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2019/07/23

28(日)営業します

7月28日(日曜日)臨時営業いたします。

普段の日曜日は定休日なのですが、大三島インターすぐ、まるまどのお店より車で3分ほどの「多々羅しまなみ公園」にて「サマーフェスタinかみうら」が開催されます。
近隣の「戸板海岸」にて魚のつかみ取りが出来る立て干し網や、道の駅敷地内にて出店があったり、夜の20時半からは花火も上がりますよ。
どうぞ合わせてお立ち寄りください。

営業時間 11:30〜18:00
(売り切れの場合は18時より前で閉店することがあります)

念願の花火


雨降ったり止んだり降ったり止んだり。みくりんが「はやく夏にならないかなー」と言って、もう夏だよと言ったものの雨ばかり降って「違う、海とかに入れる夏よ!」と言われ確かに夏っぽくない。晴れだと農家さんは全ての畑に水を撒かなければならないということを知ったり、雨が降らないのが続くとダムの貯水量を心配したり、人の暮らしが天候と共に連動してあるということが、今年初めて実感としてはっと、確かにそうだと思えた。雨でも晴れでも台風でも人は同じように同じペースで機械のように影響されずに機能するのが都会で仕事する人が求められることだったから、本来人は雨の日と晴れの日では体の状態とか精神の状態とか違っているのだから晴耕雨読みたいに出来たらいいのだろうけど、それは理想の夢のお話だと思っていたから、カメハメハ大王の歌みたいに、「風が吹いたら遅刻して、雨が降ったらお休みで」と言ったら言い過ぎなんだけど、でも「晴れの日と雨の日で内容がすっかり変わる」という仕事のあり方が、頭では屋外でする業種などそういう人もいるだろうと知っていたけれど、そういう生活をする人生について、本当には理解していなかったみたい。お天気って、人間がどうすることもできない大きさのものじゃないですか。ましてや瀬戸内のお天気は、海と島々の位置の問題か天気予報が本当に当たらないし、予報もどんどん変わる。天候というどうしようも人が変えられない大きさのものに、毎日影響されながら生きる生活。どこかぽっかりと明け渡して、緩めて、さっと体を動かして対応できる柔軟さやシャープさ。島の人に生き物としての頼もしさみたいなものを感じる秘密が少しだけ分かった気がする。ちなみにパン屋さんのお仕事は、雨の日も晴れの日もあんまり変わりません。

2019/07/15

1年分の運動


金曜日、お店を閉めた後櫂伝馬の2度目にして最後の練習。こまっちゃんは夜は翌日分の仕込みをしているので、子守する者のいないみくりんにも船に乗ってもらって練習。いっしょうけんめい「よいさー!」と声を出して、夕暮れから日が落ちるまで1時間、怖がらずに乗ってえらかった。それにしてもハードな練習で、丘に上がると体が震えて力が出ない。土曜日、同じくお店を閉めた後は町民運動会。みくりん、園児の部で出場、ともちゃん、ハリケーンに出場。夜はお友達が泊まりに来てくれて、お土産を大変美味しく頂き、楽しいお話をする。日曜日、鶴姫まつりで櫂伝馬レース本番。雨天だったけど、漕いでるタイミングではほとんど晴れていた。レースの結果は残念でしたが、櫂伝馬には何だか不思議な魅力があり、もっと「漕ぎ」を理解したいなと思う(年間に2時間では難しいか…)。日曜日、用事で三原へ。尾道から少し広島方面に行ったところが三原。帰りは3人でお腹いっぱいご飯を食べて、尾道で甘味を食べて帰る。初めて石臼で大豆を挽いてきな粉にして、初めて本わらび粉のわらび餅を頂く。どんなに弱っていても美味しく感じられそうな優しい食べ物だった。連休最終、尾道の商店街は賑わっていた。

2019/07/07

手にマメだ


まるまど日記には毎年何度か櫂伝馬の記事があるのですが、覚えておいででしょうか?今年もやってきた櫂伝馬、ともちゃん今日は1年ぶりにその練習に行ってきました。普段汗をだらだらかきながら仕事をしているけれど、屋外の炎天下で何かをするようなことはない、運動もしていないし、今日は暑い中1時間船を漕いで大丈夫なんだろうか…そして終わってみると去年よりきつい。来週末行われる、そして毎年7月に行われる「三島水軍鶴姫まつり」というイベントで、瀬戸内の水軍が使っていたらしい櫂伝馬という船のレースがあるのです。大三島の各地からもいくつかチームが、そして近隣の島々からも参加チームがあり、1日がかりでトーナメントが行われます。練習は今日と来週の計2回、計2時間で本番。他の熱心なチームはもっと練習しているのかな…?1年の中のたった2時間強なのだけど、全部が木で出来た船で、水面近く、力一杯叩かれるドラム缶の音を聞きながら(本番は本物の太鼓を使う)、櫂の飛沫を浴びながら、10人で声を出して汗をいっぱいかくのは、なんだか1年の中でも特別印象深い時間なのです。大三島には宗方(むなかた)という地域が特に櫂伝馬の風習がよく残り、経験と技術がいる太鼓と梶はどのチームも宗方の渋いお兄さま方が引き受けてくれます。宗方に移住して数年の男の子も梶を練習させてもらっていたな。宗方漕ぎと名前のついた漕ぎ方があり、私たち女子は普通のボートのオールのように櫂を使うのだけど、宗方の男性陣は水に櫂を入れる時、ほとんど垂直になるように立てるのです。すごーく力がいるので年2時間の練習では出来るようにならない。男性陣の漕ぎは迫力があります。それにしても船の上で見る宗方のおじさんたちが渋くてかっこ良すぎるので、本当はその写真が撮りたかったな…。

2019/07/04

雨降って地固まれ


農家さんが「農家始めてからこの時期こんなに長く降らなかったことがない」という期間を経て雨。今日は晴れ。朝はもうもうと山と海の向こうで水蒸気が白く湧いていた。先週お店に来てくださった島のおじいちゃんに「いいこと始めたね。ずっと買いに来れるように、繁盛して長く続けてね」と声をかけていただいて、これまでしてきた仕事で、こういう風に肯定されたことってあったっけ?パン屋を始めてから何度かそう言っていただけるので、本当に、温かい方々に囲まれているんだなあと思う。有難いです。今週お店で使う用の超ヒップなお野菜を持って来てくださった農家さん母子。フォトジェニックな二人。バリカンで刈り上げようとしたら旦那に嫌がれるという互いに似通った経験で、「旦那にそんな権限あったかな…?」の疑問に心の底から共感。「刈り上げたいけど腰までの長い髪が欲しい」にも共感。手間は心底いらないんだけど、装いたい心なのでしょうか、そんなお年頃です。島のあちこちでぼんぼん咲いている紫陽花もそろそろ終わりだろうか。朝涼しく、昼蒸し暑く、エアコン付けると湿気寒く、相反する空気に鼻水が止まらない。お店の外壁によく見たら蛹が3つもあって、一時期そこかしこに大群でいた毛虫は孵ったようです、蛹は全部空だった。今は期間限定で羽蟻が大量発生中。毎年の出来事で、夜車に乗ろうとしたらフロントガラスにびっしり付いて驚いたことがあったけど、皆数日で死んでしまう。なになに?あれってシロアリなの?