ピクニックは1日にして成らず

みくりんが「ピクニック行きたい」と言うので、伯方の塩工場の前の砂浜へ。みくりんは服のまま海へダイブしていた。ゴールデンウィーク気分で、おやつとバーナーとコーヒーミルを持っていざドリップの段階でペーパーを忘れていることに気づく。なんとも言えないショック。ショックを乗り越えてカップに直接挽いた豆とお湯を入れて、沈んでから飲むという我流フィンランド方式で、なんとか美味しく飲みました。前回同じようなことをしようとして、同じようなもっとひどい失敗をしたな…と日記を振り返ってみたら同じような時期であった（参照：美味くて幸せ）。でも進歩している、成功まであと一息じゃ。帰り道、寄り道してもらってともちゃん一人、こまっちゃんとみくりんがうろうろしている間に大三島で作られたワインをぐびっとひっかける。大三島にワイナリーを作るプロジェクトの、第1作目のワインが今年出来上がって、1年目は少量の醸造だったそうで在庫が無くなるとの噂を聞いて味が見たかったのです。あまり味わったことのない味で、全然悪くない。深く重くなく。

ゴールデンウィークイェー

日中車ですれ違ったバイク集団のシンガリのヘルメットの上にカメラが付いており、しまなみ海道の橋の上では立ち乗りしているバイクとすれ違う。なんだか陽気な雰囲気、ゴールデンウィークって感じだ！こまっちゃん東京より帰宅。夜、バス停まで、バスで帰ってきたこまっちゃんを車で迎えに行く。迎えに行く用の靴下にフリフリを選んだみくりん、お土産の絵本を読んでもらう。

バター醤油でね

お裾分けのお裾分けに細長い筍を頂く。筍はいつもこまっちゃん任せのともちゃん、先日お店に来てくれた島の友達の「筍茹でるの超簡単だよ」の言葉に背中を押され、育っても食べられるのかな？また違う種類の筍？と思いながら茹でてみる。結論は、美味しく頂きました！下の方はちょっと固くてみくりんは残していましたが、大人は食べられる硬さ、メンマを彷彿とさせる歯ごたえ。近頃みくりんはしばしば、「自由だな〜」と言う。おやつ食べてほっとして、ソファにもたれて、借景を眺めて、本当に芯から真実なのでこちらが驚く。元ネタはのび太くんなのかな？と思うけど、言われてみると全くその通り今感じている開放感、安心、元気さは「人は自由である」という実感と言ってしまっても本質的には間違っていないのではないかなどと思って、「自由だね〜」と応える。一人で子供を見ているとイライラしそうになるけどそれはこちらの思い通りにしてくれない時で、「こうしてくれなきゃ」と考えそのものが不自由さの現れなんだよな…などとも思う。時々台所仕事を手伝ってくれるみくりん。後半はたいてい水遊びになって怒られる。

カラスノエンドウ

本日は役（やく）と呼ばれる地域清掃。道脇や空き家の周りの草を刈ったりして、夏が来る前に一度伸び始めた雑草を払うのだ。みくりんは草を刈って出てきたダンゴムシを手のひら一杯に集めていい子にしててくれる。朝7時半に集合して、1時間ちょっとで終了。家に帰ってお庭で一服、見ないふりをしてきた我が家の庭の草をじっと見る。前から気になっていたいかにも食べられそうな、食べられるのかなどうかな？と思っていたカラスノエンドウが庭で実っており、野草の本を開いてみると載っていた。移住前に東京で買って本棚に置きっ放しで、都会ではあったけどこちらに来てからすっと冷めた3年越しの雑草食べたい欲。みくりんがたくさん収穫してくれる。味は、種が膨らんだのは鞘が固くて食べられなかったけど、若く薄いのはさやいんげんみたいで美味しい。豆好きのみくりんは硬い鞘の豆を一生懸命食べていた。不思議と口の中が清涼感。若芽は美味しい。花は生食可、ほんのり甘い味がした。

光に溢れてる

銀行に入金しようと思ったら、入れる物を忘れて帰るを朝と夕に２回。やっぱり今日も島はきれいで、窓を全開にして車で半周遠回りしてしまう。あったかくていい匂いがして、その時間でしかその場所でしか味わえない光の中をびゅんびゅん通り過ぎていく。山藤があちこちで咲き、大きな大きな鯉のぼりがぬっと現れる。みくりんは新しいことを覚えてきて、いろんな手遊びを披露してくれる。4月の始めの桜の季節は素晴らしいと思ったけど、今こそ島のあそこでもここでも立ち止まっていつまでもじっくり見ていたい。

臨時休業延長のお知らせ

今週臨時でお休みをさせて頂いておりましたが、4月中一杯、お店をお休みさせて頂くことに致しました。

次回の営業日は、
5月3日（木・祝）を予定しています。
この日は店舗での販売と、大山祇神社の参道マーケットの出店を致します。大山祇神社近くの藤公園では藤まつりが行われます。

ご利用のお客さまにはご迷惑をおかけ致します。
どうぞよろしくお願い申し上げます。

在店

お店を開けて、閉めて、みくりんを保育所に迎えに行き、ちょっと遠回りして夕日を見て帰る。こまっちゃんは今日の仕事を終えて東京へ。今日は1日暖かく、見える景色が全て白っぽくふんわりとした光につつまれて、どうしたって山も海も花も美しかった。島で地元の方々に対して商売をするということがどういうことなのか、せっかく来て頂いたのに売り切れで「でも早くに売れて良かったね」と言って下さる、お客さまが並んでいて手が回ってないところを手助けして下さる、そんなこと思いもしていなかったので、改めて島の人たちと関わっていく仕事を、なんていい仕事だろうと思うのです。こまっちゃんとともちゃんは、実は全然息が合わないし、全然共同作業が出来ないのだけど、こまっちゃんのパンを売る仕事は、まだ始まったばかりだけど一生の仕事に相応しいなと思っちゃうのです。さて、前回の記事にあります通り、明日明後日お店はお休みです。わたくしともちゃんは在店しております。

臨時休業のお知らせ

4/20（金）・21（土）の2日間、臨時休業させて頂きます。
ご利用をご予定のお客さまにはご迷惑をおかけ致します。

店主の母の闘病に付き添いたく、今後度々東京に帰京することを考えております。臨時のお休みを頂く際は、その都度ご報告して参ります。

ご利用のお客さまにはご不便をおかけ致しますが、何卒ご理解賜われれば幸いです。
どうぞよろしくお願い致します。

店主

しまカラFACTORY

本日は島にてイベント。場所は共同選果場、高く積まれたパレットがかっこいい。島のお母さん主体で開催されてきたイベントで、初めて大三島に来た年の春、そこで島に住むたくさんの人をこまっちゃんが紹介してくれて、大三島のポテンシャルや幅広さにわくわくし、そして今回、最後の開催ということでした。県外からサポートに来てくれた、お店のオープン日も手伝ってくれた青年と、連日長時間仕込みに当たっているこまっちゃん、2人がとっても頑張ってくれました。みくりんは来ていたお友達とはしゃぎ、児童館の方が用意して下さっていたキッズスペースで遊び、昼過ぎには眠くて地面に横たわるくらい満喫。移住してきた頃出会った子供達の成長期がまぶしく、顔も体も声も変わって「生きているそのもの！」という感じがする。3年間「パン屋さんをする人たち」だったところから、本当に念願通り「パン屋」になり、全然信じて疑っていなかったけど、わたしたち、夢が実現しておるよ。

次々と花

先日と今日、お店はお休みだけど、まるまどにご来客。サンドイッチやピザトーストに使わせて頂く島の有機農家さんのお野菜を届けてもらって、本当に本当に嬉しそうなこまっちゃん。芽吹いた新芽はあっという間に大きくなって、ぷちぷちしたところが好みのともちゃんの萌え時は一瞬で過ぎてしまうなあ。お店の外観や内観をいい感じでカメラに納めたいと思うのだけど、あんまりうまくいかない。お店の備品を納品して下さった方々にかっこいいところを見せたいのだけど…。開店して使い始めたipadのレジの機能を確かめながら精算するのの時間のかかることよ！そしてちょこちょこ銀行へ。これまた小慣れてないので恥ずかしい！

雲立つ

シャイで控えめのまーちゃん、厨房でも製造でも販売でもマルチに多大な戦力を発揮するまーちゃん、まーちゃんと合間にちらっと見た台（うてな）ダムの桜は、水辺を満開の桜が吹雪いて、桃源郷のようでありました、昨日東京に帰って行きました…。ありがとうありがとう！まーちゃんにサポートしてもらいながら「パン屋さんの1日」を理解し、まーちゃんの帰ってしまった翌日である今日は、初めてのこまっちゃんとともちゃんの２人体制。まーちゃんがいなかったらこんな風に最初の1週間を終えられてなかったでした（しかしまだまだレジ担当には改善の余地ありますので、もっとバージョンアップしてまいりますよ！）久しぶりにしっかり雨が降った金曜日の夕方、荒れてた空の向こう側が晴れてしゅーっと雲が沸き、一気に山が緑色に。そして保育所へみくりんを迎えに行くと、園庭の濡れた鉄棒に駆け寄って止める間もなく、くるりと前回りをしていた。え！いつの間に！そんなことが出来るようになったの！「練習したの？いつ？」と聞くと、「あした」ということでした。

伊勢なべ

保育園の入園式。みくりんはもう昨年の誕生日の後に入園しているので本日は登壇する訳では無かったのだけど、今日は一応きれいなお洋服を着せて、我々夫婦とまーちゃんで式を観覧して進級を祝う。みんな名前を呼ばれてお返事をしたり、歌を歌ったり、保育園に通う子供達が一堂に会して何とも可愛らしく、家では見られない様子を見て成長を感じてじんわりする。家ではこまっちゃんがスーパーで見つけた瀬戸内海の伊勢海老、スーパーに伊勢海老があるのを初めて見たし、食べるのもみくりん含めて、我々夫婦、まーちゃんとも初めて。美味しい…。

祝まるまどオープン

とうとうオープンの日を迎えました。こまっちゃん、3月30日まで協力隊の仕事を勤め上げ、涙涙のご挨拶。とても素敵な職場だったそうです。短かったようで長い3年間、本当にお世話になりました。そして1日、まーちゃんと、同じ集落の好青年こりんくんの強力なサポートのもと無事にパンを完売することが出来ました。たくさんのお祝いの言葉、品物、お花、近隣の方々、遠方から来て下さったお客さま、温かい気持ちといい香りに包まれて新しい仕事を始めることが出来たことを、とても幸せに思います。さて、木曜日から通常営業。永く永く持続可能な在り方を目指して、楽しく試行錯誤して参りたいと思います。これからここが、わたしの職場だ、わーい！