とにかく、ともちゃんも詰められるものから詰めて行って。要らないものはどんどん捨てて。」
「それ、今言わなきゃいけないこと?ライブが終わってからじゃだめなの?」
「もちろんいいよ」
と言いつつ、
「とにかく、ともちゃんも詰められるものから詰めて行って。要らないものはどんどん捨てて。」
を、100ペんくらい繰り返すこまっちゃんに、とうとう飛び蹴りを繰り出すけんかになる。

会場は超個性的なCD屋さんである、高円寺円盤
子連れでリハーサル、本番、どうなることかと思ったけれど、本番中はわたしの知らぬところで大泣きしたそうだけど、リハーサル中のみくりんはとてもいいこ!音楽好きなのかなあ。にこにこして聴いている。人々の協力無くしては出来ないとはいえ、協力があれば、やったら出来るんだな、意外にも、とっても普通に、と思った。
はいはいする前の今だから出来た、という時期的なラッキーもあるかもしれないけどね。

本番前、歌に苦手意識があるわたしは、
「リハーサル上手く行ってなかったよね…どうしよう」
と弱音を吐くと、こまっちゃんは、
「ともちゃん卑怯だよ。練習してないのに『上手く行かなかったらどうしよう』っていうのは」
と、至極真っ当な事を言うので、「おお!」と思う。
「あと、『すみません〜、自信ありません〜』みたいな態度止めた方がいいよ。現状どうあったとしても、もう自信持ってやるしかないんだから」
と、全くもって的確な指摘を頂く。

そして本番。
これが不思議と、上手く行かなくて気になっていた部分が、気にならずにすんなり行ったのだ。
第三の力か…実力なのか?ここ一番の力が出たのか、作曲者である次郎さんの計らいなのか…。
うーん。なんで上手く行ったのかさっぱり分からない。

帰宅して、こまっちゃんが日中買物してあったお皿をとぎ汁に漬けてくれる。
うちにあるのと併せて4つずつセットになった五十嵐元次さんのお皿、これで大三島でもご夫婦のお客さまをおもてなし出来る。
派遣先の仕事が繁忙期で、ますます忙しくなるらしいこまっちゃん。
お世話になった好きなお店もそろそろ行き納めだ。
今日買ったコーヒー豆を淹れて二人で飲んだらあまりに美味しくて、意図せず完璧なドリップだったよう。第三の力の残滓か…。

焚き火のような香りの瑞々しいコーヒーと感慨とを味わいながら、色んな意味で区切りのついた日でした。