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2020/12/31

いつのまにか年の瀬の瀬


おかげさまで、本年も無事年の瀬を迎えることが出来ました。日頃おいで下さるみなさま、遠くからお越しになる方々、温かく見守って下さる近隣の方々、お店のお手伝いに来てくれる女子方、ありがとうございます。みなさまのおかげで、まるまどはいいお店になっているなあと思っています。わたしはお店に立つのがいつも楽しいです。今年、こまっちゃんのパンはずっと美味しくなったように、売り子としては思っております。最終週はそれはそれは素晴らしいスペシャルなパンを焼いてくれました。本当に嬉しかったです。お店の大掃除を終えたら、お店の戸の向かい側は満月でした。これからも、今年以上に体を整えながら、長く歩めるようにしたいな、と思いながら、自宅の大掃除、がんばります。

2020/12/16

ももたろう、煙、


 ある日、山のてっぺんのクリーンセンターにゴミを持って行ったら(毎週2回持って行ってる)、着いたところで車から煙がもくもく出ていて、「え…なんだこれ…」と思っていたら、クリーンセンターのおじさんたちが皆んな駆け寄ってくれて、ともちゃん車のことが全然分からないんだけど、ボンネットを開け、中を見て、下をのぞき、警告灯を確認し、トランクのゴミも捨てていてくれ、「すぐ持って行った方がええよ、ゆっくり走れば大丈夫」と、送り出してくれた。ああ…。なんて優しいおじさんたち!いつもいつもありがとうございます。車はラジエーター取っ替え、代車を貸してもらったら、みくりんが早速ぬいぐるみをフロントのところにぶっ刺してカスタマイズしていた。先日はみくりん、こども園の発表会。ここ2週間くらいの間、「お父さんが死んじゃったらどうしよう」「わたし死なない体がほしい」「死んでもまたお父さんとお母さんのところにみくりって名前で生まれたい」と言って、毎日めそめそ泣くのです。「お父さんがお父さんで、お母さんが同じ金髪で、同じお家に生まれたい、同じお家で台所が片付いているお家に生まれたい」と、泣きながらさりげなく自宅の台所が片付いていないことを指摘される。オーケー片付けようか。どうやら、発表会のももたろう劇で最後に歌う歌が、死ぬことを考えてしまう歌詞だったのだそうだ。それを発表会の前々日に聞かされ、原因が分かって腑に落ちるとともに、当日ずっと難しい顔をしながら一生懸命歌う我が子を見て、すごく歌詞をよく聞いて、感じて、毎日泣くほど感受性を動かして歌っているんだなあと思って、胸が詰まりました。詰まったどころでなく、カメラを構えながらぼろぼろ泣きました。今年はどんどん背も高くなったしね。夏110cmの服着てたのに、120、今130cm着てるもんね。おいおい。小学校は制服です。何センチ買えばいいんだか。ああ!小さな頃は、道路に飛び出そうとしたり、浜まで3mくらいのある高さの堤防で走ろうとしたり「あんた死んじゃうんだよ!」と言ったところで何ひとつピンと来ていなかったけど、成長している、本当に、人が成長しているところを見せてもらっています。

2020/12/06

やる気のもんだい

 



16日の洋らんセンターのイベントで買った青パパイヤ。因島でオーガニックで育てている人がいるらしくて、大きなひと玉を700円で買った。青パパイヤを買うなんて初めて。調理するのも初めて。タイでソムタム食べたのと、沖縄でパパイヤチャンプルー食べたのしか、青パパイヤ料理を食べたことがないので、パパイヤチャンプルーにしようと思って切ってみたら、中は宇宙みたいになっていた。ぽこぽこしたのが種になるのかな?そしてとっても美味しい。みくりんもよく食べる。大きいのでまだ無くならない。でも傷まない。お店で店番していたら、まるまどの開店初日を手伝ってくれた島の青年こりんくんが、山からたくさん採ってきたでっかい蔓性植物を一本くれた。赤い実がたくさんついている。棘もたくさんついている。これでリースを作るか、このままぶら下げて「スワッグです」ということにするか、自然な枝の状態以上にかっこいいリースが、ともちゃんに作れるのか?いかに?たこに?あわび?

2020/12/01

年末年始の休業のお知らせ

年末年始は、

31(木)、1月1日(金)、2(土)

を、お休みさせて頂きます。


新年は、7(木)からの営業です。


どうぞよろしくお願い致します。

こつこつ日記


 日曜日は弓削島の古民家で行われるヨガ教室に誘っていただいて、親子3人で早起きして行ってみた。ともちゃんは人に教わってヨガやるのはマタニティヨガ以来。だから6年ぶり。マタニティヨガが5人中一番不出来だったので、今回も全く自信がなかったのだけど、思った以上に集中できて良かったでした。時々瞑想しているのが良かったみたい。これまでの人生で一番!呼吸と動きがちゃんと合っていた。こまっちゃんは毎朝、決まったポーズで体を起こしてから出かけている。そしてまた会場の古民家も素敵であった。現代に建てられたお家とは考え方の違う間取りなので不思議な感じだけど、栂(つが)の古い大黒柱たちのせいか、要塞に守られているような、妙に落ち着くのでした。ヨガが終わった後、弓削のお友達に会いに行く。翌日は再び親子3人で整体へ。こんなに体のメンテナンスしちゃって、ともちゃんすっごい元気になっちゃうのでは!?と思ったら翌日は全身だるくてぼーっとしていた。でも不快感はない。先日から、1日に何度も虹がかかったり、彩雲のようなものが何度も見えたり、雲たちがむちゃむちゃ綺麗だなあと思っているんですよ。先週はめずらしく取材を多く受けさせていただきました。今年の残りわずか、気持ちを整えて、目の前の小さなことをこつこつ取り組もうと思います。

2020/11/16

太った。ダイエット1日で終わる。


 日曜日、向島の洋らんセンターへ。1年振りかな?最高に穏やかな、暖かい日和。知ってる人がたくさん出店している可愛らしい市があったのでした。みくりんは居合わせた子供たちとずっと木登り。芝が敷かれた園庭の広場がとても気持ちが良くて、紅葉に西日が当たって綺麗だった。コーヒー飲みながら、甘いものを食べながら、丁寧に作られたフードを、子供たちが遠くで遊んでいるのを見ながら頂く。月曜日、みくりんは就学時健診で小学校へ。ともちゃんも説明を受けに、そして学用品を揃えるために小学校へ。こちらはどきどきそわそわはらはらしているけれど、子供たちは楽しそうに遊んでおりました。いよいよ、筆箱とか、下敷きとか揃えるのかね。体育着は今日買ったよ。早速家で着ていたよ。早くない?そんなもん?この感じ、何かに似ている…あ、出産準備だ…。

2020/11/09

この木なんの木

お庭の木がとなりの畑の邪魔になっているということで、ネットで道具を注文して先日こまっちゃんが頑張って枝を切ってくれた。そして大きく育った庭の木がどんぐりの木だったことに、6年目にして初めて気づいた(正しくはどんぐりの木と名の分からない木の集合体)。いつの間にか、わたし達が剪定出来る範囲を超えて大きくなってしまったので、いずれはプロの人に強剪定かなにか(すぱっと短くすること)しないといけないかも、どうしたものか…。日曜日の朝は、こまっちゃんは消防団で備品の点検。シチズンによる消防をサポートする活動です。みんな仕事しながらで大変だと思うのだけど、すごく意味があることのように思います。ごくろうさまです。その時うちの車の整備をしてくれている方が、うちの車がそろそろ限界だということを教えてくれる。大三島に来てから買った、中古のタントちゃん、わたし達の人生初めての持ち車、買った時8〜9万キロで今16万キロのタントちゃん、部品を替え替え、なんとか長らえてる愛車のタントちゃん、みくりんも大好きなタントちゃん…どうしたものか…。

 

2020/11/05

新しい眼鏡

photo by miku-ring

柿、柿。先日買ったみくりんのお弁当のリクエストの柿に大三島産の太秋を買う。初めて聞く名前で初めて食べたけど、非常に美味しい!サクサク系の柿はもともと好きだけど、初めてのサクサク感。大三島の名も無い柿の倍以上の値段だけど、味も倍以上。その次は名も無い柿。今日は内子の富有柿。眼鏡、新しい眼鏡が出来たので取りに行って、かけ始めて10日くらいたつんだけど、3人くらいに「眼鏡変えましたね!」と言われたきり、会う人会う人に何も言われない。自分では、似合いすぎて、違和感が無さすぎて、何も言われないのかな…?と思ってるんだけど…。ということで、みくりんに大人の撮る写真ではあり得ない距離感で撮られた写真が、見たことない感じで新鮮に驚いたので載せておきます。再来週には小学校の健康診断だってさー!ランドセル、とうとう買いましたよ。1年前から「むらさきがいい」と言って、2ヶ月前に陳列されたパープルのランドセルを指して「これがいい」と言って、先日ランドセル売り場で同じものを指差し、即決。ブレない。なんでそんなにブレない?子供なんて、前に欲しかったやつなんて忘れてしまうものじゃないの?誰似なんだろう。

2020/10/28



寒い、朝晩が寒いわ…。お庭の木の枝が随分伸びて、このお家に来た頃と比べたらだいぶん大木になってしまった。お休みの日にこまっちゃんが頑張って枝を切ってくれると、かわいい鳥の巣が出てきました。今日は保育所でこども達のハロウィンイベントを参観。こども達が自分で作った衣装がかわいくてかわいくて、アイデアにもデザインにもメロメロでした。季節が移り変わっていく真っ最中。お米を美味しく感じるようになって、ついお代わりしてしまう。島を走っていると、柑橘畑に橙色がぽんぽんとオーナメントが飾り立てられているかのように実っている。今年はもともと裏年で実りが少ないのだそうだが、今年はそれでもさらに出来が少ないのですって。どうしてかな?気候のせいなんだろうか。
 

2020/10/19

デート


 月イチ恒例の夫婦揃って整体で、午前中は尾道へ。その後お昼を食べるところを探してうろうろし、ゆっくりごはんを食べ、尾道水道沿いでのんびりコーヒーを飲んで、おやつのドーナツは美味しいし、天気は最高だし、観光客のような気分。そして前から「あるなあ」と思っていた眼鏡屋さんに入ってみた。若い人がオリジナルのセルフレームを作っている眼鏡店。跳ね上げのサングラスも作ってくれるというので、新しい眼鏡と一緒に注文してしまった!ずっとずっと、しまなみ街道を走るたびに、太陽の角度によってはとても運転しづらくてサングラスが欲しかったのだ、しかも跳ね上げの。日常生活でサングラスを使うのは気恥ずかしくて持ったことがないのだけど、眼鏡が無いと何も見えないわたしが必要な時だけ使える、眼鏡に取り付ける跳ね上げ式サングラス。ほっほーい!出来上がるのがすっごく楽しみ!そして本屋さんでみくりんの2冊目の数字のドリルを買って帰る。最近、ひらがなと数字のドリルをがんばっているみくりん。朝早くにひとりで起きて、楽しそうにやっていたりするから驚く。

2020/10/13

出番待ちキャリー

 

気がついたら、みかんの極早生(ごくわせ)っていう一番早い品種が出ていて、もうみかんの季節が到来か〜とぱくりもぐもぐ。温州みかんみたいなのだけど、それより早い時期に成るみかんが早生みかん。それよりもっと早くに成るのが極早生。早生みかんは少し皮に黄緑色が混じった色をしていて、少し酸っぱい。早起きしたみくりんの回りに皮が散乱してて、「5こ食べた…」という告白。やめなさい!またお腹下しちゃうんだから!いちじくは品種が多いので、まだもう少し食べられそう。黒いちじく、本当にとろける…もぐもぐ。夏のぶどうより、秋のぶどうの方が甘くて美味しい気がする。ぶどうは先週でもう終わっちゃったみたい。栗のシーズンももうすぐ終わり。去年大変美味であることを発見した栗の品種、銀寄(ぎんよせ)、今年はこまっちゃんがバケットにしたのを食べた。さすが銀寄。大きくて味も香りも良い。小さい栗を家で栗ご飯にする。栗の小さいのも味がしっかりして美味しいらしい。栗によるのでは?でも大三島の栗はあたりばっかりだ。美味しい栗ご飯になった。もぐもぐ。だけどみくりんは「栗ご飯好きじゃない」と言う。うーんお子様にはこの秋の味覚の贅沢は分からんか…と思いつつ、自分で剥いて自分で食べる栗ご飯ってのもせつない。こまっちゃんは仕込みで夜も帰らない。もぐもぐ。良いお天気の日は、本当に空気がいい匂い。みくりんは今日、保育園で連れて行ってもらうお散歩で使用する、どんぐりを入れるためのバッグを作ったらしい。sounds happy.

2020/10/08

アヴちゃんのおかげ


 昨日の虹。家の前できれいな夕焼けだなと思って見上げたら、雨降ってないのに虹があるのでびっくりしてしまった。お分かりになるだろうか…特に下の方は、きらっきらのきれいな虹色だった、このiPhoneの写真には写ってないけども。最近の空は美しすぎないか?地球さんになんかあったんだろうか。最近YouTubeで『The First Take』というチャンネルがあるのを知って、そのアヴちゃんの火炎を見た翌日。「うーん…多少頭がおかしい人と思われても、多少ぶっとんでると思われても、多少協調性がないと思われても、多少共感し難いと思われても、自分が大事に思うことは、『大事だと思う』と表現しないとだめだ…」と思った。でないと、もし道端でアヴちゃんに会った時、わたしはちゃんと目を見て話せない。自分を偽って、自分でないものを装ってその場をやり過ごすようなことをしていたら、わたしはアヴちゃんと対等に存在する方法を失ってしまう。自分のものでないトーンを装うのがその瞬間は波風を立てないいい方法に思えても、続けているうちに、周りも、自分すら装ったトーンでいることを当たり前に思うようになってしまう。「yesと思えないことは、どんなに力説されても、理解してあげたいと思っても、協力してあげたくても、わたしはyesと言えない…しかしその妥協の出来ないラインがわたしの持っている感性の輪郭で、それはユニークなものなのだから、それは『どうしたって、自分でどうにも出来ない、しかしそれはわたしの形である』、と、まず自分が全面的に受け入れるしかない。そして、『わたしはyesとは言えません!ぱしーん(平手)、さよなら!』ではなく、『わたしはそれにyesと言えません。じゃあそこであなたはどうしますか?わたしたちはどうしましょうか?』と、対話をし続けよう、ニュートラルに対話を続ける姿勢を持ち続けよう。」という、次のともちゃんのあり方の目標が立ちました。というか、ともちゃん思春期からずっとマイノリティだったのに、保護者の身分になったからって、分別が出来たからって、いい歳になったからって、急にマジョリティにならないよ!くわっ。

2020/09/27

空が広い




本当はこの日記では、当日ないしは前日に撮影した写真しか使わない、というマイルールで一枚の写真とテキストという組み合わせで書いているのですが、使おうと思っていた写真を使うタイミングを逃してしまったので、ルールを変えてここで数日前の写真を三連投…。よく晴れ、よく雨が降り、お庭でポテトチップスを食べたり、お散歩するに丁度良い湿度。毎日のように鼻を垂らして先生に心配されていたみくりんは、無事に、こども園最後の運動会に出席することが出来ました。こまっちゃんも無事に彼女の活躍を見ることが出来ました。運動会の練習が始まってからほぼ1ヶ月、ずっーと毎日のように「運動会楽しみだなあ!」と言い続けていたみくりん、心残りなく楽しく終えたようでした。ともちゃん、数年前は、運動会の年長さんの活躍を見て「我が子が、あとたった1、2年であのように成長するのだろうか?」と不思議に思っていました。そんな彼女が、運動会の前日、6歳になりましたよ!おめでとう。

2020/09/14

アメリカンスタイル


 お客さんに教えていただいた、ライ麦10%ブレッドのフレンチトーストのレシピ。溶き卵に少しの牛乳、シナモンパウダーと、ナツメグ、クローブですって!そのスパイス入りの液に浸けて、焼いたらメープルシロップを好きなだけ。まずライ麦のパンでフレンチトーストを作って美味しそう、というイメージが無かった、酸味のあるセミハードパンで、酸味が気になるかな?とか固さが気になるかな?と思っていたけど、全く気にならないし、食感は、ふわふわのもちもちであった。溶き卵に砂糖を入れない、というのも、あんまり馴染みがなかったし、スパイスを入れる、というフレンチトーストも初体験。これが……絶妙に美味しい!美味しいです!卵多めのバランスがコツみたいですね。我が家ではナツメグの代わりに家にあったオレガノとカルダモンパウダーで代用。お話ではとにかくシナモンとメープルシロップがマストのようですが、クローブのコクみたいなものが、この独特な世界観を出していると思います。でも、発酵種のパンでフレンチトーストを作るのは「ファンシー」だとおっしゃってました。やっぱりアメリカでも、フレンチトーストは食パンやフランスパンで作るのが一般的だそう。「ファンシー…って、ファンシーグッズしか思いつかないけどどういう意味なんだろう…」と、後で調べて、なるほど、と思う。ちなみにお店のバケットのプライスカードに書いてある英語表記が、「バケツになってる」と言われて非常に恥ずかしかった〜…。× bucket ○baguette

2020/09/06

虹と月と風と


土曜日は遠くで降っている雨の手前で虹が、その雨雲がこちらの島を通り過ぎて虹が、2回現れる。写真はお店の窓から撮った虹のはしっこ。2日の満月から昨日の夜まで、毎晩とってもきれいに大きな月が見えた。家の東に面した大きなガラス戸から月が登っていくのが見えるのだけど、そして夕食中に突然にゅっと庭の向こうの畑の先の屋根の上から飛び出る月に、みくりんは気づくと大騒ぎするのだけど、土曜日のお店の営業が終わって、へとへとで、美味しいものを食べに行こうと隣の島に行って、帰りに海の上に長く影を伸ばしてぽっかり浮かんでいるのが月だったりするのは、何も遮るものなく、空と海とただ月の光だけが目に直進してくる景色というのは、やっぱりこの海辺の島でしか見られない景色かなあと思ってほうっとなった。台風が近づいているけど、今現在風が吹いているくらいで静か。とにかくまとまった雨が降っていないことに農家さんが困っているので、荒れはせず、しかししっかりと雨が降ったらいいなあ、と、それって人間の都合かしら。水を撒いても深く染み込む前に乾いてしまうんですって。
 

2020/08/30

9/26(土)臨時休業のお知らせ

 9月26日土曜日は、子供の通うこども園の運動会のため、店舗営業をお休みいたします。

年長で最後の運動会なので、夫婦で終わりまで見てあげたいと思います。

(上記以外の9月の臨時休業はありません)

どうぞよろしくお願いいたします。

暑いです…


 連日、びっくりするくらい暑いよう…朝、夜、すこーしだけ夏が終わっている匂いがするけれど、体に蓄積している暑さが堪えます。毎年思うけど、島で農家さんやっているおじいちゃんおばあちゃん達とは体の組成が違うとしか思えない。でも去年は夏の始まりが早くて、「白くま」と「三ツ矢サイダー」を繰り返し食べてお腹の調子をおかしくしたのだった、それに比べたら今年は一度も食べてないし、そうこうしているうちに日照時間が短くなってきているのを感じているここ日頃。今年は地元のお祭りもないので、祭の練習もないまま、稲も刈り取られていました。いつもはここで刈った稲わらが、祭で使われるしめ縄になるのです。そういえば前回、お盆後の海遊びをどうするかという問題を問いましたが、近所のお友達が海に行って、ものの数十分でクラゲにさされたそうです。他の人は遊んでいたけどおかしいなあ、と言いつつ、やっぱりお盆までで海遊びは終わりなのね、とこの話には決着が付きました。今日は別の近所のお友達のお庭で、ビニール製の大きなプール遊びに便乗。おとーさんおかーさん、へとへとじゃなければもっと遊んであげられるんだけど…と思いつつ、よそのたくましいお父さんお母さんのおかげで我が子も幸せにそうに育っております。

2020/08/19

スマホ、スマホ

 

お盆の前。散歩の途中に家からすぐの海で近所のお兄ちゃんたちが泳いでいるのを見つけて、服のままジョイン。泳いだり貝を採ったり、まだ明るい19時ごろまで遊ぶ。翌日。今度は水着を持って出かけて、先着していた小学校に上がった保育所の先輩達と遊ぶ。船をお持ちなので、船に乗せてもらったり。みくりん、あんたセレブやんなあ!まだ明るい19時ごろまで遊ぶ。荷物をまとめる頃土砂降りが降って、がばっと海に虹がかかる。お盆。海に入らない方がいいと聞くのと、海に行きたいみくりんとの間で、海のない場所で育った我々にはいまいち判断できず(そもそも関東は新盆だから8月にお盆しないし)、ネットで色々調べたりして、一応海遊びはやめておく。伯方のビーチ(写真)に寄ったらやっぱり泳ぎたがるみくりん。クラゲがいるとか、アブが増えるとか、潮の流れが変わるとか、控えるべき根拠もあるみたいだけど「泳いでる人いるやんか!嘘つき!」と。そうだよね…どうすべきか…。ともちゃんは2日前についにiPhoneユーザーになり、長い長いガラケーの時代を卒業しました。ガラケー時代、携帯には1日中触らないような日が2〜3日続くような生活をしていたともちゃん、なるべく携帯は触らない様に…けれどガラケーで出来たことをiPhoneで出来るようにするのにまず時間がかかったわ。でも今は初めて使うsiriに色々興奮しているところ。写真はiPhoneで撮りました。わー全然きれいやんかー(カメラ買おうと思ってたのにー、一眼レフー)。

2020/08/08

夏休みの旅行

今年の夏は帰省が出来ないので、家族3人で四国の旅行に行きました。高知県の四万十に2泊、四国カルストの高知と愛媛の県境で1泊。四万十川で川遊びがしたくて、選んだのは四万十川に流れ込む支流のやや上流。山間で、くねくね道を通って、きれいな川と森といつでもヒノキのような木の香りで、とにかく満たされた気持ち。川は冷たく透明で、浅くも深くも穏やかなところも急なところもあり、ともちゃんは足(と頭)だけ、みくりんとこまっちゃんはすっかり浸かって満喫しました。「四万十に行く」という話をしたら2人に勧められた「仁淀川」、全く知識がなかったのだけど、少しゆとりがあったので足を伸ばして、不思議と青い水が見られる仁淀川の、雨竜の滝を見に行く。車を置いて、ごつごつしたとてつもなく大きな岩の並ぶ川沿いを歩いて、岩のトンネルをくぐり、両サイドが高い岩の割れ目の間の暗がりに立つと、目の前に上から落ちてくる滝が。割れ目から刺す日の光が、1日の間のわずかな時間、その加減で滝の中に虹が見えるという、その見えている瞬間に滝の前に到着して、虹はすーっと消えてしまった。仁淀川でも泳ぎたいというので、こまっちゃんとみくりん、再び川遊び。本当に美しく緑がかった青の水の中で、身も心も浄化されたような気分。本当に素晴らしい川!見たことのないような景観、仁淀川はまた行きたいと思いました。そのまま四国カルストへ。高原が好きなともちゃん、一度行ってみたかった四国カルストは、高知と愛媛の県境で、山のてっぺんの尾根伝いに、木のない、白い石の点在する草原が広がっていて、もう夢のよう。雲がなかったらものすごい星が見えたらしいのだけど、あいにく一晩中宿は霧の中でした。放牧されている牛を見て、牛が大好きになったみくりん、「しろちゃん(群の中で一頭だけ茶色だった、他はみんな黒色)、くろちゃん、不死身ちゃん、ココアちゃん、チョコちゃん…」など一頭ずつ名前を付けていた。後ろ髪引かれながらカルストを後にし、通過する砥部で器を買って帰宅。大三島に帰ってくると、たった4日間の旅行で、すごく久しぶりに見たような、景色が新鮮に見えたのが不思議だった。島とは違うきれいな景色をたくさん見たけれど、4日振りに見て、わあ…大三島、きれいだなあ、と…。初めて高知に行ったともちゃんは、行って、「四国に属する島に住めて光栄だなあ」と思った。訪れた場所は今まで自分が知っているのとは全然違ったタイプの自然で、傾斜の急な山が折り重なり、森が豊かで、水がとにかく美しく、「ここに来れたのだから人生上出来だ」とまで思った。四国について、まだ何も知らないけれど、四国の魅力にすごく打たれた気持ち。写真は仁淀川です。

2020/07/22

夏季休暇のおしらせ

8月の
6日(木)、
7日(金)、
8日(土)を、夏季休業とし、店舗営業をお休みさせて頂きます。
よろしくお願い致します。

また、お盆中は通常営業致します。
どうぞご利用下さい。

2020/07/21

蝉スイッチ入りました


寒がりのともちゃん、未だにフリース仕舞ってないともちゃん、ついに!今日、暑かった!月に一回家族で整体に通っているのだけど、事情あってみくりんも診てもらっていたのだけど、みくりちゃんは今日でとりあえず終了。施術中2回くらい寝ていた。こまっちゃんは毎回眠りに落ちているらしい。終わったのがお昼時だったので、帰りに因島でご飯を食べようとして散々さすらった挙句に、腹ぺこでお好み焼き屋さんに到着。暑い中歩き回って、後藤鉱泉所のラムネが置いてあって、まず最初に出してくれて、最高!後藤鉱泉所とは向島にある飲料屋さんで、ラムネ以外にもミルクセーキなど今は見つけることが出来ないような飲み物を、瓶で販売している。このガラスの瓶が特殊なもので、今では作れないらしいので、今は後藤鉱泉所のその場で飲んで、瓶を返すということでしか飲めないのだ。だからそのお好み焼き屋さんで飲めるなんて思っていなかったので感動。お好み焼きとねぎ焼きも美味しかった。「いんおこ」(因島のお好み焼きの意)ってうどんが入るって書いてあった、そうなんだ…、もちもちのうどんだった。そんなにしょっちゅう行くわけではないけど、今までいくつかのお好み焼き屋さんに行ったけど、どのお店も味が違う。ここいらはお好み焼き屋さんが多いと思います。数日分をまとめて洗濯して、コインランドリーの大型の乾燥機で乾かすのがルーティンになっている我が家。夕焼けが綺麗そうだったので、待っている間に夕焼けを見に山の裏側の方まで走りに行く。コロナが流行り出した頃、ともちゃんは人生に悔いの残らないように今まで見ないようにしていた韓流ドラマを見はじめ、どハマりし、にわかにハングルを練習し、文化比較の本を読み、韓国の歴史の本を読み、ドラマ熱が引いた今、学生の頃に使っていた世界史の資料集を1ページ目から読み始めている。

2020/07/13

白い小さい小さい花


日曜日、行けるときは毎週行っている温水プール。みくりんとこまっちゃんが歩いても行ける距離にある温水プールに行って、その後同施設の温泉に入って帰ってくるのだが、ともちゃんは初めてみくりんが泳いでいるところを見に行った(ともちゃんはプールが好きじゃない)。息継ぎがまだ出来ないのだけど、潜って、バタ足のようなのをして、立って息をして、潜って、を繰り返して25m進むのを往復しているので、なんていう根気!と体力!に驚く。雨が降ったり、止んだり、ざーっと降ったり、晴れたり。肌寒いので、今年の夏は猛暑って聞いてたけど違うのだろうか。道路のアスファルトの隙間から、今時期はフェンネルみたいなすてきな花があちこちに雑草みたいに咲いている(フェンネルの花は黄色みたい、調べた感じトウキだろうか…?トウキってあの漢方の?)。ツバメが車道を、高さ30cmくらいのところを飛び交っているので、ぶつかるんじゃないかとヒヤヒヤする。しかしツバメは飛ぶのが上手。多分、羽が濡れて低く飛ぶ虫を捕まえているのだろう。季節の野菜を食べ、季節の魚を食べ、いつも視界には緑があって、今みたいな梅雨時期は気圧のせいか頭痛がしたりもするけれど、若い時になっていた頭痛より明らかに軽い。瀬戸内の島の生活は、寒暖の差は激しいし、日差しが強いとくらくらするし、湿度が高くて玄関の靴にカビが生えるし、その激しさに体が慣れるのに時間はかかるけれど、でも、なんだろう、こまっちゃんの体はいい感じに引き締まり、ともちゃんは健康になってる。

2020/07/06

おめでとうこりおり


やっとこ、開店お祝いを持って「こりおり舎」さんへ。今年の春、大三島の隣の隣の島の大島で、3年間の地域おこし協力隊期間を経てオープンした、本屋さんと焙煎コーヒーのお店、奥様が新書と古本のコーナーを担当、ご主人がコーヒーの焙煎とドリップを担当しておられる。久しぶりにこういう感じで本に囲まれ、かわいく、きゅっきゅと、あっちの部屋、こっちの部屋、上へ下へ、どれも手に取りたくなるような感じで、いつまでもいたい!1人で来る!と思った。子供向けの部屋もあって、「さるとかに」を購入。子供部屋にあった「ギリシア神話(串田孫一著)」も、ともちゃん用に購入。1冊500円。こりおりの夫妻は数年前、協力隊だったこまっちゃんが移住フェアで話しているのを聞いて、それも移住のきっかけになったのですって。その2人がすてきなお店を開いたので、そのすてきな空間の中にいたらば、じーんと感動して、わくわくした。こりおり舎の道挟んだ向かいは、清和源氏のご子孫のお屋敷があったらしい、古い石垣の隙間で蛇が寝ていた。石垣は注意。その後、今治の山の方へ。友人の大三島のお家では、代々丑の日にうなぎを食べるというのを聞いて、四国はうなぎが美味しいと聞いた気がする、こっちに来てまだ一度もうなぎを食べてない、うなぎが食べたい、となっていたこまっちゃんとともちゃん。行列のできるお店に5時に行ったらすっと座れて、うなぎは脂がかりかりと香ばしく、東京で食べたことのある感じと違う新鮮な感じで、とっても美味しかった!はらぺこのこまっちゃんは大盛りを頼んだら、ガテン系のお兄ちゃんが食べきれるか?というくらい、米が3合分くらい入っていた。

2020/07/01

しとしと梅雨


近所に出来た宿泊施設、WAKKA(わっか)さんへ1泊しに行く。みくりんはいつも保育所で一緒に遊んでいるお友達のおうちがやっている宿に泊まれるのが嬉しくてしょうがなく、しかしその日は歯医者にも行かねばならず、朝から嬉しいと嫌の混ざったおかしな情緒であった。夕暮れからバーベキューを始めて、「想像するだけ」と、実際にやってみるのでは大違い!なんて気持ちがいいのでしょう!まるまどを要所要所で手伝いに来てくれていたこりんくんが、今やWAKKAさんの正規スタッフになっているので、一緒にテーブルを囲んでくれる。気が緩んで、美味しくて楽しすぎて、食べすぎて、飲みすぎた。お天気は時々小雨。芝のグリーンと明るい灰色の空のコントラストが美しく、朝ごはんのメニューも海を見ながら食べるにふさわしく、ここは自宅から歩いていけるくらいの近距離なのだけど、今まであまり感じたことのない、美しい異世界感のある1日だった。

2020/06/21

わっさわっさ


梅雨らしく、じっとり湿度が上がり、じっくり雨が降り、合間の空にはきれいな雲の筋模様、また雨が降り、空き地の脇では道が埋もれそうなくらいに、勢いよく草が育っている。ツバメの子たちが湿気を含んで低く飛ぶ羽虫を狙って滑空している。もうすぐ巣立っていきそうだ。畑の野菜が葉っぱの形で分かるようになり、方々の草も何が何だか分かるようになってきた。一年を通して変わっていく様子を見ているから、これがやがて花になり、実になり、落ちてこうなる…というのが分かるようになってきている。時勢、やがて衰えていく様子、全てが移り変わっていく。今の時期に活発な虫たち…、毒を出すもの、営巣、子育て、この間は巣立ち雛が道路の方へ出てきてしまっているのを見つけた。頭に産毛が残っていて、口が大きくて可愛いかった…。飛んだり餌を獲ったりする練習をしている間は、巣から落ちたりもするようで、雛が巣から離れているのはよくあることらしい。そう、数年間見るとはなしに見ている「いつもの景色」の中から、大分季節の差異を見つけられるようになってきたみたい。昨日、久しぶりにこまっちゃんと生ビールを飲んだ。ここは車社会だし、生のビールをしかも二人ともで飲めるなんて滅多にないのだ。つまみも美味しくて、みくりんは夕飯が特別にアイス付きのホットケーキで、たまにあるこういうことが、とても幸せ。ただ単に、生ビールが美味しかったから幸せなのだろうか?家族で外食して?夕焼けの海辺を歩いてお店に来て?空気がきれいだから?それもある。だけど、矛盾がなくてつじつまの合った生活をして、嘘をつかなくていい仕事をして、ウサを晴らすのでも自棄になるのでもなく、ただ「注いでくれた生ビールが美味しい」と思って飲めることが、それがご褒美のように思える生活を送れることが、幸せだなあと思う。

2020/05/27

眠すぎる


気がついたら島の柑橘の花盛りが、ピークを過ぎている…。窓を開けると、わっと花の香りのする時節が終わる。今年は花芽が例年よりずっと多く見える、木が白く見えるくらい。今年は表年(おもてどし)だそう。裏年(うらどし)と、1年ごとに交互に、柑橘の木は実が沢山成る年と、成らない年を繰り返す。みくりんが貝拾いに誘ってもらって貝を採ってるの図。なんだか見たことのないものすごい貝を採ってきていた。手ぼうきの先みたいな三角の形の大きな貝は、家に帰って貝柱は刺身で、ヒモは焼いて食べた。「味が濃厚だ」という貝の方は、みくりんは食べて「ソーセージみたい」と言っていた。県道の両脇は今オオキンケイギク(特定外来生物)が濃い黄色に満開。最近のみくりんは朝の支度中、「恋ってなに」「怒りってなに」と聞いてくる。試しに「恋って何か知ってるの?」と聞くと、「悲しくて涙が出たり、うれしくなったりすること」だそう。

2020/05/06

今日も今日とて散歩


みんなで家を掃除して、押入れから炭を出して、バーベキュー台も出して、昼は庭で焼肉をする。ぽかぽかと日に当たりながらビール。みんな〜!極楽はここだよ〜!炭と一緒に七輪も出てきた、そういえば我が家には七輪もあった、すっかり忘れ去っていた。今はまだミニサイズの、毎年大量発生する毛虫が既に庭のそこかしこに。季節がどんどん進んでいる!日が暮れたらスクリーンとプロジェクターで映画鑑賞。みくりんのご要望で2夜連続だ。「九州に行きたい」とか「香川にうどんを食べに行きたかった」とか、こまっちゃんはイベント的な遠出を連休にしたかったみたいだけど、ともちゃんはこんな感じの休みが最高。

2020/05/03

海の中の道


みくりんに誘われて雨の中の散歩。子供に誘われなければ雨の日にわざわざ散歩なんてきっと行かないだろうな、丈夫な長靴をはいて、目的地はなく、空は明るく、寒くなく、満開のツツジの蜜は吸い放題で、ポットに温かいコーヒーを入れて。静かで、きれいで、いい匂いがして。先週の営業が終わって、上半期の一区切りがついたような感じ。こまっちゃん、頑張ってました。お店を手伝いに来てくれる方々にも、本当にありがとう。連休は家族で過ごして、気持ちと体を整えます。ここから先の営業形態を、状況を見ながら考えたり、決めたり、もちろんまるまどは大きくは変わらないのだけど、細かくは変動があって、しかし夏はどうなるのだろう?半年後は?1年後は?わたしは、「転換」を体験したくて生きているんだなあと思う時がある。全てのマイナスの体験、辛い出来事や不幸な出来事、ネガティブな体験が、時間をかけていつしか何でもなくなり、そしてある時がくっと反対に振れて幸せを作ったり、強さになったり、心の広さになったり、ポジティブな要素に転換する瞬間がある。そのエネルギーの変化は激しく消耗するものであるけれど、しかしその変化は美しく、人生にそういうメカニズムがあることに深く感動する。全てのマイナスが、その分量分のプラスに、変換できるかもしれない、というチャレンジが、その変換する様を見たいということが、わたしのしたいことのような気がする。わたしは夏が、半年後が、1年後が見たいし、そんな気持ちのまま、落ち着いて日々を過ごしている。

臨時休業のお知らせ

5/7(木)、8(金)、9(土)は臨時休業致します。
どうぞよろしくお願い致します。

2020/04/28

蛸だ蛸


網にかかった蛸が船のいけすにいるというので、歩いて3分のところまで家族3人で見に行く。蛸がいけすから脱出する様子、警戒して防御のポーズをとるところ、体の色が変わるところなど、蛸が美味しいのは知っているけど生態についてはまるで無知だったので、じっくり見てみて、改めて不思議な生き物であった。触っても大丈夫と言われたけど、臆病なともちゃんとみくりんはつんつんしただけでキャーキャー言ってしまいました。海も山もすぐ目の前なのに、人は大抵皆無。学校に行けない間、海や山で1日中2ヶ月でも過ごせば、すごいマスターになれそうだ…けど、わたし達が何も教えてあげられないから想像するだけなのだけど…草むらに入って遊んだみくりんは腕がかぶれて、痒くて泣いていた。うるしの仲間がそこらへんに生えているのです、その草がうるしの仲間だと初めて知った。危険な植物も、蛇も、虫も、何も詳しくない。わたしが森の中で育ち直したい。しかし2時間くらいで元に戻る素晴らしい肌!

2020/04/23

スイッチオン


今シーズン最初のたらの芽は、ご近所の青年が高枝切り鋏で枝から直接切ってくれたものだった。たらの木からたらの芽を切り取るところを見るのは、ともちゃんは初めてだった。天ぷらでしか食べたことがなかったけれど、こまっちゃんがヤーコンときんぴらにしてくれた、たらの芽きんぴらでもめっちゃ美味い。最近はツバメがびゅんびゅん飛んで、ナンパ中か新居設営場所を探し中か、でも流石に集落の路地を低く飛んでも車にぶつかるようなことは無いだろう、ツバメは飛ぶのが上手そうだし、でもひやひやする。春起きたてのメジロはガラスにぶつかってお亡くなりになってしまった、2年連続だ、可哀想だった。もう、すべての新芽がぴかぴか輝いて、山がもこもこ新しい色に生まれ変わって、春雷も鳴って、早速大きなムカデも出て、蛇も冬眠から起きてくるのでしょう、山々、スイッチ入りました!という感じです。週末は集落総出の草刈りです。山藤が盛りです。林のあちこちに生えてる普通の木に、ざわわ〜ときれいな紫の花が咲いている。

2020/04/13

久しぶりにまとまった雨


移住して6年目に入ったまるまど日記。この日を目指して、素晴らしく高価なカメラを買い、素晴らしいカメラマンになっている、というともちゃんの夢は、具体的な沙汰もないままただ日にちだけが過ぎて新章を迎えてしまった。いちおうこの日記は、1年ごとにサブタイトルをつけてアーカイブしているのであります。月日の速さにびっくり。みくりんは先月のある日、グラグラし始めた最初の1本目の歯が抜け、同日、補助輪を外したら3分で自転車に乗れるように。近所の高菜の花も柿の木くらいの背の高さまですくすく。新型コロナの感染拡大に伴って、大三島でもほとんどの人がマスクをするようになり、保育所のお迎えもマスク、小学生たちもマスクで通学、島内の食事が出来るところも、連携を取りながら営業形態を工夫したり営業日を縮小したりしている。何かの機会がある度に思うのだが、ここにはかっこいい先輩がたくさんいる。兄貴と呼ばせて頂きたい、かっこいい大人が、憧れるような、目標となるような大人がまわりにいて、そのことだけでも有り難く思えて、自分の人生これで良かった、と思えてしまう。普段はどうであっても、いざ行動する時にすっと利他的に動く様を見ていると、もう今日誕生日のともちゃんはとてもじゃないが子供のポジションにいる訳にはいかないのだが、周りの大人に守られている気持ちになる。いつかわたしも、あの兄貴達に、最近見始めた韓国ドラマみたいな感じで「兄さん」と呼べるだろうか。ちなみにうちの集落の人同士では、近所の人同士が年上の人に対して「兄さん」「姉さん」と呼びます。移住した当時、30代〜40代の男性に呼びかける単語を持っていなかったともちゃんはとっさに「おじさん」と呼びかけて大変失礼を働いたことがありました。「兄さん」「姉さん」は自分と年の差が10歳〜20歳であれば自分が90代になるまで使える、大変重要な言葉です。ともちゃんも…10年くらいしたら「姉さん」と、呼んだり呼ばれたり、出来るかしら。

2020/04/11

営業日縮小のおしらせ

緊急事態宣言を受け、まるまどでは土曜日の店舗販売を中止し、当面の間木曜・金曜日のみの販売とさせて頂きます。

店舗販売中止の日程
4/11(土)
4/18(土)
4/25(土)
5/2(土)

上記の土曜日は、予約制のパンセットの発送を承ります。
詳細はまるまどのfacebookまたはインスタグラムをご覧ください。
ご迷惑をおかけいたしますが、どうぞよろしくお願い申し上げます。

2020/04/08

臨時休業のお知らせ

4/9(木)は、店舗の設備変更のため、臨時休業いたします。
ご迷惑をおかけいたしますが、どうぞよろしくお願い致します。

2020/03/22

今時期だけの


この連休はお天気も良く、大三島がいつもに比べたら大変な人出。都市部の人たちが人混みを避けてしまなみ界隈に息抜きを求めていたのでしょうか。でも本当に出かけたくなるような気持ちの良い気候だった。今はルッコラが美味しくて、ともちゃんは苦くて辛味のあるこの葉っぱが大好き。花もつぼみも食べられるので、チーズと生ハムと一緒にバケットサンドにする。食卓が可愛く彩られて贅沢気分を味わえるのは、今だけの楽しみ。みくりん、日曜日はたっぷりこまっちゃんと遊んでもらって、その間ともちゃんはものすごく久しぶりに古い楽譜をひっぱり出して延々ピアノを弾いていた。ラヴェル〜ショパン〜モンポウ〜ヒナステラ〜ドビュッシー〜ブラームス〜…まともに弾けるのが一曲もない。大学時代に弾いたはずの曲が全く思い出せない、楽譜に書き込みがあるからやったはずなのに…。しかし今弾くと、すごく意味がよく分かる、当時何も分かっていなかったことがよく分かる。ここのところみくりんは夕ご飯前にソファで沈没している。なんだか急成長しているように見える。まどろみの合間に目を覚ましたりすると、はっとするくらい、ちょっと大人の顔をしてる。顔の変わる時期なのかも。

2020/03/16

鈍川温泉へ


日曜日。今治から道後へ向かう道を少し山の方へ入って行くと、玉川という町がある。そこには鈍川(にぶかわ)温泉という温泉があって、みくりんとこまっちゃんは2度目の、ともちゃんは初めての訪問。里山が近いこの集落の中には、森を感じる子供が楽しい公園もあり、ものすごく長いローラー滑り台もあって、3人でいっぺんに滑ったらかなり怖かった。以前にこまっちゃんが入って随分肌荒れが良くなった鈍川温泉は、お湯は無色透明で、心持ちとろっとして、温泉に入っている時間はそんなに長くなかったのだけれど、お風呂からあがると、ともちゃんは骨が砕けたように脱力してしまい、翌日はお腹まで痛くなってしまった。これって好転反応なのだろうか…。お風呂の中には子供が遊べるように、おもちゃのあひるが5〜6体、赤ちゃんあひるが10羽以上あって、何だか斬新だった。帰りに今治で、大三島の面々の中で話題のファンタブルキッチンというお店へ。食品のめちゃめちゃおしゃれなセレクトショップという雰囲気の今年出来たお店で、我が家にしてはめずらしく夜ご飯用のお惣菜などを楽しく買って帰る。最近の大三島はきらきらと春らしい日差しの中に、ぱらぱらと、時にざーっとお天気雨が降って不思議なお天気。

2020/03/09

目まぐるしい春


2月末。こまっちゃんの学生時代の友人が泊まりに来てくれて、一緒に今年最初のウグイスの鳴き声を聞き、一緒に観光をし、確定申告の準備をし、1ヶ月提出期限が延び、コロナウイルスで学校が休校になることに驚愕。いつ自分がコロナウイルスにかかって、いつ死んでしまうかもしれないと思ったら、楽しむことを躊躇わずに生きようと思って、自分に禁止していた韓流ドラマを解禁することにした。ともちゃんは何かに夢中になると思考がそれでいっぱいになってしまうので、世に面白いと聞く韓流ドラマを見てしまったら、抜け出せないんじゃないか、日常生活に影響するんじゃないか、と思って恐ろしくて今まで見られなかったのだ。そうしたらば厚生労働省のサイトに専門家会議の見解というのが載っていて、それによると8割の人が軽症で、ただの風邪みたいなもので治るのだという。そうなのか…死んでしまう心配は無さそうだ…。ところで、最近知人に頼まれて、バックアップ用のHDから古いデータを漁っていたら、2014年のともちゃんがいいテキストを書いてたのを見つけた。

 あらゆる幸せの中で、大好きな人と美味しいものを食べる時間は最上位に入る。わたしはそのことを彼といて学んだ。彼の幸せの原風景は幼少期から大人になるに至るまで家族とのご飯にあって、その時間が何より楽しみで幸福だったことが、彼の色々を育てている。一緒に暮らし始めて、彼が大切にする時間を共に過ごすことで、わたしの中にも何かが少しずつ育まれているみたいだった。食に関してドライだったはずのわたしにとって、積み重ねた時間が増えれば増えるほど、自分で自覚している以上に食べる時間が意味あるものになってきているらしい。
 米を研ぐ。ザルとボウルを用意する。計量カップは、居間のテーブルを作ってくれた職人さんが作った胡桃材のもので、ノミの跡が美しく、蜜蝋で仕上げてある。長く愛せるものが見つかれば、出来るだけプラスチック製のものは使わない。米を炊くのは羽釜の形の土鍋だ。使い始めた頃は炊飯器と味がそんなに変わらないと思ったが、水を天然水に変えたら驚く程美味しくなった。彼が研ぐ時は、研ぎ水も天然水を使う。 彼は道具や調味料にこだわった。ブランド品や高級品という訳ではなく、良心的な作り手の、長く使えるものをじっくり探して買う。家にある調理道具はあらかた彼が買ったものだ。わたしはそんな彼に影響されて、自分のお金で秋田杉のおひつを買った。いいお米程、翌朝のご飯が別の料理みたいな新たな美味しさになった。
 いい調味料でいい野菜を使えば、シンプルな野菜もごちそうになる。「作り手の魂がこもっている」ということが、彼が物を選ぶ基準だった。魂とは、愛と言ってもいいかもしれない。魂の込められたものは、食べるたび、使うたび、少しずつ愛を自分に渡してくれる。わたしは、物は物だと思っていた。でも彼と付き合うようになって、初めて、そうじゃないかもしれない、物にはそれぞれの経歴によって纏っているエネルギーがあるのかもしれない、と思った時、いつでも何をしても片付かない自分の物が積まれているのを見て、その雑で荒んだ気配は自分が物達に与えていた態度とそっくりそのまま同じものであるかもしれない、それがこの世の見えない真の姿かもしれない、と、これまで思ったことのないことを思った。
 彼は作り手が込めた魂を感じることの出来る感受性を持っている。わたしは彼の、込められた思いの質を計る感受性を信頼し、彼が感動する時はその彼の在りようにわたしも感動した。

なんだか、こまっちゃんと一緒に暮らし始めていい影響を受けている感じが初々しいですね。今はご飯を炊く時、子供の都合に合わせると炊飯器の方が便利が良くもあり、殆ど土鍋もおひつも使っていません。でも自分がいつ死ぬか分からないと思うと、ここに戻るような気がします。つまり、大切に思うものを使って、美味しくご飯を食べて、1日1日を過ごす、ということです。最後の日まで。

2020/02/17

パンの通信販売

⦅3日間限定ネット通販/完売御礼⦆
瀬戸内海のパン屋に行くのは難しい...でも、まるまどのパンを食べてみたいという方に、おまかせパンセット(2800円税込+送料)の販売、発送を行います。菓子・惣菜パンの品質を維持するため冷凍便での発送となります。

※2/20に3日間分が完売となりました。ありがとうございました!

おまかせパンセット例(写真)
麹菌の天然酵母パン(一例です)
- 抹茶メロン
- チョコチップメロン
- ネーブルチョコ
- ヘーゼルナッツチョコ
- チーズパン
- チョコクランブルロール
- アップルカスタードロール
- バケット
- 山食パン
- 季節野菜と鶏のピザ

みかん酵母の発酵種を使ったセミハードパン(一例です)
- ネーブルチョコ
- いちじくとクルミ

●主な材料: 国産小麦、大三島産野菜と柑橘、外国産小麦&ドライフルーツ&ナッツ類は全てオーガニックを使用。

<下記の日程で発送いたします>
X 2月21日(金) & 2月28日(金) &  3月6日(金): 定員に達しました。

※各日4-5件程度の発送となります。各日程共に*同週の火曜日*に募集を締め切ります。
※もしも期日前に定員に達した場合は、その時点で募集を締め切ります。

<応募方法>
お名前、ご住所(郵便番号込み)、電話番号、ご希望の発送日(複数可能な場合は複数記載ください)
下記emailアドレスにご連絡ください。

▶️ marumado.bakery(at mark)gmail.com
  ※(at mark)は@に書き換えて送信ください。

発送後に、送料込みのご請求額と振込み先(三井住友銀行)をご連絡します。
商品到着後にお振込みください。送料の目安は関東地方で1,265円(税込)です。
パンの劣化を防ぎ、家庭でも美味しく召し上がっていただけるように冷凍便でお送りします。

冷凍パンの食べ方しおり(以下)を同封いたしますので、参考にして召し上がってください。
ご応募お待ちいたしております!

2020/02/14

新聞載った


お店の入り口に置いてある鉢植え。お客さまが畑で育てた木を株分けして下さったのだけど、頂いてから初めて新芽が出てきて嬉しい!新芽に気づく1週間ほど前、強風で太い枝が1本折れてしまってたのでした。挿し木で増えるらしいので、また土に挿しておいたけど、折れた危機感で新芽出してきたのかなあ、悪かったなあ。火曜日の祝日はともちゃんとみくりんで映画館へ。ともちゃん初、みくりん2度目の「アナ雪2」。ものすごくいいところで、まさかの「お母さん、しっこ…」。また見たらしいけど、流石に映画館はもう無理じゃ。きゅっと寒い日が続き、石油ストーブがいつまでたっても設定温度まで上がらない。そうそう、冬ってこうだったよね、大三島で本当に寒いのは1月半ばから2月の半ばにかけてで、部屋の仕切りが紙製(障子のこと)であることに怒りが湧くこの間。でも今年は2週間くらいで済みそうな気分、今日なんか突然、半袖でもいいくらいの陽気だった!こまっちゃんは年末から肌の調子が悪くて、水仕事でかぶれた肌がずっと良くならなかったのだけど、思い立って近くの海辺にある温泉(車で2分)に行ってみたら2度の入浴で随分良くなった。とても塩っぽくて「しみる」と言って子供が嫌がるほどなのだけど、塩分がいいのか、温泉がいいのか(冷泉を沸かしてるらしいんだけど)。先週のともちゃんは、島の高校(分校)の体育館で行われた「お仕事図鑑」の完成発表会に参加。分校生が大三島で仕事をする人について記事を書いて図鑑を作るのだが、「まるまど」にも取材に来てくれたのだ。完成発表会では取材対象になった方々も一言ずつお話されて、順番の回ってきたともちゃんも少ししゃべった。実はともちゃん、ここで何を話したらいいか、年末からずっと事あるごとに考えていたのだった…やっとその日を迎えてすっきり!この日しゃべったことは、毎日新聞さんが記事にして下さって、写真まで真っ赤なでかいテントシューズ履いたともちゃんがマイク持ってる写真だった(かなり違和感あったけど防寒のためやむを得なかった、それでも寒かった…)。あの長い話を、プロの人が要約するとこうなるのだな!と、新聞記者さんのお仕事には毎回心底感心してしまうと同時に、自分の話の要約を読んで感動して涙まで出してしまった。ともちゃん、ここで話したかったけど話しきれなかったことが2つある。1つは、図鑑の最初のページで紹介されていた大三島に初期に移住してこられた面々が、本当に素晴らしい方々で、後から来た我々は、日々彼らの恩恵を受けているということ。何が素晴らしいかは一言で言い表せないのだけど、彼らが高校生に話していたことは、わたしが言えるようなこととは次元が違う。そしてもう1つは、図鑑に紹介されていたどの有機農家さんの野菜も、めちゃめちゃハイクオリティで、どんな都市で探そうと思ったってそうそうないレベルであるということ。まるまどではそんな農家さんのお野菜、ありがたいことに使わせてもらってます。本当にすごい野菜。そしてどんどん進化している。

2020/02/05

小鬼あらわる


昨年末から「あと何回寝たら鬼来る…?」と、保育園で行われる節分の行事で鬼がやってくることを恐れていたみくりん。とうとう当日の朝、下駄箱でぽろぽろ泣くので、「いい子にしてたら大丈夫だよ!」と慰めたら、「いい子じゃないけん…」と色々自覚のあるご様子。でも帰宅の際には揚々と自作のかわいいお面を被って、「山に連れて行かれるところやった!」そして、「でも、中は人間が入ってると思う…」というご報告でした。今朝は保育所の脇の駐車場がいっぱいで、隣の施設で『成年式』が行われていました。もうそうんな時期かー。ともちゃん、こまっちゃんの経験したことのない成年式。1年追うごとにみくりんがそのイニシエーションを迎える日が近づいて、いつか「これがあの、とうとうこれか」ときっと思うのだろう。今日はきれいな晴れで、方々で春めいてきた島の景色が美しい。4月でまるまど日記がまた新しい段に入るので、それまでにちゃんとしたカメラを買って、ちゃんとした写真を撮るのが目標のともちゃん。今、ミラーありとミラーレスについて学んでいる。あとキャノンとニコンの違いについて。でもどんなカメラを買えばいいのか、まだ全然分からない。

2020/02/03

布団乾燥機があるもんね


突然きゅっと冷え込むようになったここ数日。でも大丈夫!約10年前、友人に「これがあると幸せだよ〜」と言われた一言が頭からずっと離れず、とうとう我が家は今年、布団乾燥機を導入しました!寝る前に数十分布団の中に入れてスイッチを入れると、轟音の後に布団の中がほかほかに。日曜日は隣の生口島へ。大三島と生口島で臨時のフェリーが出る、両島にまたがったイベント、我が家は普通に車で行き、普段なかなかお会い出来ない知り合いの出店者の方々とお話ししながら、遅い朝ごはんをたくさん食べる。会場となった商店街は、只今新しい旅館を作る計画が進行中。立派なお屋敷だったらしい一部がスケルトンみたいになっていた。商店街の周囲には他にもいくつか立派な木造のお家が建っていて、柵や壁もとても美しかった。こういった日本家屋も複数軒改装して、離れている別の建物ではあるが、部屋として機能する、高級お宿の一部になるらしい。こちらにきてから気づいたのは、こういった昔の木造の建築物を保存・維持するのが、本当に大変で、べらぼうに費用がかかるらしいこと。古い建築物自体は、有名なお寺などで見慣れているような気がしていたけれど、それらは実際には簡単に維持されてきたものではないんだなあ、一度途切れてしまった価値観や美意識や生活スタイルは、蘇らせようとすれば大変な手間と技術がいるのだということ。それでも、昔に作られた手間と技術のかけられたものを現代の人たちが美しいと思って、あるお金持ちによって維持されるのならば、それはいいことのように思う。

2020/01/26

梅が咲いてましてよ


日曜日。キャンディ持ってジュース持って凧持って補助輪付き自転車でお散歩。みくりんは最近保育所でトランプをやっているらしく、ババ抜きをしたいと言うので、午前中は懐かしの品、ともちゃんが中学の時に研修旅行で行ったカナダ土産のトランプを長い眠りから目覚めさせて、ともちゃんにとってはひっさびさのトランプ。そうかーみくりんはもうトランプなんて出来るのかー。感慨深い。海沿いの散歩は、土中に万年ある水仙が一気に開花して、素晴らしい芳香。途中最近知り合ったワンちゃんにも会い、撫でさせてもらう(おそらく四国犬らしい、初めて聞くし初めて出会った。がっしりしてました。感動)。昨日の夜も今日も、こまっちゃんが美味しい料理を作ってくれるので、家族3人で楽しく食べる。お店を始めてからこれまで、いつも大抵家のことはぎりぎり最低限で回す日々をずっと続けてきたけれど、何度目かの体の不調をやり過ごすうち、「もっときちんと食事をしよう」という志を立てて、そのことで随分と家の中のムードが変わった。なんと6時には夕飯を食べ終わっていた今夜は、プロジェクタースクリーンを下ろして、出来立てのポップコーンとハイボール片手にネットフリックスの映画を鑑賞。『クロース』というアニメーション映画、良かった!子供と遊ぶのは1日がかりだし、後回しにしていることもたくさんある。いつもこうのんびりと穏やかに過ごせるとは限らないけれど、「お父さんもお母さんも幸せそうで、自分も楽しい」という時間を砂の一粒一粒積むようにでも過ごすことくらいしか、本当の意味で彼女に渡せる財産はないものな、と、ともちゃんは思う。

2020/01/21

増えると減るの間に


大山祇神社にまつわるお正月ムードも終わり、島は静かな雰囲気。関東のいつでも青空でいつでも乾燥している感じとは違って、雲が多くて洗濯物がしめっとする瀬戸内の冬。今日は暖かな晴れ。朝の一仕事を終えて、縁側で戸を開けて、お店のバケットと、生ハムとチーズ、大根のスライス、たくさんのルッコラのサンドイッチを作って、庭を見ながら食べる。いい匂いの空気と、目の前のつやつやした柑橘畑と、ゆっくり食べるブランチの30分はなんと満ち足りたことでしょう。大三島に2店舗あるAコープ(農協がやっているスーパー)は、日曜日が隔週でお休みになり、これからは毎週休業になるそうだ。2つある小学校は統合の危機だし、高校も存続の危機だし、移住者も増え、子供も生まれているけれど、増える力と減る力がせめぎ合っている。お土産で頂いた高知の文旦を家族3人で仲良く分けて、ポンカンを食べて、うーん、柑橘ひとつがやっぱり本当に美味しい。日々、なるたけ美味しいものをきちんと食べて、家族で過ごしたいな。これから育っていく子供たちはここで何を見るのかな。休日、ともちゃんが年末調整の計算している間に、みくりんとこまっちゃんは「アナ雪2」を見に。「怖い怖い」と、映画館で初めて映画を見たみくりんは、「アナ雪2」の話をしてくれました。気になる。

2020/01/08

帰ってきた、帰ってきた


年末年始は実家のある東京へ帰って、そして大三島に帰ってきました。みくりちゃんは皆に可愛がってもらって、おもちゃをもらって、たくさんお菓子も食べて、ジュースも飲んで、正月をこれでもかと満喫しておりました。お酒飲むようになると、お節は本当に幸せですね。歳をとるって素晴らしいことです。みくりちゃんの念願に付き合って一家でタピオカミルクティー。繁華街にはものすごいタピオカ屋さんの数でしたが、どれもこれもが美味しいのだろうか?我々が頂いた2種類はとっても美味しかった。年始早々井の頭動物園に2度も行って、思わず唸るクオリティのスタンプラリー(ネズミ種)をコンプリート。ともちゃんはこれまでの帰省で一番のんびりしたなー。写真は新幹線からの帰り道。さて、明日から2020年最初の営業です。これからも夫婦共々、いいパン屋さんになって行きたいと思います。