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2024/07/08
前方に濃霧
急に暑くなって、厨房で人語を失う我ら。人としての人格をも失っているかもしれん。数日前の朝、濃霧でフェリーの欠航の放送があって、その後出かけたら、海の上を、濃霧の大蛇みたいのが、「のた〜〜…」っと、島と島にまたがってゆっくり動いていた。あんなの初めて見たよ!この写真奥の白のかたまりが、「のた〜〜…」と陸に上がると、視界がふわっっと白くなるんだが、すっぽり包まれたら、何も見えんな!山の上から撮ると、スケール感も相まって異世界な雰囲気があったんだけど、歯医者に遅れそうだったので、そこらへんでパチリ。夫婦間が険悪になるにつれ、体調を崩してなかなか良くならないみくりん。反省して、家などを磨く。湿気!湿気!カビ!瀬戸内の梅雨の湿気はかなりすごい。でも、毎日霧が出る地域は、もっとすごいのかもしれん…。あくる日、晴れた朝は、すっかり海が濃い夏色になっていた。夏色、そういえばそんな曲あったね!なんとなく思い立って、無料の習い事を始める。すぐに顔を覚えられる人数しかいないので、お話も、それぞれの方のお話が聞けて、なんか、本当に、素晴らしい方々ばっかりなのかなあこの島は…そんな訳でもないはずなんだが…。プリミティブで、嘘がない。こんなプリティな人柄の方々に、なかなかお目にかかれないはずなんだがなあ…。島にいると次々お会いする。すごい。
2024/06/18
もりだくさん、夏へ。
6月はもりだくさん。大山祇神社の神事である「一人角力」にあやかって、境内にて、島の子供達の東西分かれた相撲大会が開かれた。一等賞はアラジンのオーブントースター、プラス大きなケースいっぱいの生活雑貨などなど、豪華絢爛。砂を運んで、立派な土俵を作ってくれるのは、島の青年部の方達で、みなさんの働きの恩恵ったら、ありがたいこと凄まじい。みくりんは一回戦敗退。ぽろぽろ泣いていた。PTAの市のバレーボール大会。こまっちゃんとともちゃん、参加。実は、みくりんが小学校に上がる前から、他のお母さんに「PTAの保体部に入ったら、バレーボールをしなければならない」と聞いていて、「保体部?」「バレーボール?」「??」となっていたのだが、バレーボールしたさに保体部に入ったら、バレーはコロナでずっと中止続きだったのでした(実際には希望制だった)。やっと昨年再開、今年は2度目の参加。「レクバレー」と言って、懇親目的のスポーツなので、普通のバレーとはルールも違うし、そもそもボールが違う。怪我しないように、ふわふわ。楽しい!あまり貢献できなかったけど、楽しい。こまっちゃんは元バレー部なので、頑張ってました。5月ももりだくさんだった。4月も…。ずーっとずーっと、休みの日はとにかく休むばかりで、何か新しいことをしたりしなかったし、誘いがなければ自分で動こうとしなかったが、何か、今年の4月で、大きくスイッチが変わったような感じがした。休みに、家でずーっと休んでなくても、大丈夫な気がする。動ける気がする。っていうか、動かないと、本当に、体が、やばい!!!!!子供が寝た後、夜しばらく起きていると、お腹が空いて、また自分で作るつまみが美味くて、一人飲むお酒が美味くて、風邪引いて痩せた正月ころと比べて、3.5kg太ったよ。ぐ…くぅ………。顔の形が変わるのが嫌…。最近仏教に興味があって、図書館でたくさん本を借りる。面白い…読んでいると難解さのせいで心が落ち着く気がする…。こまっちゃんは、けんかになると、「悟りが開きたいなら、もう少し勉強したものを関係に生かせよ!」と、わたしの学びをディスってくる。ぐ…くぅ………。違うのだ、わたしは、「ゴータマ・シッダールタ」さんという、スキンヘッドの美青年(願望)、彼そのものに興味があるのだ。…もちろん悟りは開きたいが…。なんとなく、「北欧神話は、ゴータマさんと関連があるのでは?」という気がして、北欧神話の本も読んだ。全く関係なかった。でも面白かった。
2024/04/16
桜、桜、ありがとう
今年の桜は本当にきれいだーー!!!きれい!きれい!毎年このくらいきれいだったのかな?わたしがちゃんと見ていなかったのかな?大三島の外に出かけて、大三島に帰ってくると、「別格じゃね…」と思ってしまう。美しすぎて。桜の種類も多くて、散り際も、新緑のコラボレーションも、美しい…。今年はお花見をちゃんとしたので、心が豊かです。もう3回くらいしたいけどね!さすがに無理か!みくりんは4年生に進級。いろいろありましたが、ひとつずつ、自分の力に変えて、きっと想像もできないところまで成長してしまうのでしょう。こどもたちよ。わたしは、今までも当たり前にあって、全然見ようとしていなかった、見落としていた、色々なことを、改めてちゃんと見ようとしたら、それだけで時間があっという間にたってしまうのかもしれない。普通に過ごしているだけで。野の花が、無限のようにいっぱい。写生したい。そんなこと言っている間に、季節が変わる予感満々。
2024/04/03
春です。
みくりんが気まぐれに植えた球根が、咲きました。咲くもんだな!春です。行楽のお客さんも、海外のお客さんも少し増えて、野花も美しく、茶色い山に、新緑がぷちぷちと可愛い。気持ちが良い大三島!でもお天気の悪い日が多いね。みくりんは4月で小学四年生に進級。子供の脳みそから、身体から、能力的にも、知覚能力的にも、認識レベルがぐぐぐっと深く複雑になり始める年齢。自分、こんな感じだったかな…?彼女が新しい感覚にぶつかるたびに、少しでも彼女自身の感覚として獲得して、自信を持てるまで、その過程に一緒に寄り添えたらいいなあと思っている。一人っ子だから、寂しい思いをさせているかもしれないのは可哀想だけど、一人っ子だから、時間をとって話を聞いてあげられるのは、利点かなあ。話をちゃんと聞いてあげられると、自分でどんどんもやもやの糸口を見つけて、理由を理解して、「分からないことがこのくらいある」と、マップを描くので、「ひょえ〜〜」と思って聞いている。自分、こんな感じだったか…な?
2024/01/09
書き初めだ
2023/12/24
カンパーニュ
島の方から、「大三島には昔、鹿がいた」というお話を聞いた。鹿!大三島に、今「島民より数が多い」と言われている猪は、夜道に遭遇したり、食べたりするので馴染みがあるが、鹿がいたことは聞いたことがなかったので驚いた。今、全くいない。
パンのご予約を頂くことがある。お電話で、以前食べて美味しかったから同じものを…と思っても、名前が出てこないことがある。「カンパーニュ」は、正式には「パン・ド・カンパーニュ」、フランスの伝統的なパンで、「田舎パン」という意味だということになっている。日本において、伝統的なハードパンは、随分浸透したとはいえ、島の食卓においては、どうやって食べるのがおいしいか、いつ食べればいいか、ハードパン自体にまだまだ馴染みのない方も多い。
「カンパーニュ」は「カンパニー」。大きく焼くセミハードパンで、語源に、「共に食事を食べる」という意味がある。つまり、「一緒に食べるものを分かち合う人々を仲間と呼ぶのだ」、という、この単語には体感が詰まっているのである。
冒頭の鹿のお話。現在、大三島に鹿がいないのは、島の人が食べちゃったからである。戦後の食糧難を、島の恵みが養ったのであった。お話をして下さった方は当時小学生で、お友達と山に入って、鹿をふもとまで追うのを手伝ったそうだ。
仕留めた鹿を、大人の人が「その場で捌いて」「細切れにし」「それを人数分の山に分けた」。
言うまでもなく「カンパニー」は今、「会社」という意味で使われる。わたしの学生時代が終わって社会に出ると、日本は十分経済的に成長していたから、「会社」というのは、血も涙も無い、利潤を追求する組織だと思っていた。今、こうして、島の方のちょっとしたお話を聞きながら、もともと知っていたはずの単語が、言葉と知識がつながって、本当の意味が分かりそうになっている、いろんなものが自分の中で繋がろうとする、あ、そうか、みんなで獲ったものを、誰もに平等に分けることを、当然と感じる人たち、が、仲間なんだ。本当は、「会社」がそういう意味なんだ。それは、なんだか、とても心が気持ちが良いことで、「カンパーニュ」を切り分けながら、わたしはこのパンの意味を、この島にいるおかげでちゃんと理解できるようになってきていることを、とても有難いと感じるのです。
【訂正】お店からお知らせ
年末年始の営業日
12/28(木)、29(金)、30(土)…営業
1/4(木)、5(金)、6(土)…休業
11(木)、12(金)、13(土)…臨時休業
2週目より営業再開予定でしたが、店主が仕込み中に足の甲を骨折してしまい、予定通りの再開ができなくなってしまいました。
来店を予定されていたお客様には、大変申し訳ありません…!!
再開は18日(木)を予定しています。
骨折自体は、大変軽度です。
どうぞよろしくお願い致します。
2023/12/04
まるまど、動画デビューですよ
お店に撮影に来てくれたのは、確か10月頃だったか。パン屋さんの厨房に密着して動画を撮って、YouTube上で作品を公開している映像作家さんが、どうしてかうちのパン屋さんに取材を申し込んで下さったのだった。彼の名前は渡辺くん。この彼のチャンネルで公開されているパン屋さんは、パン好きなら知らぬ者のいない、日本の名だたる名ベイカーばかり……!!なぜ!すごい!すごいけど!なぜ!いいの?!良いかどうかは分からないけど、すごくすてきな作品に仕上げて下さいました。ぜひ!ぜひ愛でて下さいませ。こんなねえ、早朝の仕込みからやって来て、深夜の仕込み終わりまで密着してドキュメンタリーを撮影して下さるような、そんな奇特な方、二度とおらんと思います。我々にとっても貴重な記録です。ありがたい…。渡辺くんは、訊けばこんなところにコネクションのある、あんなところにもコネクションのある、ひっじょーーにユニークな経歴をお持ちの青年で、日本のみならず、世界のパン屋に密着してドキュメンタリーを撮り続けているのですが、その集大成と呼べる作品をも準備中だとか。お話しを聞いていて、わたし達のやっている天然酵母、発酵種のパンについて、日本における発展のいきさつについて、興味深い、我々の未知の知見を、たくさんお持ちでした。非常に勉強になりました…。渡辺くんのチャンネルでは他のたくさんの、「あの」パン屋さんの厨房の、熱い映像が見られるんですが、いや…面白くて時間を忘れて見入ってしまいました…。どれも違う。でもどこか共通する。いや、すごいなあ…と思ってから自分ところ見ると…ゆるふわ系ですね。うちは。ゆるふわ系なんじゃないかと思いました。大学生時代、パン屋(サンマルク)でバイトした頃、「パンを作る人にはなぜか悪人がいない…」と思っていましたが、改めて、パン職人には共通する何か、なんか素敵な、何かあるなあ。ううむ。なんと言えば良いのか。
2023/11/13
第2回まるまど会議
ともちゃんA(以下A):さて本日は、続・まるまど会議でございますよ。
ともちゃんB(以下B):このブログがすっかり停滞してしまっている件について、今後どうするかを話し合うんです。
ともちゃんC(以下C):話し合うってってもなあ。
B:一人だし。
C:わたし一人で会議。
A:頑張るんですよ!
B:そもそも、スタート時は目的とターゲットが明確だったんですよ。
A:そう。
B:一番最初の転職〜移住までの流れをね、ドタバタを、知人友人たちと共有しようと思ったんですよ。全然経緯を知らなかったらびっくりするだろうと思ったし。
C:実際、最初から読んでくれてる友人は、移住するまでのセクションで「めっちゃドキドキする…」って言ってたし。
B:あまりにも先行き不明瞭だったから。
A:そして移住して以降は、「こんな感じで暮らしてますよ」と、お便りのような、わたしたちの居住していた東京の知人たちへ、安否報告のような気持ちがありました。
B:今ね、ここにきて、改めて何を語るか。
C:今日は閣議決定したいなあ。
A:したいけどなあ。
B:するかなあ。
A:ひとつ言えるのは、今大三島は一種の転換期だと思うんですよ。わたしたちが移住してきた9年前は、まだ移住者が目視できた。
B:頭数が少なかったからね。
A:今現在、すごく増えているので、全然把握できないんですよ。数も。何してるとか。
B:宿をやる人が増えてるみたいだけどね。
C:あとは農業系かな。
A:そして、9年前くらいなら、「移住してきて、都会の価値観とこんなギャップがあるから、こんなことを考えて生活してるよ」みたいなことが、ひとつの経験としてシェアする価値があったかもしれないんだけど、今、ほんと多様なんですよ。
B:移住者それぞれのスタイルがね。
C:スタイルが多様。価値観も多様。
A:だから、「わたしたちはこうしてます」っていう方法が、それはそれがいいと考えてやってる部分があるんだけど、他の人はまた違ったスタイルで生活しているし、違った価値観で島の人と触れ合ってる。
B:自分たち以外の人たちにとって有益か分からないんだよね。
C:却って妨げになるかもしれない。
B:「そういうやり方しないといけないの?だったら自分には合わなそう」と思われるかもしれないし。
A:ともちゃんの、あるいはまるまど夫婦の個人的な感覚としては、「都会的な価値観」と「島の価値観」はものすごく違う、と思ってるんです。そもそも「都会的な価値観」を絶対的なものと思ってなかったわたしたちには、対極のような「島の価値観」から得る発見が、ものすごく多かったんだよね。
B:でも今や、「都会的な価値観」で島暮らしを始める人も結構いると思うんだよ。
C:それが可能な社会に、ゆるやかに変化してるからなのだろうと思うけど。
A:それが分かるからこそ。
B:ねー!
A:わたしたちの感性で島の生活を切り取ると、すごく偏ったものになってしまうんじゃないか、という危惧が、ちょっとあるんですよ。
B:ねー!
A:だから、わたしの立ち位置としては、「都会的な価値観」にすごく染まって生きてきた半生と、そうじゃない「島の価値観」を積極的に受容しようとしたここ数年があって…なんと言うの?
C:留学生みたいな。
B:ダブルスタンダードみたいな。クロスオーバー?クロスカルチャー?
C:オーバーカルチャー?
A:キャリーオーバー?
C:違う。
A:ギャップをね、自分が体験したくっきりした違いみたいなものは、まず自分が経験してきたそもそもの文化について、言語化できないと、表現できないんですよ。
B:「都会的な価値観」について、それがどういうものであるか言語化できていて、初めて「島の価値観」を客観視することが可能だと言うことね。
C:そして、さらにそこから、どこがどう違うのか、その差異を、一方に偏見せずに言語化するという。
B:「島の価値観」を、まず最低限の基本的な部分だけでも、言語化できるレベルまで理解する、ここまでが、すごく時間のかかる部分だったんだな、そもそも。
C:9年かかる。
A:9年かかるわ。それでもまだ分かんないし。
B:多分ずっと分からないことかもしれない。これは「日本人とは」に通じる概念かもしれないし、「西日本文化とは」かもしれないし。
C:どっちかと言うと、東京の資本カルチャーが異質なんだけどな。都市に置かれてる資源がそもそも限られてるから、金銭の価値がどうしても頭の中で爆上がりしてしまう。
A:だから「まるまど日記」は、すごく難しい、難しいんだけど、「都会的な価値観」と「島の価値観」どちらも体験した立場から、「だから今こういう価値観でいる」ということを、なるべく客観的に語るものでありたいなあ。
B:もちろん、客観に徹するなんて無理なんだけど。
A:結局は主観なんだけど。
C:わたし達にとって、島で不特定多数の人と一番関わる機会があるのはお店です。だからわたしたちの主観とは、大三島で、パン屋さんという場を通して、触れている人々を通して得たものになる。
B:だからわたし達が知ってることって、まず、うちのパン屋としてのスタイルがフィルターとして存在しています。やっぱりうちのお店が提案している価値観に共感してくださる方が買いにいらして下さるので。
C:だからそういう意味で、そもそもわたしたちが得る情報は、バイアスがかかっていますよ〜と。
B:あとは地域の集落の方々。
A:あとは子供の、小学校の関係の方々。
B:もうそれで全部だね。
C:だから、とても限られた範囲で生きてるし、限られた範囲で有効な価値観で、わたしたちはそれ以外の場所に普段行かないし、今後も多分、行かない。
A:そういう、限定した世界で見つけた、わたしたちの、きれいに磨かれつつあるひとつの個人的な価値観、と、そういう感じですかね。
B:だから、他の方にとって、これが意味を持つのかどうか、分からないです。
C:でも、なるべく客観視して、なるべく嘘をつかずに書くことが出来たら、何かこう…一種のフィールドワークとして、価値を持てばいいなあ、と。
B:そんなところですかね。
C:そんな気持ちです。
A:豊かさってなんだろうっていうね。
B:そういう、都市と島のギャップの間で磨かれた、場所が変わっても時代が変わっても、価値のあり続けるもの、輝くもの、そういうものを、「なぜそれに価値があるか」、都市生活者にも、そうでない人にも共感できる言葉で、日々の生活の一部から、客観的にお見せすることができたら、このブログはすごく良いんじゃ無いかと思います。
C:そうですね!それで行きましょう!
A:言う程簡単かな…。
B:乞うご期待!
C:まるまど日記、続きます!
2023/11/10
第1回まるまど会議
ともちゃんA(以下A):道の駅でざくろ買ったのよ。めずらしい!
ともちゃんB(以下B):大三島で売ってるの、初めて見たんじゃない?
ともちゃんC(以下C):みくりんが食べたことないだろうと思って買ってみました。まな板の上のきれいなにんにくは大三島の有機農家さんのにんにくです。
A:カレー作ろうと思ったんよ。
B:道の駅で地産のにんにくって、その時期しか売ってないんだよね。
A:「無い季節は、みんなどこでにんにく買うんですか?」って、以前お店の人に聞いたんだよね。
C:うん。
A:そしたら、「島の人は、にんにくのある時期に買って、それを庭に埋めて増やします」って言ってた。
B:「え?」
A:「埋めて増やす?」
C:予想できない回答だったなあ。
A:今日は、そんなことより、この日記が続かなくなってしまったことについて話し合うんですよ。
B:会議します、会議。
C:議題、「なぜ、まるまど日記が続かなくなってしまったか」。
A:原因は分かってるんです…。
B:なに?
A:まるまど日記はですね、約9年間続いてるんですけども、日記の内容について、かなり真剣な夫婦間での討論が、実はこれまでに何度か行われていまして。
B:喧嘩とも言う。
A:その都度、方向性を変えてきたんですよ。
B:そして今現在のテーマは…。
A:まあ、ファンタジー路線といいますかね。「ともちゃん」という狼が、ひつじの皮をかぶってですね、るんるんでメルヘンの世界を歩いている。
B:悪者のいない、地獄もない。
C:実際ないけど。
A:リアリティよりも、美しい部分、明るい部分にフォーカスして、日常を切り取ろう、と。
B:誰もが好感を持てる内容でいこうと。
C:マーケティングの手法で言えば「子供」「女性」「動物」に準ずるような。
A:そして、それではいよいよもう、ルーティンになって、「ともちゃん」が飽きてるんですよ…!
B:なんということだ…!
C:こまっちゃんは何て言ってますか。
A:彼はメルヘン路線で満足してるんですけど。
B:「ともちゃん」がひつじの着ぐるみの下で、ぶるぶるb…って震えてるんですな。
C:脂汗だらだらかいて。
A:「ジ…ジンギスカンになっちゃうよ…!」
B:あと、もう一点、ともちゃん今、noteというSNSにアカウントがあって、1万字超える超長文を日常的に書いてるから、そっちのベクトルが重くなっちゃってんじゃないの、と。
C:こまっちゃんの疑念です。
A:探さないでください!!
B:正直、お店のプロモーション的なことではさ〜今やinstagramがさ〜。
C:こまっちゃんが完璧に引き受けてくれてるから。
A:正直、ここで何をやっていいのやら。
B:であるからこその、会議です!!
A:ぶっちゃけて話すと、大三島に移住した当初は、いろんなカルチャーの違いというか感覚の違い?を、日々調整するという感じだったんですけど。
B:だから書いていいことと書くべきでないことがあることが、あまり理解できてなくて。
A:例えば、「今日買い物してたら、こんな人がいました〜」みたいな投稿は、都市だと匿名だけど、島だと、それは誰かの知り合いだから。
B:みんな繋がってるから。
C:みんなどこかで、親戚だったり、先輩後輩だったり、兄弟姉妹の同級生だったり。
A:このことにまず驚いたってのものある。
B:だから「ネガティブなことは書かない」と、まるっと決めたんですよ。
C:そうやって決めてしまわないと、自分たちのことを書くのに、書き進められなかったんだよね。
A:でも9年たったところで、だいぶ。
B:だいぶ。
A:判断がつくようになったのではないかと。
C:そうかなあ〜〜〜!?
A:大人になったのではないかと。
B:大人の階段登っちゃったのではないかと。
C:ど、どうだろな〜〜〜〜〜!?
■第2回まるまど会議へ続く。
2023/09/28
2023/08/28
ゆる夏のブログ
お店の夏期休業のお休みのお知らせをせず、しないまま営業再開となりました…すみません…このブログの役割は、一体何か。島のワンシーンを忘れた頃にお届けする、超ゆるブログでございます…。店舗の情報はインスタでどうぞ…!ということで、今年の夏は、まー!前半は風邪ひいてばっかりで。どうなることかと思いましたが。風邪も流行ってね、しんどい風邪でした。昨日、夏休み最後の日曜日、お友達と、最高の海遊びが出来ました!朝から泳いで、砂浜で食べるカップラーメンは最高だね。今回行ったビーチは全然クラゲもいなくてね。普段カップラーメン食べ慣れないので、「カップラーメン選んで」と言うと、みくりんは何故か直感で選んだはるさめがお気に入り。夏休みの宿題のうち、後回しにされたもののやってなさ加減(cf.毎日つける一行日記)に親子で悲鳴を上げて、驚き、慄き、を通り越して解脱…。「生きててくれたら良い、か…」。したい勉強は、周囲が止めてもする。健康なら、その時が来た時、したいだけ出来る。と、言い聞かせてる。自分に…。