ありんこてくてく

新月。遅くまで仕込みをしていたこまっちゃんに起されてみれば、まあ星がたくさん！画面中央にぼやっと明るいのが天の川です。喉が乾いたみくりんに、そのへんに置いてあるコップに注いでやったら、ありんこが4匹ばかりりんごジュースに溺れている。小さい小さい赤っぽいありんこではあるが、どこぞから侵入し、自由に台所を闊歩しまくる、とうとうありんこてくてくの季節になりましたか…。本日日曜は、ともちゃんはオオキンケイギクの駆除に参加。生態系を壊す外来種ということであるが、まだまだ花畑のようにしていっぱい咲いている。夜は伊東豊雄建築ミュージアムにて予約制の映画上映会。ちょこっと飲物など販売してきます。2夜連続で、2日目の今夜はともちゃん担当。

「わーい」頂きました

みくりんは一時保育のお昼時、こまっちゃんから電話が来て「一緒にお昼を食べに行こう」。二人だけで外食、二人してさくさくの牡蠣フライ。みくりんを保育所へ連れて行く車の中、「保育所行くの…？」と聞かれて、「うーん…そう…」と答えると、「…わーい」とテンション低めに喜んだ後で、「お友達と遊べるし、やさしい先生もいるよ」と嬉しい理由を説明してくれる。ともあれ！泣かずにとことこ教室に入って行ってくれるのだから御の字。保育所の遊具で味をしめたか、最近は散歩でとにかくフェンスに登りたがる。

うねさん剪定

うねさんは「ドラセナ」という植物だったらしい、天井につかえてもう随分経っていたのをとうとう剪定。切った先も切り分けて株分けすべく鉢に差してみた、幹だけでも根が出るらしいが、うまくいくかどうか、芽が出るのはひと月後。かつてはぴんぴんした葉っぱがいっぱい生えていたのに、短い下方の枝はみくりんがいじりたおして葉はぼろぼろに、うち1本は折れるという受難。天井につかえた最先端も、裂けて弱った葉がくしゃっとなってしまっていた。それにしても、みくりんと散歩に出てもすぐに（ともちゃんが）めげる暑さ。でも今日は「散歩に行く？」と聞くと「…保育所行くの？」と警戒しつつも「お片付けして…おやつ食べた。みんなで。楽しかった」とつぶやいていた。母嬉し泣き。「ぱぱん泣かないで」となぐさめられる。

料理通信

電気・水道関係の見積もりが出る。ともちゃんが作っていた内装の什器にかかる経費も第一回試算、すごーく最小限にしたつもりでも予算をちょっとはみ出しているので、もうひと工夫しなくてはなあ〜。DIYとか…出来るかなあ！工作部だったし（小学4年生時）叩いたり、漆喰塗ったりしてみたい。が、ちびちゃんを育てるのと両立しない行為であることよ。これから大工工事の見積もりも出てくるのがドキドキである我ら夫婦。あ、そうそう、最近道の駅で良く見る黄色いみかん、黄金柑。わたしの個人みかん史上1、２位を争う美味しさの「媛小春」と似てるが何が違うのかな？と思っていたら黄金柑を改良したのが媛小春であるらしい。甘くなく酸っぱくなくエグくなく、美味しい水のような柑橘でおすすめです。そしてこまっちゃんがネットで買ったパン系雑誌の数々。美味しそうなパンばっかり。でもこまっちゃんのパンのより美味しそうなパンを作る人は数人だった！「料理通信」は、伯方の塩工場は定期購入しているみたいで、ソフトクリーム売り場にいつも置いてある。素晴らしい。素晴らしい専門誌。今回の内容も素晴らしかった。

今日は泣きませんでした！

ついにみくりん、保育所で「今日は泣きませんでしたよ」と言われる！「半日泣いてました」「お昼に何も食べませんでした」「20分くらいだけお昼寝しました」から「一人で全部食べました」「一人でお昼寝しました」の進歩！普段聴くことのない断末魔のような泣き声を上げていた当初は、預けたものの1日気が滅入ってしまってたけど、今日に至っては別れ際だけぐずってあとは遊んでいたらしい。心痛の日々がどれだけ続くかと思ったけど、数えてみると意外に少ない。保育所の一時預かりのない日は、見晴らしの良い公園で二人、貸切にてじっくり遊ぶ。懸命にさくらんぼを食べようとするみくりん。久しぶりにデスクワークを続けて肩がガチガチのともちゃん、荒れ放題の庭で枝切り鋏を振り回す。こう、両手に柄を持って、高い枝なんかを力を入れて「チョキチョキ」とする動きが、こりこりに凝った肩甲骨に良い！

美味くて幸せ

急にコーヒー持ちに！午前中は手の付いていない、お借りしている温州みかんの園地の草刈りをして、へとへとになって帰ってきたこまっちゃん。2月以来のやっと予定のない日曜日ということで、家族でお出かけへ。コーヒー豆とアウトドア用のガスコンロを持って、ディレクターズチェアも2脚持って、遠くまで潮が引いた砂浜で、ドリップしようと勇んで行ったら、なんと水を忘れ。慌ててともちゃん、スーパーまでひとっ走り。気を取り直して豆を挽こうとして、ミルがない。ドリッパーもない！なんてこったい！ただ海を見つめて、みくりんをぱしゃぱしゃさせて帰る。もしかしたら一番贅沢だったかもしれない。

頭がいっぱい

みくりんが保育所の一時保育に、こまっちゃんがパンを焼きに出かけて、ともちゃん一人のお昼ご飯。まだ我々の厨房が無い現在、こまっちゃんは島内の施設の厨房をお借りしてパンを焼いている。こまっちゃんが作ったちびイカの煮付けとお吸い物の残りに玄米ご飯を炊いて充分！お客さんがお店で使うパン用のトレイに、彫金の作家さんのトレイが使えないかな…と夢想。しかしカウンターの中のわたしが使う部分の什器がまだ検討がつかずに悩み中。ゴールデンウィーク明けに必要と言われた什器リストはまだしばらく猶予があり、先に必要だった家電の配置とコンセントの位置の案はこまっちゃんに提出、それを持ってこまっちゃんは店舗物件の大家さんのところへ話しに行った。焼き上がったいちじくパンは、今までに無い非常に良い出来でした！

満月

こまっちゃんが保健所の人に店内の構造について相談。カフェ営業の許可を得ないと、テイクアウトだとしてもお店で作ったコーヒーやジュースなんかを売ってはダメなのだそうだ。でも要ると思っていたお客さん用のトイレが要らないと分かり（予算的に作れなかったのだ）、代わりに従業員用のシンク、手洗い場、お客さん用の手洗い場が必要ということが分かり、図面を修正することに。昨日は「保育所」という単語を出すだけで突然口をへの字にして「保育所行かないよ…」と涙をぽろぽろ流す勝気なみくりんが一時保育へ。これまで保育士さんに「半日泣いていました」などと言われて、こんなに嫌がっているのに預けるべきじゃないのかな？などと悩んだりしたけど、昨日は思いの外泣かないで遊べたよう！今月はあと10日ほど行く予定。その間ともちゃんは店内の什器や備品を探して、予算を出している。昨日の満月は、みくりんが寝た後、向島のチョコレートとウイスキーとハーブティーでお月見。

ぼんやり

まーちゃんが帰って、久しぶりの3人の生活。まーちゃんが来る前よりより良く変わったことがいくつもある。今日のご飯はまーちゃんがきっかけで食べ始めた玄米。島のみかんの花が咲き始めた。外にいるとところどころとってもいい香り！今咲くのは早い品種のみかんである。今日は雨降ってのち曇りで、肌寒くてストーブを点ける。半袖で汗をかく日もあるけど、冬のフリースも仕舞えない。先月末の生口島でのイベント中の大風は、大三島では雷に土砂降りだったのだそう。年明け最初の雷が鳴ったら「虫に気をつけるように」と近所のおばあちゃん。冬の間すんとも言わなかった虫たちが現れ始め、雷が鳴るのを境にミミズ、ムカデ、蛇が出てくるのだそう。住んでいる辺りはハミ（マムシ）もいるそうだが、猪が増えてからは減っているのだって、猪はハミを食べるんだそうだ。明日の満月に向けて順繰りにダウンする我ら夫婦。気温の緩急や、満ち引きや、そんな自然のエネルギーの波はなかなか過酷、でもそれが心地よくもある。寝る前のみくりんと満月前夜の月をしばらく眺める。

おいしいピクニック

因島でのイベント中、翌日泊まりにくるはずの友人夫婦が目の前にやってきてびっくり！自転車でしまなみの大変な距離を旅行中であった。翌日はまーちゃんも一緒に多々羅大橋を渡って、とっても楽しんで帰ってきました。わたしはまだ自転車でも徒歩でも渡ったことがない、とっても近いのに…。まーちゃんは明日東京に帰るので、みくりんとともちゃんと3人で観光へ。まーちゃんの次の来島は未定、島で一緒にお店をやっていくかどうか一度帰って考えるそうです。たくさんたくさんイベントの主力で助けてくれてありがとう。夕刻お世話になったご近所さんにご挨拶していました。

今年も塩もち

島が賑わうゴールデンウィーク。島内で初めて見る渋滞に驚くまーちゃん。西日本一長いという藤棚は今年もきれいに咲いて、長く続く藤まつりも大盛況。合わせて開催された若い企画の参道マーケットも、去年よりずっと盛り上がって楽しいイベントになっていました。申し分ないお天気で、こまっちゃんは8種類のサンドイッチを作って販売。夜は慰労ってことで近所の温泉へ…が、入り口の外まで人が行列していて断念！ゴールデンウィークの普段から想像出来ない賑わいっぷりに、しみじみと驚く。さて、明日はこの春最後のイベント出店で因島へ。3人で仕込みを終えてただ今深夜。おやすみなさい！

始まりの段階

まーちゃんの素晴らしい働きと、ともちゃんとこまっちゃんで明日のイベントの仕込み。素晴らしく美味しいマヨネーズと、素晴らしく美味しいタルタルソースが出来る。これまでお店は閉まっていく一方だったけど、新しいお店が出来るのはやっぱりいいなあ、と地域の方の言。わたし達だけでなく、何人もの友達が新しい場所を開業予定だし、この先もその流れは止まらず大三島に色んな場所やお店がで出来る、今はその始まりの段階なのでは？とこまっちゃん。必要な什器のリストと候補の品をリストにするともちゃん、ゴールデンウィーク明けにリストが必要って、そうだったっけ、やや焦る。が、楽しい。

かみりん

２日続けてイベント出店。前日の生口島は暴風、翌日の弓削の強風ではテントの骨が歪んでしまった！上島町のマスコット、海の神様「かみりん」が登場。近くで見てほんわかする。いつもは子守りで留守番のともちゃん、久しぶりにこまっちゃんと夫婦で出店。出店者が増えている事にも、それでも変わらず出店者同士が仲の良いことにも、主催する友人夫婦の継続する力にも、変わらず柔らかく温和な人当たりにも、久しぶりの弓削ではいくつものピースフルがまぶしかった。ともちゃん、生口島ではちょっとだけ歌を歌う。こまっちゃんもまーちゃんも美味しいものを作ってくれて頑張った数日。イベント出店はまだまだ続く。