m-menu



注目の投稿

【訂正】お店からお知らせ

 年末年始の営業日 12/28(木)、29(金)、30(土)…営業 1/4(木)、5(金)、6(土)…休業 11(木)、12(金)、13(土)…臨時休業 2週目より営業再開予定でしたが、店主が仕込み中に足の甲を骨折してしまい、予定通りの再開ができなくなってしまいました。 来店を予...

2015/03/31

行っちゃった


こまっちゃん、早朝一人で近所の神社にお参り。
大きなバックパックに炊飯器を詰め、大きなスーツケースと、スーツ1着と、手回り品を入れたトートバッグと(多いな…)、いつものバス停からバスに乗って行きました。
わたしはバックパックを背負ってバス停までお見送り。
「お家にお別れした?」
「もちろん」

昨日の夜、派遣の最終日を終えたこまっちゃんと国立駅で待ち合わせる。
国立の見事な桜並木は満開です。
「いってらっしゃいって言ってるみたい」
とこまっちゃん。
わたしはハワイの水など買う。東京以外でこんなもの売ってないんじゃないかと思って。初めて飲むハワイの味は、「水は、水だな…」。
ハワイのありがたみよりプラスチックの印象の方が前に出ていて。

帰宅して、撮ってもらったパーティーの写真などを見ていると、すくすくと時が経っている。
ああだこうだ言いながら、こまっちゃんの就任の挨拶を推敲し、午前を過ぎておもむろにパッキングを始め、2時を回ってわたしがシャツにアイロンをかけ、治まったように見えたわたしの風邪はどんどんアクティブになっていき、こまっちゃんも同じような咳をし始め、パーティーの為に寝室に押し込んだ段ボールの山はそのままで…。

義兄の、さすが鉄道関係の仕事をしている、「入線時刻」までもが書かれた乗り換えプラン一覧の表を見ながら、東京で東京ラスクなど職場やご近所にお渡しする手土産もゲットし、無事に新幹線に乗ったという報告が。
これで夕方前には島に着いちゃうんだから、なんだか、意外と近いよなあ…。

わたしは、しみじみと時間をかけて引越しの荷造りをしたいけど、どうなるやら…。
風邪をなんとかしないと。
一人でお座りが安定してきたみくりん、目の前に並んだおもちゃで、もっとあそびたいのと眠たいのの狭間でしくしく泣いていてかわいい。
みくりんの鼻もすごいずるずる言っている…。









2015/03/29

ありがとう


パーティー終わりました。
うーん。言葉にならない…。
って言葉にするんだけどね、ブログだから。
ありがとう。本当にすてきな時間でした。
こまっちゃん、料理、美味しかったよ。一品一品に気持ちがこもってたよ。
たくさんお手伝い下さって、お心遣いと、ありがとうございます。

本来はそれぞれ接点の無い、わたしの友人とこまっちゃんの友人、会社の、大学の、が、外も暗くなる頃には、垣根無くテーブルを囲み、話が途切れる事無く、おいしいお酒を楽しみ、ただただ素敵な魅力的な人々の集まりであった、それは2年前結婚式をした時にわたし達が持った「互いの大好きな人たちが楽しく過ごしている」という理想のビジョンの延長線上の、当時描いた夢を上回る現実が目の前にあって、今、夢以上の時間のまっただ中にいるな…という体験でした。みんなすごいな…。

わたしの個人的な感想は、なんだか1時間くらいのあっという間だった、そのうち半分はみくりんに授乳しているような。実際はその10倍くらいの時間だったのに。

最終バスで終わりの方まで残っていてくれた面々が慌ただしく帰ってしまうと、置き去りにされた裸のピアニカが。
「ああ!大事なピアニカ忘れていってる…!」
そして宴の後のがらんとした部屋で、近所から自転車で来ていた友人と3人で静かに大人の話を語らって、何となく片付けながら余韻を味わっていると、
「うぉーい…」
と、部屋の無い方向から太い声が聞こえて、一瞬、空耳…と思った後に、いや、やっぱり、
「今、何か聞こえたよね…!」
「やだ怖い!怖い!」
「みくりん、じゃないよね…」
「なんかうぉーいって…」
「怖いよ〜!こまっちゃん確かめて!」
「トイレ…に何かいるのか…?」

置き去りにされたかと思われたピアニカは、翌朝無事にご主人と共にお家に帰りました。

楽しかったパーティー、楽しかった4年間、楽しかった東京。
こんな区切りの日を迎えられて、本当に嬉しいです。
こまっちゃんは31日に東京を発ちます。そして1日から新しい仕事。
何だか代表して挨拶をするそうですよ。初日は就任式があるそうです。
わたしとみくりんは残って、4月7日に朝から引越し、部屋を引き払い、翌8日に移動します。

大三島を訪れるツアーの到着、わたし達も楽しみにしています。
さて、これからがお楽しみ。




2015/03/27

夜のリサの猫


今日は半休取ったというこまっちゃん。
ですが、昨晩なんと電車に鞄を忘れたということで、あまりゆっくり出来ない。

今夜も飲み会の彼。
「いいな…。あのピザ屋さん行くんでしょ、結婚前に一緒にデートした」
昨日アマゾンから届いたピザの料理本は、そこのお店のなのだ。
「いや〜まだ迷ってるんだよね」
「そうなの?」
「予約はしたけど」
迷ってねーじゃん!

LPを箱詰めしていたら、引っ越して来てから4年間、一度も聴いてないのがいくつか出て来た。うちにあるのは主にジャズとクラシックだが、ほとんど実家から貰って来たわたしの父と母が若い頃に買ったやつだ。ほとんどジャズとクラシックだけど、間違い探しのように「赤い鳥」とか「セルジオ・メンデス」とかがちゃらっと入っている。
貰って来たものの聴いた事無かったいくつかは以下、
『ピート・シーガー/アメリカン・フォークの世界』
『ロマンティック・スイング/キケロ・プレイズ・リスト』
『アランフェス協奏曲/トゥリビオ・サントス・ギター・リサイタル』
『RED GARLAND / When There Are Grey Skies』
『ウィロウ・ウィープ・フォー・ミー/ウェス・モンゴメリー』
ちなみにウィロウ〜のやつは帯に、
グラミー賞受賞作!ライヴ・ウェスはすべて名演です。彼のギターの至芸がリラックスしながら最高に発揮されています。
と書いてある。何か日本語変?なんだかアオリ文が気になって。
ちょっと聴いてみようと思って箱詰めせずに出しといたんだが、残念、時間切れ。もう遅い時間になってしまった。レコーディングは1965年だって。わ〜。ふる〜。

今日は注文していた黒のバッグが届く。
嬉しい…ご自慢のバッグになること間違いなし…国立ライフ悔いなし(毎回のように言ってるな)。
それにしても、お母ちゃんが泣きながら、
「洋一くんには内緒よ、周りの人を頼るのよ」
と言いながら、封筒に大きく『ヘソクリデス』と書かれたへそくりを頂いたのに、さらさらーっと皆次の行き先に行ってしまったな。悔いの無いように使ったのだから、無くなって悔いるなんて変な話さ。いいや強がってなんかないや。

フィリピンに住んでいる伯母が帰国するというので、それに合わせて明日、祖母の法事が行われることになる。
お昼はみくりんとそれに行って、初お披露目出来るのが良かった。
こまっちゃんはお家で仕込みです。
明日は最後のホームパーティー。
こまっちゃん、分刻みの仕込みスケジュールなんだってさ。
最後のパーティー、悲しくなんかない、悲しくなんかないのに、あれ…顔が濡れてるな…、あ、鼻水…。
…風邪?…なの?





2015/03/26

リサの猫


こまっちゃんとはすれ違い夫婦。つまらない…。
時々業務連絡の電話やメールが入る。そしてどしどしこまっちゃんがネットで買ったものが家に届けられる。いつの間に!わたしとみくりんが寝静まった深夜にこつこつ買っているらしい。ピザのレシピ本など届く。

こまっちゃんの派遣人生もいよいよ今日含めて3日間。
月末に向けて怒濤のラッシュだというような話を聞いてたけど、すれ違ってるので怒濤っぷりがよく伝わってこない。今日も明日もお友達と飲むんだそうです。

わたしはみくりんとお昼寝したり、箱詰めしたり。

みくりんが美味しそうにかぼちゃのポタージュぐいぐい食べたり、ぐびぐび水を飲んだり、新しいおもちゃで遊んだりしているのに、ぜんぜんリアルタイムで共有できてないこまっちゃんがちょっと可哀想。こまっちゃんが前の仕事を辞めて、一緒に産まれたばかりのみくりんをお世話していた日々は、一緒に感動して、一緒に考えて、豊かな時間だったなあ!当たり前のように何でも話し合って、力を合わせて、泣いたり笑ったりしてたけど、多分それがわたし達にもみくりんにも自然だったように思うけど、今の我々のバラバラ個人行動な感じ、島に行くまでの一時的なものだと思うから耐えられるけど、この先ずっとだったら辛いだろうなあ…。

だからこそ島に行くんだが。
うーん。
「不安だろうけど」って時々言われる。けど不安って、ないなあ。


2015/03/25

道草


日々が飛ぶように過ぎて行くな。もう○○日か、ってここのところ毎回思う。

吉祥寺へ髪を切りに。
産後初。みくりんがいるとゆっくりお風呂に入れないもので、普段しっかり洗えてない頭皮をがつんと洗ってもらう。
もう10年以上お世話になっている美容師さん。成人式も結ってもらったし、ソフトモヒカンしたり、剃り込み入れたり、ブリーチかけたり、本当に色々やってもらったなあ…。しばしの別れの挨拶をする。みくりんはあやしてもらったりしていい子。
地元はこちらの方だったので、小学生の頃から遊びに来ていた吉祥寺。今日で来納めかなあ、なんか美味しいもの食べていこ、タイ料理とか…と思ったら潰れている。こっちも…ない、あ、ここも…。ジプシーのように時の流れをさまよって、薄暗いビルの入り口に看板を見る、クワランカ・カフェ…?西荻の?階段を上がって、扉の前で、…西荻の…?と思わなければ開ける勇気が出ないような扉、を開けると、あ、素敵空間。
美味しかったでした。最後に相応しく。さようなら吉祥寺!

帰りに食べられる野草の料理の本を買う。
これで島の野草が食べられるぞ。
東京から友人が遊びに来たら、こまっちゃんの魚料理、わたしの野草料理、そしてムーミンコミックスでおもてなししたいな!
ムーミンコミックスは10巻まで揃った。全14巻らしいから、残りは島に行ってから、いい事があったら1冊づつ買うのだ。

帰宅したら段ボールでみかんが届いた。
こまっちゃんが注文していた、大三島で作った八朔だ。
大三島のことを調べている時にこまっちゃんが見つけた農家さんだそう、こまっちゃんと同い年、Iターン、みくりんと同じくらいのお子さん…色々共通点。
こまっちゃんの帰宅を待たずに食べちゃう。みくりんにもあげてみる。
目を丸くしたり、渋い顔したり、ぶるぶるっと震えたりしながら、喜んでどんどん食べる。

相変わらず部屋が、がっしゃーとなっている。
土曜日のパーティーまでに、見られるようになるかしらん…。



2015/03/23

それで精米機


週末。こまっちゃんとわたしはそれぞれ、予定されていたイベントへ。

わたしは中高同じ部活の仲間たちと天ぷらへ。
こまっちゃんが前の職場にいた頃、ランチで食べて、一緒に食べに行きたいねと行っていたつな八総本店にさせてもらう。悔いなし。美味しかった。

夕方、こまっちゃんと合流して、この先相方になってくれる用のエプロンをプレゼントする。そしてお互い、「欲しかった靴」だの「ずっと欲しかったジャケット」だの「10年前から欲しいと思ってたウインドブレーカー」だのを買う。

新宿伊勢丹、ちゃんと見た事がなかった、すてきだなあ、面白そうだなあ。
ゆくゆくは、来るなら…仕事で来たいね、伊勢丹さんと。などと大きな夢を掲げる。
何の仕事かは未定。

翌日はこまっちゃんの実家で、わたしの家族も呼んでの壮行会であった。
4月生まれのわたしとこまっちゃんの誕生日も兼ねていたらしい。
妹がケーキを作ってくれる。バター生クリームを使わないタルトに挑戦してくれる。
こまっちゃんのお母さんの作った煮物など、みくりんがむしゃむしゃ食べる。
その食べる勢いに皆が大喜びだった。
その後大泣きのみくりん。

ちょっとしたわだかまりやすれ違いを、その都度向き合って丁寧に扱い、そして昨日のような心持ちで、精神状態で、昨日のような日を迎えられたのは良かった。
まだまだ長年の凝り固まった家族の、表面化していない問題はもちろんあって、それはこれからも時間をかけながら対応してくんだけども、それには自分たちの成長も必要で…。

その都度現状に感謝しながら、満足しながら、それが毎日続いて行く、というのは、きっとどこにいても変わらない。

へとへとになってけんかしたまま眠るわたしとこまっちゃんでした。








2015/03/20

懐かしくはない


みくりんの寝ている間を狙って、引越しの箱詰めを始める。
詰めてるはずなのに部屋が、がっしゃーとしている。不毛な感じだ。

最近のこまっちゃんは帰宅が遅く、朝は早いので夫婦すれ違い。昨日は帰宅した時に起きて、久しぶりに話をする。深夜のおやつ。一緒に『未来の食卓』の予告編などを見る。
「おれって…集団の中にいるとどうしても目立っちゃうんだよね」
「何の集団?」
「何でも」
そんな時あったっけ?
こまっちゃんと話すのはとっても楽しい。

必要があって、引っ越す旨を人に話すと、「瀬戸内海、いいところですね」と、皆が言って下さる。「海も穏やかだし。食べ物も美味しいし」。
わたしは行ったことが無いので、「そうですか。そうかあ。楽しみだなあ」と言う。
でも本当にいいところだけだったら、なぜ人口が減る一方なのか?矛盾。
夕刻のぼちぼち帰宅ラッシュの始まる中央線にベビーカーを乗せて、満員のバスを見送って、人が沢山いるのに人を拒絶する感じ、慣れなかったな、中学生からずっと中央線使ってるのに。
この感じともお別れなのかな?
分からないな、東京以外に住んだ事が無いから。

ライブが終わって(参照:マッコリ)、「次回、6月はどうですか?」という打診を受ける。6月に帰ってくるのか?わたしは…?
いろいろな物、人、に別れを告げても、4月で6月だったら、それほど懐かしくはない…むしろ年に1回、2回会うような友人だったら、「また会ったね」だ。
みくりんもいるし、交通費も大変だし、勿論頻繁に東京には来れないんだけども、でも『母屋と離れ』は言い過ぎか、『本校と姉妹校』はちょっと違うか、『海の家、冬期休業』…はどうかな。ホームタウンが東京であるのは変わりようがないので、でもホームは大三島に移るんだけど、だけど縁が切れるのではなくて、残るものは強く、これからも発展して…。
シンプルに、デラックスに、わたし自身の行動範囲が広がる、そういうイメージなのだ。日本全国、どこへでも行けるのだ、そしてこれはわたしの一方的な思い込みだけど、友人達にとっても、親しみのある場所がちょっと増えた、というような軽い感じ。
決別ではなく。
そういう風に感じるのは自分でもちょっと意外なのだが、多分、きっとそれだけ、わたしとこまっちゃんが出会って、月日とともに練られていった色んなものとの関係が、今ここに来て、この段階で、本質的なものに近くなったんだろう。
引越しを期に、捨てる物もあれば買う物もある。
そして捨てる必要のないもの。これまで持っていて、行った先でより役立つものもあれば、これまで通り、場所に関わらず同じように役に立つものもあるだろう。

明日はぬかるんでても野良作業が出来そうな靴を買うつもり。
なんだか遠足の準備みたいで楽しいのだ。










2015/03/18

0歳児の初恋



春うららか。かたくり咲く庭園を散策、友人のパーフェクトな解説付き。
外出、楽しい来客、外出、の前に勢いで入浴、外出、楽しい散歩、で一日一日がサクサクと過ぎる。

昨日遊びに来てくれた4歳の男の子、みくりんにやさしくしてくれて、みくりん、なんか聞いた事無い声出してる…。見つめ合い、触れ合う二人。心なしか乙女な顔をしているように見えるみくりん。初恋か…?
その夜はしくしく泣いたりして、新しい事がいっぱい起きるなあ。すごいなあ世のお母さんは。この変化のスピードに対応しているなんて。

それにしても、わたしも引越しの箱詰めしなくちゃなあ。腱鞘炎が痛いとか言ってる場合じゃないなあ。
こまっちゃん、仕事の合間にこつこつ移住の報告のメールを送っているらしい。
あのお店の欲しかったあれを買おう、向うで手に入りにくいあれを買っとこう、お世話になったあの店にはいつ行こう、あの人に手紙を書こう…。
色々思い残す事の無いように、あまり考えすぎず、思いついたままに波に乗る、飛沫がはじけては後ろに流れて行く。

などと書いてたら、みくりんが泣いてるや。



2015/03/16

マッコリ


ライブ、終わりました。
こまっちゃん、完璧な子守りをしてくれました。
マコメロジーちゃんのすてきな曲を練習出来るのも楽しかったし、歌えたことも嬉しい。そしてとんぷくユニットの面々の、なんだろう、この高下駄履かせてもらっているような、今回のわたしの人生におけるスペシャル特典というような…。一緒に音を出せた時間は、どんどん何かが積み上がって豊かになっていく時間だった…このことは何にも代えようが無いし、感謝しつくせない。
ライブも、お客さんに喜んでもらえたみたいで何よりでした。自分が満足行くパフォーマンスが出来て、そして終わって、とにかく良かった…。

ライブの日の午前中、やおら段ボールを組み始めたこまっちゃん。敷金のシステムを説明したら、やおら壁紙の染みをこすり始める。

休日の午前中、少し時間がぽかりと空いたら、日頃仕事にドメインされている脳みそに、急に『引越し』という現実がひゅるっと入ってきたようで、突如本など箱詰めし始める。
ライブの練習をするわたし。がさがさと段ボールを積み上げ、何やら焦っているこまっちゃん。全然落ち着かない。
「とにかく、ともちゃんも詰められるものから詰めて行って。要らないものはどんどん捨てて。」
「それ、今言わなきゃいけないこと?ライブが終わってからじゃだめなの?」
「もちろんいいよ」
と言いつつ、
「とにかく、ともちゃんも詰められるものから詰めて行って。要らないものはどんどん捨てて。」
を、100ペんくらい繰り返すこまっちゃんに、とうとう飛び蹴りを繰り出すけんかになる。

会場は超個性的なCD屋さんである、高円寺円盤
子連れでリハーサル、本番、どうなることかと思ったけれど、本番中はわたしの知らぬところで大泣きしたそうだけど、リハーサル中のみくりんはとてもいいこ!音楽好きなのかなあ。にこにこして聴いている。人々の協力無くしては出来ないとはいえ、協力があれば、やったら出来るんだな、意外にも、とっても普通に、と思った。
はいはいする前の今だから出来た、という時期的なラッキーもあるかもしれないけどね。

本番前、歌に苦手意識があるわたしは、
「リハーサル上手く行ってなかったよね…どうしよう」
と弱音を吐くと、こまっちゃんは、
「ともちゃん卑怯だよ。練習してないのに『上手く行かなかったらどうしよう』っていうのは」
と、至極真っ当な事を言うので、「おお!」と思う。
「あと、『すみません〜、自信ありません〜』みたいな態度止めた方がいいよ。現状どうあったとしても、もう自信持ってやるしかないんだから」
と、全くもって的確な指摘を頂く。

そして本番。
これが不思議と、上手く行かなくて気になっていた部分が、気にならずにすんなり行ったのだ。
第三の力か…実力なのか?ここ一番の力が出たのか、作曲者である次郎さんの計らいなのか…。
うーん。なんで上手く行ったのかさっぱり分からない。

帰宅して、こまっちゃんが日中買物してあったお皿をとぎ汁に漬けてくれる。
うちにあるのと併せて4つずつセットになった五十嵐元次さんのお皿、これで大三島でもご夫婦のお客さまをおもてなし出来る。
派遣先の仕事が繁忙期で、ますます忙しくなるらしいこまっちゃん。
お世話になった好きなお店もそろそろ行き納めだ。
今日買ったコーヒー豆を淹れて二人で飲んだらあまりに美味しくて、意図せず完璧なドリップだったよう。第三の力の残滓か…。

焚き火のような香りの瑞々しいコーヒーと感慨とを味わいながら、色んな意味で区切りのついた日でした。






2015/03/15

靴、米びつ、エプロン


今日のこまっちゃんは休日出勤。午前中用事のあるわたしと同時に家を出て、一緒に電車に乗る。
こまっちゃんは、わたしとみくりんが一緒の写真を全然撮ってくれないので、駅のホームでみくりんを括り付けているわたしを撮ってもらう。
こまっちゃん、下からわたしの顔を見上げて、
「わーすごい。はなげがすごいいっぱい生えてる」
と言い、
「そんなに生えてたら花粉もしっかりガード出来るね…」
と言って、自分の発言でしばらく笑っていた。

出先で思いがけず、ばったり、妊婦のお友達と旦那さまに会う。以前家に来てくれた友人(参照:お湯シャン)、お腹も大きくなって、性別も分かって、臨月への道を元気に歩んでいた。良かった。
直接移住の話が出来てほっとする。

夜、仕事から帰って来たこまっちゃん、
「今日は面白いことがあった」
と。
今日は休日出勤だったから、ほとんどの人が私服で来ていて、その中でも特におしゃれな服着て来ていた一人が、仕事中、おもむろにデスクの上にドリップポットを出す、それも我が家で使っているような、ステンレスの、注ぎ口の細長いドリップポットを。
そしてこれまた家で持っているアウトドア用のコーヒーミルを取り出し、コリコリと豆を挽くと、デスクの上でドリップコーヒーをつくり、隣の席の人にもお裾分けなどし、飲んでいた、と。
「そんな…こまっちゃんみたいな人、いるんだね」
「おれもドリップしたいと何度も思ってたけど、格好良かったなあ〜!飲みますか?って聞かれて、『ミルク入れるなら…』って答えた人にはあげてなかったな」
「それ格好良いかな?」
「格好良いよ〜!今月の打ち上げの日、彼にスペシャリティコーヒープレゼントしようかな。変な人って思われるかな?」
「彼?彼、男なんだ!」
「男だよ!なんだよ、女だと思って聞いてたわけ?」
「うん…おしゃれな服着た…」
「男だよ!いや〜これが今日見た一番良いものだったな。これ日記に書いておいて」

ところで、昨夜こまっちゃんは、布団の中で半分寝ているわたしに向かって、
「ともちゃん、どうしても欲しいものがある。スシオケ」
「え…?スシ…?」
「うん。島に行く前に、どうしても必要だから」
「え…?どうして…?」
何がどうして必要なのかさっぱり分からないのは寝ぼけているからなのか?
と思ってそのまま忘れていたら翌朝も、
「寿司桶は絶対必要だと思う」
「なんで」
「だって島行ったら魚いっぱい食べるでしょ。そしたら寿司やるでしょ」
「それ、島で必需品だと言われた車よりも必要?」
「車より寿司桶」
「…うーん。わたし全然必要だと思わない。だからどうしても欲しいなら好きなの買ったらいいよ」
「え、いいの?やったー!」
こまっちゃん、絶好調だなあ。…いいなあ。

わたしはいよいよ今日はライブだ。ここ数日、本番の不確定要素を想像してはナーバスになっていたけれど、前日になって何かが吹っ切れて心が軽くなる。

こまっちゃん、みくりんをよろしくね!





2015/03/13

6DK…?


大三島で住むお家が決まったという連絡が入る。

派遣の仕事を抜け出したこまっちゃんから電話が来て、送られてきた家の状態や間取りなどの情報をパソコンで確認する。
海が近くて、畑?なのか草原?なのか空き地と言うのか?もすぐで、スーパーや郵便局があるエリアも遠くない。しまなみ海道の降り口からも近い。ここかあ…!

お家は空き家で、持ち主の方は四国の方に住んでいらっしゃるのだが、そういう候補となる空き家の中ではダントツにいい条件の大きなお家。2階建てで部屋が6つもある…すごいな…。
「でも家具が残ってて、まとめて部屋に置いておくから、3、4部屋は使えないらしい」
だそうです。

そしてみくりんの離乳食について、久しぶりに野口晴哉さんの育児本を読んだら、「6ヶ月になってから離乳食を始めるようでは丈夫な身体にするのにもう遅い」みたいなことが書いてあって、みくりん只今5ヶ月半、「4ヶ月でも蒲焼きを食べる」と書いてあって、どうしよう!早く肉とか魚とか食べさせなくては!
こまっちゃんが会社からかけてきた電話でそんなことを言ったら、数分後、
「肉とか魚とかはまだやらないで下さい。それについては一度話し合いましょう。」
というメールが来る。

それにしても、みくりんが超音波のような声で「キャー!」と鳴くと、
「何か食わせろ!!」
と言っているような気になって、お乳をあげても「ぷっ」と吐き出されると、
「こんなもんじゃねえ!!」
と言われているような気になって、「どうしよう、鰻をやらなくては…」とそわそわする新米母。
結局話し合って、「今のままでいいね」という一応の合意を見る。
それにしても野口さん、「米は遅い程良い。重湯をやるような時は握り飯をそのままやる。結構喜んで食べます」的なことを書いている。面白い。わたしは割と共感している。

昨日はこまっちゃん、前の会社の方々と楽しい飲み会へ。
心のこもった贈り物を頂く。
こまっちゃん、100人いれば率先して蚊に刺される人上位10名には入る名選手なので、ぴったりです。ありがとうございます。
「オーガニックの除虫菊買わなきゃね!」

今日はわたしはみくりんと実家へ、仙台から叔母さんがやって来る。
叔母さんの娘でありわたしの従姉は沖縄の座間味に住んでいて、去年産まれた孫を見に行った帰りに東京に寄ってくれた。
空港で買ったという海ぶどう、みんながみくりんに構っている間にむしゃむしゃ食べてしまった。ぷちぷち〜!

座間味、今頃はホエールウォッチングの季節。
従姉の赤ちゃんはみくりんと同じ学年になる。
みくりんが歩けるようになったら行きたいなあ。赤ちゃんとくじら見に。




2015/03/11

江戸前の


朝、ゴミを捨てに行くと、着実に春になっているなあと感じる。共用階段のすぐ脇にあるクロッカスの芽が、前の日と比べて格段に大きく膨らんでいる。恵みの春雨。

さて、今日は友人に大変な不義理を働いてしまう(ホントごめんなさい…)。
ジャケットのポケットの中で再三鳴る携帯の存在をすっかり忘れて、わたしは一体何をしていたのか…。
店の前を通りがかるが、いつも通り過ぎるだけで気になっていたほんやら洞のカレーを、今日は食べてみたいかもしれない、と、行きすがら思っていたのです。中央線特集なんかで雑誌に載ったりする、個性的な老舗の店、的な紹介をされる有名店。
そして午前中の用事を終えて、「行ってみよう、子連れだけど。東京で最初で最後のほんやら洞へ」と、賭けのような気分で扉を開ける。
中ではおじさん達の団体さんが料理が来るのを待っている。「他のお客さん、煙草吸ってますけど」と言われ、ひるむ、が、勇気を出して突き進む。小さな店内だ。煙を避けられるよう背の高いスツールにみくりんを抱えて座って、カウンターで「スパイシーチキンカレー」を待つ。
同じくカウンターに座った常連さんらしいおじいさんとの話で、「赤ちゃんはカレー食えなくて可哀想だなあ、俺も食えないけどな」という台詞で、「えっ…どんだけ辛いんだろう…」と、食べられなかったどうしよう、と不安になる。
オーダーが混んでいるので時間がかかると言われ、膝の上のみくりんをもちもちしながら、「こういうライブハウス的な、バー的なお店、子が出来て以来来てなかったな…」と、馴染みのあった自分を遠くに感じる。そして、こういう、煙草ウェルカムな、お酒とアンプとアングラな音楽と、の場所をゆりかごにして幼少期を育った知人や知人のお子達に思いを馳せる。
ついにカレーが出て来る。…んむむ、結構辛い!これは気を強く持たないと負ける…!と、さらっとしたルーと、かわいいレーズンの乗ったドーム型のご飯を崩して、玉ねぎのピクルスをたっぷりかけて、おりこうにしていたみくりんが、途中眠くなって「うえ〜」となるのを小脇にかかえて、辛さとみくりんの気を反らさせるのと二つの戦いを同時に攻める。カレーが少し冷めてくると、辛みもややマイルドになって複雑な味が分かるようになる。旨いな〜。だがこのレベルの刺激、妊娠以来だな!効く!大丈夫かな!
すっかり平らげ、熱い口の中にセットのラッシーが沁みるの。

ほんやら洞に別れを告げ、駅ビルでこつこつ揃えているムーミンコミックスを2冊買い、食料品売り場にてテンペとセロリを買う。
妊娠中、テンペ、という不思議なパーフェクトフードを勧めてもらってから、さつまいもとテンペのポタージュを作ったら、びっくりするほど美味しかった。それで今度はじゃがいもとセロリとテンペのポタージュにチャレンジしたくて購入。
テンペ、食べる前は見た目にびっくりしたけど、見た目から想像出来なかったおいしさ、程よい固さの立派な大豆。そのままでも食べられる大豆の水煮的な、でももっと使い勝手がいいし、とにかくお豆がいいお豆。

そしておみやげに和菓子を買って、電車に乗って2駅、降りたところではた、と、今日昼の散歩に誘っていた友人からの着信と、それにまぎれてこまっちゃんからの着信とに、
「あ、あああ…———!!」
となるのでした…。

昨日、引越し用の段ボール、梱包材などが届く。
2巻きもあるプチプチ(緩衝材)など見ていると、いよいよだなあと思う。引越しは4月7日、愛媛に向かって移動するのは8日の予定。詰め始めた瞬間から、この家のこの感じは終わるんだなあ。
こまっちゃんと2人で住み始めて、知っている人は知っているが、最初はちゃぶ台と椅子が1脚の家だった。それが少しずつ買い揃えて、ようやく住まいらしくなって、居心地が良くなって、そしてこの家で到達した完成形は、もう見納めなんだなあ。
と、そんなに感傷的になってるわけじゃないんだけど。

「東京で最後の○○」。がっつかずに、しっとり楽しみたい。
「東京で銀座の鮨」とか、これまでの東京生活では食べられなかったけど、まだ諦めた訳じゃないから。人生長いから。帰ってだって来るし。
その時はひとまわりもふたまわりも成長して帰ってくるから。
待ってろ銀座の鮨。
…もしくは銀座のフレンチ。



2015/03/08

梅とセキレイ


今日はわたしの方の家のお墓参りへ。
小雨煙って風が冷たい。古木が沢山植樹されている広大な霊園で、梅が満開だった。
東京で見る梅も最後かあ。
桜は見てから行けそう。
わたしは桜より梅の方が好きだったんだけど、今年は何故だか梅に心が躍らない。桜の方を楽しみにしている。何か精神的な高揚と関係あるのだろうか?

その後実家で餃子を食べる。妹プロデュースの餃子を2種類、鳥挽とゴボウと生姜、豚挽とニラ、にんにく。
食後にさくっと、ココナッツのお菓子を焼いてくれる。

パティシエをしていた妹の話では、身体を壊してパティシエを続けられなくなる人は多いのだそうで、なかなか難しい職種なのだな、と思う。
いわゆる一般的な社会人、サラリーマン、という範囲に収まっている間は、それ以外の生き方はリスクの大きい、誰にでも出来る訳じゃない、果てしのない、自分にとっては非現実的なもののように感じていたけれど、そしてそこから果てしのない方向に行こうとする時、その境目で国境を目指して、踏み越え、隣国に入った辺りまでは、迷いと不安と恐怖をぎっしりリュックサックに詰めて背負っているような感じがするけれど、さあもう頭からつま先まですっぽり隣国にいる、となったら、果てしないと思っていた世界は、選択肢にきりがないと思っていた世界は、意外にも一本の道があるだけだった。
自分らしく生きると決めたら、自分を生きるという道しかなかった。自分は一人しかいないし。そこには他人の評価が入る余地もない、失敗とか成功とかもない、ただ経験が豊かになって行くだけ。なんて心が軽い。なんてシンプルなんだろう。

夜、友人夫婦がみくりんを見にやって来てくれる。
ハピネスが溢れる新婚旅行の写真を見せてもらって、こまっちゃんとふたりで羨む。
何故わたし達はこういう新婚カップル然とした写真が少ないのか…まずカメラを向けると無表情になるこまっちゃん(赤ちゃんの頃からずっとそう)、リクエストしないとわたしを撮ってくれないこまっちゃん、そして…
「いいね…ケンカしなかったんだね。うちはひどいけんかしたよね」
「最終日、おれ泣いたもんね」

来月から我々の住む島について、地図で説明する。
が、相変わらず、説明しながら「わたしは一度も行ったことないんだよなあ、愛媛も瀬戸内も」と思い、それが不思議な感じ。「来月は住んでるんだよなあ」。
だけど日本だし。
日本には全然行ったことの無い素晴らしい土地や文化がたくさんあるのだし。
これから知って行くあちこちの、まず最初の場所と思ったら、今後何年も何十年も前途わくわくのとっても楽しみなのだ。

関係無いけど、今朝のこまっちゃんの『黒ごま担々にゅうめん』が絶品だった。




間に挟まる穴子も煮てる


本日は赤ちゃんの産まれた友人宅へ。みくりんとは3ヶ月違い。同級生だ。
抱っこして、軽くて、みくりんもこんな時があったなんてことが思い出せない。
旦那さまのすばらしく美味しいお食事の数々と、赤ちゃん達が女の子だということでちらし寿司、でんぶも手作りで、小エビで作ってるだなんてすごすぎる…感動の美味しさ。
あっという間に時間が経っていて、そんなに何話してたっけな…?大人4人と赤ちゃん2人で遊んで、魔法のような時間。

都市に住んでいるのにサバイバル能力のむちゃくちゃ高いご夫婦。これからわたし達も島行って彼らのように出来るだろうか…銛で魚突いたり…薫製したり…。
…。ま、まずはのんびりかな。

世界の離乳食の事と、日本は食べ物がふんだんに取れる豊かな島であるという事と、お金とはただ便利な何でも引換券であるという事と、30代、夢を追うか、諦めるか、本当はもともと無かった、の事と、学歴と疑問をもつ心の反比例の事など、「ああ!」と思うことがたくさんあった。

行き帰り、こまっちゃんとたくさん話をする。
少しずつ夢の形が、もやもやと輪郭が見えたり見えなかったり、相談したり、向うからやって来たり、その過程がやきもきしながらも、とっても豊かでエネルギーに満ちている。それも力みなぎる、というものではなく、瑞々しくてぷりぷり、というのに近い。言い合ったり文句をつけ合ったりしながらも、それにすら心地よさがあるのです。

楽しい1日でした!




2015/03/05

ほぼ日読んでたら止まらない


月末にパーティーのようなことを計画中。
お世話になった築50年の団地、全然今風じゃないけどしっかりした造りで、当時の作り手の志を感じる団地、建物と建物の間の芝生や街路樹が立派で、樹齢の高い木々がベランダから見え、敷地内をちょっと行くと富士山も見えて、居心地の良かった部屋。
先月から3月末にパーティーが出来たらいいねと言っていて、それはまだ大三島行きが決まる前だったので、『さよならけやき台団地パーティー』になるか『小松家を励ます会』になるか、一体どちらなるか…と思ったけど、無事次のステップに向けて発つ前に、お家にも友人達にもお礼が出来たらいいと思う。
「今日は当日のメニュープランが出来たよ」
鳥の丸焼き…?すげーな…。

ここ2ヶ月くらいよくゾロ目を見る。
今はエンジェルナンバーとか言うのね。ちょっと面白い。こまっちゃんもよく見る。
こまっちゃんが使ってるヨーガの本にも書いてあるような、いいイメージだけ持ってあとは成り行きに任せる、ということが大分日常生活で実用できるようになってきた。現実がイメージ通りになったり、予感やカンが当たるようになっている。赤ちゃんがいると、こちらの思惑通りに事が運ぶとは限らないから、かといって周到に用意するのも疲れてしまうし、「うまい具合に、とんとんと、これがこうなって次にこうなったらいいなあ」と思ってることがその通りになると、非常に楽!修行しているなーという感じがする。

今日のみくりんは日中、超音波のような奇声を発する。そして下の歯茎を舌で触りながら、ちらっとこっちを見て様子を伺う、という動作を繰り返す。かわいそうになあ。
でも良く笑ってかわいい。テーブルの上に寝かせたら花瓶の花をじっと見ていた。
そろそろ眼鏡を掴んだり引っ張ったりしてき始めた。手の使い方が上手くなっている。
…眼鏡はやめて〜…。





2015/03/04

寝過ごす


ライブのリハーサルの翌日。朝目が覚めたら11時半だった。
ゴミ〜!燃えるゴミ〜!おむつ…。

賃貸の解約は1ヶ月前までに手続きをしないとなので、早急に引越しを決めたのに、引越しが決まったら安心して、肝心の解約手続きをするのをぽかーんと忘れていた。
慌ててFAXを送る。が、うちにFAXはないのでコンビニにFAXしに行く。
そしてみくりんに許しを乞うて、そのまま昼食を近所で外食にする。
うーん疲労が蓄積気味…。
赤ちゃん連れで慣れない場所など、泣きやしまいかと冷や冷やするし、緊張するけど、本当は自分の大事な赤ちゃんと、淹れてもらったコーヒー飲んでのんびり出来たら、幸せなことなのだ。
みくりんが膝の上でストレッチしたり、うとうとしたりするのを抱きしめたり、話しかけたりしてひとときを過ごす。

夜はこまっちゃんが、おひなまつりの蛤やサザエを買ってきてくれる。こまっちゃんがバーナーで炙る、ブリのたたきが美味しいよう…。
みくりんにお吸い物のつゆや、白和えの白の部分、人参の胡麻和えの人参などをあげてみる。声を出して大興奮で食いついてくる。すごい…美味しいんだ…。
確かにすごい美味しい。
元気出たよこまっちゃん。

食後にお土産のとらやの最中を半分こする。
ああ…いつか心行くまでゆっくりお風呂に浸かりたい…とは贅沢か…。

翌日はこまっちゃんが寝過ごしていた。



2015/03/03

脳みそバチバチ


先日、けもののような顔をしてテーブルを噛んでいたみくりん。歯茎がかゆいのだろうか。下の歯茎と下唇の間に舌を入れて鼻の下を伸ばす、という顔をやってる。へんだよーそれー。

昨日はこまっちゃんは、彼が幹事の一人をやっている同窓会へ。大学生が環境系のNPOなどに研修に行ける制度を利用した同士の会で、大盛況だったそう。わたしもみくりんと行きたかった…。
この会の面々は、大学では環境サークルに所属していた人が多い。大学生で環境のことなど、微塵も考えてなかったなあ。そういう広く長いスパンでものごと考えてなかったなあ…自分と隣の人くらいのことしか…。
この同窓会の実行の為にスカイプ会議をしたり、用意する食材をこだわったり、そして楽しかった反省会兼飲み会で、同窓会から帰ってきて以降充実しきっているこまっちゃん。

彼が同窓会に行っている間、わたしはライブのリハーサルの為の歌の練習をする。

そして今日は、みくりんを連れてのリハーサル。
床に寝かせたり、抱っこしたり、初めてのドラムセット、ヴァイオリン、きっとすごい刺激だろう。脳みそバチバチ言ってるだろう。
途中、仕事を早めに切り上げてきてくれたこまっちゃんが合流して、リハーサル中のみくりんを一緒に見ていてくれる。
そして母は歌の練習の成果が出ない…。

わたしの父が実家の車を出してくれたり、リハーサルで他のメンバーがあたたかい目で見てくれたり、こまっちゃんが骨を折ってくれたり、皆の手を借りて、何とか前に進んでいるという感じ。皆の手を借りて、やっと新しいチャレンジがちょっと出来る、という感じ。
こまっちゃんが仕事が遅かったりで、朝も早くてすれ違いの日が続くと、みくりんとふたりだけの時間が3日、4日、と続くと、わたしも少しずつ何となく、もやもやと不安な気持ちになる。
こまっちゃんの4月からの新しい仕事の定時が5時で、
「毎日みくりんに美味しい夕飯を作ってあげるからね!」
と言っていて、それ、そうなったら別の人生だなあ。家族が一緒にご飯食べて、それが当たり前だったら。
でもそうなったらわたしが精神的にすごく安心だろうなあ、それが一番みくりんにとって影響が大きいだろう。今でも土日はこまっちゃんがご飯を作ってくれることが多いけど、それが無いとあるとでは、平日ご飯を作るやる気が違う。本当にこまっちゃんが毎日夕飯作ってくれたら、わたしは朝ご飯と昼ご飯をもっと気持ちを込めて作ることが出来るだろう、それはそうでない場合と、まるで違う家って言っていいくらい違うだろう。

そんな風に、自分一人とみくりんでは、お乳が出ようが、みくりんに誰よりも信頼されていようが、限界がある、圧倒的に、と、最近思う。

今日リハーサルしたライブの詳細はこちらです。
色々思い出のある今井次郎さんの曲のライブ、今年は4回くらいライブをやる予定だそう、なので意外に東京に帰ってくるのかもしれないなあ、わたしは。
場所は知る人ぞ知る円盤です。
いい感じになりそうです。お時間ある方はぜひ。