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2015/02/28

慣れた道



昨日は引越し屋さんに3社、見積もりに来てもらう。
前日から何となく、押し入れの中などを整えたりして、当日は朝から掃除機かけたりして、どきどきする。お金の交渉なんて出来ないよ…。
心細くてみくりんを見る。
「いつもの自分でいればいいのです」
と言われたような気になる。そう、そうね。

そして1社目で、驚くような金額で、高すぎて、高すぎて高いのかどうか良く分からない。そして話を聞きながら「次の人が来る前に泣いているみくりんにお乳をあげられるだろうか、どうだろうか」などということで頭が持って行かれて、何を聞いたらいいのか分からない。

3社終わってみて、どれも内容も金額も随分違うので、違うもんだなあ、と勉強になった。1社に決めて、翌日、こまっちゃんが値段の交渉をする。
引越し日が決まりました。

今朝は8時半くらいに一人で家を出て用事を済ませる。
久しぶりに自転車で駅までぴゅーと走る。かつての通い慣れた道。考えなくても無意識に走れる道。みくりんが目を覚ます頃に帰ってくる。

今日は午後妹が来るので、foodmoodに寄って大人買いをする。

感動しながら妹とこまっちゃんと3人で食べる。
「全種類買ってくれば良かったのに!シフォンケーキも!」
こまっちゃんはシフォンケーキ派。わたしはパウンドケーキ。

夜は春の山菜の天ぷら。こまっちゃんシェフ、久々の天ぷら、美味しかったよ!

あと一ヶ月でここも出なきゃならない。
「夢のような時間だったね。4年間。」





2015/02/26

10巻『春の気分』


今日はみくりんと出かける。
こまっちゃんは昨日、昼食に油そばの麺を400g食べて、
「辛い…仕事に身も心も縛られている」
と言っているが食べ過ぎだと思う。400っていくらなんでも。もうそういう歳じゃないのに!

カフェスローでお昼ご飯を食べる。おいしいなあ。みくりんはまったりしていた、居心地いいのかな。食べ物に興味が出始めたみたいで、手を伸ばす。そろそろ食べ物を考えないと…。
実はちょいちょいわたしのごはんのほんの一部を食べさせてみたりしている。世のお母さん方に怒られそうだが…。すごい勢いで食いついてくる。
そしてこてっと寝る。

途中でおしめを替える。
今日はお店の奥のスペースでおむつなし育児の会が開かれていたので、その脇でおむつを替えさせてもらう。興味はあるのですが、もう少し暖かくなったら、とか、腰痛が良くなったら、とか、とか…。

またまたムーミンコミックスを買う。
離京までに全巻揃えるのが使命だと思ってるんだろうか?第10巻。気分で買っているので色々だ。2巻と5巻が今家にある。

ネットの引っ越し見積もり比較サイトを使ってみた。電話番号を書く欄があって、フォームを送ったとたんにばんばん電話がかかってきてびっくりした。
ちゃんと引っ越し会社にお願いして引っ越しするの、初めてだ。見積もりは家に来るのかー。





2015/02/24

小舟



前回の日記を書いた夜。
ご機嫌で遊んでいたみくりんが、そろそろ眠くてぐずってきたので、寝かしつけようと横にすると、急に何かに抵抗するかのように、悲鳴を上げて泣き続ける。
「何かおかしい…」
何事だろうこれは…動物との触れ合いがまずかったのだろうか…と、何かぶつぶつでも出来てるかと泣き叫ぶみくりんの服を開いてみる。顔も身体も泣きすぎて蒼白に、涙で服もびしょびしょ。
その後、こまっちゃんがみくりんを落ち着かせ、寝かしつけるのに成功。夜は一度だけ起きて、嫌がって飲まなかったお乳を飲む。

朝、見た目はいつもの通常のみくりんに戻っている。が、2度、続けざまに酸っぱい匂いの黄緑色のうんこをする。
うちにある『整体的子育て』という本には、
刺激に敏感な赤ちゃんに、呼びかけもなくいきなりパッと何かをすることは、ときに強いショックになることがあります。そういうショックがあったときには、数日後に緑色の便を出すので、もしそんな便を見たら、ちょっと数日間の振る舞いを思い返してみると、思い当たることがあるかと思います。
と書いてある。
みくりん…。わんこに吠えられて、動じてないのかと思ったら、動じまくってたんだね…高速で振動するものが、まるで動いてないかのように見えるがごとく…。とにかく刺激が強すぎたようでした、本当にごめん…。
申し訳ない気持ちと、泣き止ませられなかったことですっかり自信を無くして消沈のわたし。どう接していいのか分からない。常々、みくりんは手のかからない赤ちゃんだけど、それは我々親が素晴らしい訳では全く無い、勘違いしないように気をつけよう、と思ってたのに、たまたま会った飼い猫のことで悩んでいた人に「一緒に学びながら成長するパートナーとして、この子がわたし達を選んで来てくれたと思ってるんです」なんて言っちゃって、格言めいたことを調子に乗って、わーたーしー、おおお愚かしい!

色々分かってなかったな、と思いました。まだしゃべれない子供の様子がおかしくて不安になる気持ちとか。吠えられた後、わんこにぺろっとされて「へへ」とか言って笑ってたんだけど、ぺろっとは大丈夫かな…?!と思いつつこの世にはティッピちゃんがいるし、などと思った過去のあの時間が後悔と懺悔の渦になって、現在の自分が木の皮の小舟ように翻弄される感じなど。

こまっちゃんは仕事先から、休み時間に電話で、
「全然自信無くすことないよ、あなたは正しい反応したよ」
と言ってくれる。
吠えられても、みくりんが自分からわんこを触って、笑ってたのは良かったかな…考えてみたら手を伸ばして自分から何かを触るのは初めてだった。
吠えられて近づかせないでいたら、犬のことを怖いものとしか認識しなかったかもしれないし、楽しい気持ちも一緒に経験出来たから、怖い思いだけするよりも良かったのかもしれないし…。

えー、みくりんは元気です。
今日は二人でおんぶの練習、頑張ったのでよく寝てます。




2015/02/22

今日は近所を散歩


今朝は曇り。
のんびり朝ご飯を食べて、くろねこ軒のマルシェへ。
行くといつもある行列が無く、商品の並んでいるはずのガレージが片付けられている。
「あれ?やってない…?」
などと言ってると、中からご主人が出ていらっしゃる。今日は怒濤の回転で、あっという間に売り切れてしまったそう。
でもせっかくなので中でお茶をして、くろねこの皆さんに移住が決まった事を報告する。みくりんはたくさん抱っこしてもらう。安心してくつろいでいる風のみくりん。

くろねこ軒さんにはダルメシアンのウーちゃんと、4匹の猫様がいて、今日はみんなが勢揃い。みくりんは初めて見る猫様だ。となりに寄って来てくれた猫さんの脇腹をギュッと握ってびっくりさせていた。わたしもびっくりしたよ!結構積極的な性格なのね!
我々が、すてきな自宅でのマルシェに行けるのも今日が最後だ。

ケーキを食べられなかった代わりに、近所の「ひとひとて」でマフィンやショートブレッドなどを買う。今日は絵本の読み聞かせの日だったようで、子供たちがたくさん。

おかしを食べながら「ki-to-te」へ。
ここは我々の住んでいる団地のすぐ裏手の住宅街の中にありながら、ハイクオリティの無垢のいろいろがあるお店。番犬の杢ちゃんと触れ合うみくりんは、今日は動物の日だ。
杢ちゃんに吠えられても動じないのは、ここ数日わたしが本気の犬の鳴き真似をしてみくりんが笑う、という遊びをしていたのの成果だろうか?自分から手を伸ばして触るので、すごいなあと思う。足の裏に杢ちゃんのもふもふの毛が当たるのが気持ち良さそう。
すてきな椅子に座って、在庫を出してもらってテーブルの上一面に広げ、ゆっくり吟味する。いつも思うけど、この時間って贅沢だなあ!
同じ形の同じ種類の木でも、見た目も手触りもそれぞれ微妙に違って、それぞれに個性があるのが不思議だ。とても精密に作られているので、ぱっと見は違いがないように見えるのに。
うちの丸テーブルもki-to-teさんで作って頂いた。
みくりんの食器もお揃いにして、本当は椅子も、スツールも、カレー皿も気になるのだが…は置いておいて、すべすべのジャムスプーンを、二人で選ぶ。

パン屋でフランスパンを買って家に帰る。
くろねこ軒のコンフィチュールと一緒に、1本食べてしまった!






2015/02/21

当店自慢の手打ち生パスタでございます


今日はこまっちゃんの実家へ。
こまっちゃんのお姉さんの為に贈られたという、7段の立派なお雛様を出していてくれた。
上へ下へ持ち上げられての撮影に、見事みくりんは孫のお役目を果たす。

こまっちゃんが皆に料理を振る舞って、食後は我々が移住する島やその周辺の見どころなどの載ったマップやパンフレットを見せながら、どんなところかを家族に紹介する。

先日こまっちゃんはお父さんに長い手紙を書いて(参照:100点)、それに対するお父さんからの返事のメールを貰い、
「家族が理解して応援してくれるのが一番力になる」
と、お父さんが応援してくれたのを、すごく素直に「嬉しい」と言っていた。
それを聞いて、やっぱり子供は親に応援してもらえるのが一番嬉しいのかなあと思って、みくりんが大きくなって、みくりんがやりたい事に心から応援出来たら、それは本当にみくりんの力になるんだろう。みくりんが大きくなった時、そのことを忘れないようにしたい、と思った。

昨日餃子の皮を作ろうとして失敗して、強力粉と水を混ぜたものが残ってしまったので、以前ほぼ日の記事で見た手打ちパスタにならないかな?と思ってやってみる。オレキエッテのような?ジェノバソースで。
たっぷりのお湯で茹でて、ぐみぐみとハードな噛みごたえの不思議な食べ物に。
こまっちゃんには不評でした。



決まったよ


通知、来ました。
希望していた大三島でした!やった!

朝、起きてこまっちゃんはもう出勤、ゴミを捨てに行ってポストを見るが、何も入ってない。そりゃそうよね。
午前中、インターフォンが鳴って、郵便局の人が。簡易書留が届く、がこれも別の用件。
12時を数分過ぎて、昼休みになったこまっちゃんから電話。
「1階の郵便受け見てみて」
えーでも帰ってくるまで開けちゃだめなんでしょ、じゃあ夜でいいじゃん、いや今開ければ一緒に開けたことになるから、で、
「入ってる!」
「厚い?薄い?」
「薄い」
「勝手に開けないでよ、実況中継して」
「今階段を上がっています(うちは3階)」
「厚い?薄い?」
「だから薄い」
「今開けています。ドアを」

今治市、大三島。10年前に愛媛県の本島にある今治市に統合される。
もともとは独立した2つの市であった西半分の大三島町、東半分の上浦町があり、2カ所から別々で募集があったが、希望通り上浦町になった。

こまっちゃんが帰宅。今日は野菜餃子。
赤ちゃんがいるうちは餃子なんてするものじゃない…皮なんて作るもんじゃない…あやしながら包むの大変…。
スコットランドのIPAビールで乾杯。
「なんていうか、こう、『うわぁああい!』って感じじゃないね。『うわあーー!3億円当たった!』みたいな感じじゃないね」
「3億円当たってないからね」

みくりんを寝かせ、電池の切れたわたしが仮眠をとり、こまっちゃんは大三島の若い農家さん達などをネットで見つけ、盛り上がっていた。

どんな生活になるんだろう。
どんな人達がいるんだろう。
ともあれ、ついに決まりました。
我々、移住です。

「さみしくなるね」と言いながら見守り、応援してくれた皆さん、ありがとう。
ここで出会った人達も、古い友達も、長く、より深く、なっていけたらいいなと思っています。
団地も、目の前のけやきの木もありがとう。ここが大事な場所なので、だからこそ次の場所もきっと良くします。





2015/02/19

重要なとこ


昨日の雨の日、わたしの父が所用に車を出してくれる。
「月、火、水…そろそろ今治の結果送られてくるんじゃないの?」
と、日曜日の面接の合否を、そして早めに帰ってきたこまっちゃんも、
「合否はメールでも送るって言ってたけど、そろそろ届いてるんじゃ?」
と同じ事を言い、パソコンをチェックする。
そしたら届いていた!

「おお!どうかなあ…!ダラララララララ、ダン!」
「…。合格って書いてある」
「…合格だねえ」
「…うん。」
「…なんだろう、驚きがない。こうなると思ってたから、思ってた通りだった、って感じ」

募集のあった赴任先は、島が4つあって、そのうちどの島なのかはメールには書いていなかった。
郵送で送られて来るとのこと。
「日中届いても先に見ないでね、一緒に開けようね!」

実はわたしは、彼が日曜日の面接から帰ってきてから、移住についてにわかに現実味が増してそわそわしていた。
「ともちゃん、本当に移住するってなっても大丈夫?どきどきしてない?」
「どきどきしてる」
「大丈夫かよー!」
「どきどきしたっていいじゃん!どきどきするよ!」
怖れたり、不安になったり、面倒だったり、色んな気持ちを味わいながら、それでも進みたいのだ。この流れに乗って行きたいのだ。
そしてこのブログも始まって3ヶ月。やっとここまで来たよ!とりあえずはめでたい!

そして本日。
昼はみくりんとおでかけ。助産院主催のフリーマーケットで授乳服の掘り出し物を100円でゲットしたり、ちびっこ達とおしゃべりしつつお友達と美味しい破格のお弁当を頂いたり、身体のメンテナンスをしたりであっという間に過ぎる。
帰りには和菓子を。
身体を整えてもらう際、
「砂糖、結構取ってませんか?砂糖は関節を緩くしちゃうんです。小麦粉とか上白糖を取ると低血糖になってもっと食べたくなるから、食べるなら高級な和菓子をちびちびと食べる方がいいですよ」
と、ここ数日の甘いものが止まらない病と、クッキー焼くとむしゃむしゃ食べる病を指摘され、「そっか和菓子、和菓子」と本日中にお召し上がり下さいのを4つ、買ってしまう、だめなんじゃないか、それじゃあ…。

こまっちゃん、やっぱりどうしても大三島がいいのだ。
わたしも大三島がいい。

帰宅して…まだ今治からの郵便は届いていなかった。
う〜ん…!そこ重要なとこ!どきどきする!




2015/02/18

氷雨と外出




こまっちゃんが仕事が終わって、電話をかけてきて、
「大三島じゃない別の島に赴任してくれって言われたらどうしよう」
と言ってきた。
前回の日記の今治での面接、
「大三島で希望を出していますが、他の島に担当になったらどうしますか?」
と聞かれたらしい。うーん。そう言われてもね…。
みくりんが電話をしているわたしの横で、何故か足の裏を触られて声を出して笑っている。
「みくりんが笑ってる。大丈夫だって」

こまっちゃんの派遣の仕事は、
「暇過ぎて、終業時間まで何やって過ごしたらいいか分からない」
という時もあれば、翌日は午前1時に帰ってきたりして、なかなか読めない。
今週は今治へ車中泊で行って帰ってきたのがキツかったようで、お弁当はお休み。
「あ〜あ…明日もうなぎかあ〜…」
…!?
嬉しそうだ。
庶民的な値段で国産のうな丼が食べられるお店を見つけたらしい。美味しいんだってさ。



2015/02/16

100点



こまっちゃん、帰ってきました。
土曜日の夜行バスで今治へ、日曜日の午後面接、そして日付変わって午前1時に帰宅。
今治のお土産の揚げかまぼこを深夜に食べる。美味い。夜のお乳の分。

面接後メールが来て、
「100点だった」
そうです。
午前と午後で併せて20名程の候補者、9人の面接官、こまっちゃんは午後の面接の3番目。
終わって出て行く時に面接官が、
「素晴らしいですね」
と皆呟いた、というのが自己採点100点のゆえん。こまっちゃん談。
「おれが冗談ぽく大袈裟に言ってると思ってるかもしれないけど、本当なんだから!」
だそうです。

今治へ行く当日、こまっちゃんはお父さんに手紙を書くと言って、
「集中して書きたいから」
と早めに家を出、国立の喫茶店「ぶん」へ(休日の子持ちの父親が集中して手紙を書きに行くなんて、なんて贅沢…!産後、一人で国立に行く機会があって、ぶんにすごく行きたかったのに禁煙席がおばあちゃんの集いで満席だった、あれから行けてない…ぐぐぐ…二重に悔しい…)。
4時間書いて、書き終わらず、今治行きのバスに乗る事に。
そして早朝今治に着いて、午後1の受付時間までの間、またひと書き。
それでも終わらず、でも東京に戻る前に書き上げたいと、面接の終わった後も今治にと残って2時間かけて手紙を仕上げる。そんな訳での深夜帰宅。

14日はお父さんの誕生日だった。
その日に、「自分がなぜ移住するか」をきちんと伝えたかったんだって。
14日中には書ききらなかったけど、総12ページの大作、以前転職活動していた時に書いた10枚のレポート(参照:はじまりのこと)の付録付き。すげーな…A4サイズの封筒で、クリアファイルに挟んで送付です。そんな「手紙」、見た事ないな。

「なんだったんだろう、この2日間…」
ほっとしてるけど、面接があった事よりも、父さんに手紙が書けた事にとにかくほっとしている。面接は、まあ、大丈夫だと思ってたから全然どうってことなかった、手紙の方がずっとタスクが重かった、と。
色んな意味で区切りの日でした。

結果は、1週間くらいで来るそうです。なんと!

読んだけど、いい手紙だった。




2015/02/14

旅へ



こまっちゃん、明日はいよいよ今治にて面接です。
…明日ってことは、あれ?…今日発つのか!

こまっちゃんのYシャツにアイロンをかける。
お昼ご飯はこまっちゃんの漬け丼。ブリと酢飯が美味い。
「リモワで行くんだ」
「え、何でリモワ?入れるものある?スーツは手持ちでしょ」
「いいの!Yシャツとノート入れるの!」
「なんか格好つけてるみたいじゃん」
「いいの!リモワは防弾チョッキに使われているのと同じポリカーボネイトで出来てるんだから。今治で銃撃戦があっても守ってくれるんだから」
「あそう」

こまっちゃんが出かけてしまって、みくりんと二人。
最近みくりんをあやす時、無意識にワルキューレの騎行を歌っているわたし。YouTubeで本物を聞かせてみようと、カラヤンのを、ちゃんと聞かせてみる、アンプに繋いで。
一緒に指揮をして遊ぶ。これが結構楽しい!

続いてプロコフィエフの「ロミオとジュリエット」より「モンタギュー家とキャピュレット家」。完全に母の趣味。
これも声を出して大笑い。楽しい!

そしてドビュッシーの「牧神の午後」。
「これがニジンスキーだよ」
とゼロ歳児に教える母。
これはあんまりだったみたい。これ初演は物議を醸したって、そうだろうなあ!オチは知らなかった。赤ん坊にはまだ早かった。
そしてニジンスキーの眉毛が、前に国立で屋台出しているテキ屋に挨拶してた中学生が全く同じ眉毛してたなあ!
元ネタはこれか。

今日はびっくりマークが多いね。




2015/02/13

ムーミンコミックスをゲット!


前回の日記のお客さまは、お土産に登喜和さんのnattoo(ごめんなさい、こまっちゃんはとっても苦手で、文字も、ですのでコードネームで表記させて頂きます、読みは『ナ・トゥー』って感じで)を持って来て下さって、こまっちゃんが出かけた朝、さあさあ食べますぞ!ご飯と!

まず、特別栽培国産大豆と書いてある。ああ、すばらしい…。パッケージには「小粒」と書いてある、が、開けて見るとなかなか!立派なサイズの大豆です。こだわりのたれとからしだそうなので、全部入れます。まぜます。食べます。

…すごいです…!なんというんだろう、甘みとうまみの飲み物のようです!豆が美味いなあ、全然香りが違う、ねばりもなんだか優しい…。今まで食べてたのがnattooだったらこれはなんだ?もといこれがnattooならあれは…。
皿に残ったねばねばも、残さず食べたくなるくらいうまみのかたまりですね。ご飯を絡めて食べたいくらい。というか食べた。
これは、うん。今月の妹の誕生日は、プレゼントはこれにしようかな。今月義父のお誕生日会もあるけど、義父にもこれかな。すごいな登喜和さん。驚いた。

さて。盛り上がった所で、今日はみくりんの健診でした。
先月ドキドキの、結果雪で欠席でしたが、今回は前日の夜授乳に起きる度に「ラッスンゴレライ」が頭の中をリピートしていました。
ワクチンを打っていないみくりん。何言われるだろうか…。
行くと、助産院仲間がちらちら、声をかけたりかけられたりする。嬉しい。
そして懸案のお医者による健診は、カーテンで区切られた小部屋に入るなり、
「あ、だめだこれは」
と瞬時に「理解してもらえるかもしれないんじゃないか?」という迷いの吹き飛ぶ、白髪で強面のおじいちゃん先生。「シルバーバック!」と呼びたいような(ゴリラに似ているという意味ではない)いぶし銀のかっこいい爺ちゃんだった。わたしと彼の間に共有できるものの気配をみじんも感じなかった。
「副作用は心配する必要ないから。たくさんあるからどんどん打たないと」
など、軽く説明して下さり、わたしは「はい」だけ言うだけのはいだけ人形になり、何事もなく健診を終えた。

おじいちゃん先生は、その瞳に、ポリシーを持って小児科医をやっているような、市の健診を続けているような、愛情のある強い眼差しをしていた、ような気がした。
ワクチンの背景には善悪こもごも思惑があるのかもしれない、だとしても目の前にいる人がポジティブな動機で行動しているなら、自分と趣旨が違っていても、混じり合わなくても、攻撃されたり、したり、傷つけ合う必要はなくて、ポジティブなものだけ受け取れるのかもしれない、原因と結果にはいくつもレイヤーがあるのかもしれない、先入観無く今、目の前にいる人の出している相をきちんと見る、それが一番自分を守るし、必要なことを得られるのかな、と思った。

ま、難しいです…お医者さまはわたしにとって…。妊娠中痛い目見ているので、過去の経験を活かしてダメージを受けないコミュニケーションが取れるようになるまで、毎回がチャレンジです。でも進歩している気がするよ。





2015/02/11

酢酸!


今日は赤ちゃんと親子3人が来て下さる。みくりんのわたしの助産院仲間。
食なおみやげ(最高品質のタンパク源)と知的なおみやげをたくさん頂く。ありがとう!

赤ちゃん同士のツーショット写真を何枚か撮ったけど見事にみくりんが無表情。それを見てこまっちゃんが、
「おれそっくりだ」
と。こまっちゃんの写真は子供の頃はもちろん、結構最近まで無表情であるのが多い。人の結婚式なんかだと無表情に口だけ笑ってて怖い。

酒造の話から村上春樹を通って、うちでスコットランドのアイラ島のシングルモルトの利き酒のようになる。
春樹さんはアイラのバーで、アイラで作られているスコッチを端から並べて飲み比べたそうだけど、今日久しぶりにスコッチをぺろっとしてみて、
「それらを飲むには人一人には不可能なくらい相当な酒量では…」
と思った。まあ、でも一人じゃないのか。
新婚旅行でアイラ島に行った時、普通の村の酒場のようなところで、さあアイラ最終日だ、ウイスキーを注文、詳しくないわたしは壁に並べられている瓶をムードで選んで、
「あれ、あれちょーだい」
とやったら、周りにいた人達の顔がさっと強ばった。それはもう無くなってしまった蒸留所の市場には出回っていない幻の酒だった。ポートエレン、グラス一杯6、7千円するやつ。「分かって言ってるのか?モノを知らないのか?この日本人の娘は…」という迷いの表情をしながら、やさしくお客さんのご夫婦が教えて下さる。「こっちの値段がついてるメニュー表見ながら注文してもいいのよ」と。
もちろん飲まなかった。それを飲む為にアイラ島にわざわざやって来る人もきっといるんだろうね…我々はもちろんそういう糸目をつけない旅じゃなかった。
そして普通の村の酒場のようなのに、ミシュランの星がばーんばーんばーんとついていた、素朴であったけど海が見えて、美味しいレストランだった。ああ…。

遊びに来てくれた赤ちゃんは、最上級の愛情をもらっていて美しかった。


2015/02/10

プニョッケ


みくりんがちびっこギャング的な昨日今日。お乳をくわえるのもギャングが葉巻をくわえるがごとく、脇に寄せて。なんでーやめてー。
そして豚肉食べたら乳腺が詰まりそうな昨日今日。危険の黄色信号。

夢見がすごい。眠りも浅いんだかな…。気になって逆に眠れない夢をばんばん見る。気になる展開になりかけた所でみくりんがばたばたして目が覚めたりして。夢の内容も重い。

腱鞘炎が収まりかけたらまた悪くなっちゃって、自分の薄い手首を指で挟んでみて、これで7キロ支えてるんだからな…感謝して労らなくてはと思った。
あっちもこっちも気になって、何かしてても頭の何割かはみくりんの気配を伺ってて、何かに没頭する気持ち良さは気持ち良かったことを思い出す。

みくりんを巻き付けてバスで銀行へ行く。帰りに本屋さんでムーミンコミックスがないかと思ったんだけど無かった。
駅前で募金を募っていたが、団体名も具体的な用途も何も言わず、短いセンテンスを繰り返し言うだけだった。言ってる事は素晴らしいんだけど、この金、このおじさんおばさんの飲み代になっちゃうんじゃ…とちらと思い、誠実であるために必要な何かを考える。こまっちゃんは、こういうの、嘘か本当かのカンは鋭い。

先日の旧家に行った日、家で夜一人の時、電気が消せないくらい怖くなったらしい。何かがいそうな古いお家は結構だめなこまっちゃん。
そして今日知ったISISちゃんは、色んな意味ですごいなと思った。関係あるような無いような、あるような。

今日は里芋のグラタンが美味しいんじゃないかと作ってみる。蒸した里芋に、味醂と砂糖でねぎ味噌を煮つめてホワイトソースと混ぜ(ここまででホワイトソースが邪魔では?という予感)、パン粉を乗せて焼いた。
ホワイトソースは、うーん、里芋とは合わないか、な(豆乳で作ってるから味噌とは仲間なんだが…いや問題はそこじゃないのか)。


2015/02/08

「野菜炒めってすばらしい」


「おれは昨日、野菜炒めってすばらしい発明だと思った。だって野菜を美味しく、たくさん食べられるから」
昨日と今日のおかずは野菜炒めだった。生姜が効いてピリ辛。

今日は国立で、「高田邸仕舞いの日」というイベントに行った。雨が降って出遅れたら、Timokeさんのサモサは売り切れだった。大盛況だったみたい。
取り壊されてしまうという、昭和5年に立てられた和モダンな建物。天井が高く、床が美しく、セントラルヒーティングシステムであり、女中部屋などもあった立派なお屋敷。窓や桟の組み方が美しく、今こういう家は建築家の家くらいでしか見ないなあというような、美しいガラスをたくさん使った、光がたくさん入る贅沢な間取り。木造で壁は直接ペンキが塗ってあり、その塗装のひび割れなども美しかった。
今後の参考に、とその壁の写真などを撮るこまっちゃん。写真はその高田邸のガラス。

そして機能性ばつぐんの革のクッションを作っている華順さんの作品が、これまたすっかり売れてしまったよう。知らなかった心地よさに驚き、作っている鞄のユーザビリティに驚き、国立の思い出に、鞄を注文させて頂いた。満を持して!これで心残りは無い!はず!

国立界隈で活躍するクリエイター&アーティストの面々が日々行っている大人な遊びのレベルの高さにくらくらするけども、羨ましくとも、焦らず、おごらず、地道にこつこつと、自分の興味あることを大切に続けて行くことしか、自分の名前を掲げて豊かに遊ぶ事は出来ないんだよなあ。でも完璧なペースでいつも成長してるんだ、必要な事からちょうど良く、順番に。良く出来ているんだ、実に。




2015/02/07

ひまわりの種



今日はこまっちゃんの大学時代の友人が、夫婦で来て下さる。皆でお昼ご飯。
氷菓子で出来たお雛様をプレゼントしてくれて、良かった!今年のみくりんのお雛様は大丈夫だ。かわいらしい。そして美味しそう。

その後こまっちゃんの大学時代の友人その2かつわたしの小学校時代の友人が合流。お土産のスリランカの地酒を皆で飲む。ココナッツのお酒。くせがなくて美味!

わたしは昨日納品したつもりのフライヤーが、プロフィール写真と名前が一致してない&プロフィールが途中で切れてる、という基本的なミスを犯していて、パーティー中メールが来て消沈。なぜわたしはそんなことを?答えはみくりんを見ながら焦ってやったからです。何かに没頭する集中が出来ないのだけど、出来ないのは仕方がない、それだけみくりんが大事です、けどミスも気をつけよう…。

それぞれ歳とって、関わる世界が、なのか、世界との関わり方が、なのか、変化して、頭をやわらかくして、モチベーション高く、希望を持って、出会った頃と全然変わらないんだけど全然違う、あの頃のずっーと先にいる、面白くて、ハッピーだ。
つまり、今が今で完璧だ。








2015/02/05

たっぷり昼寝


昨日と今日と、2種類のフライヤー作りを頑張る。
やってると、「ああ、本当にデザインのセンスねーなー…」と悲しくなる。が、楽しく続ける。
そのうちの1つは自分も出るやつだが、もしかしたらマコメロジーちゃんのハモリをやるかもしれない。ずーん。知っている人は知っている、わたしが音大出のおんちだということを…。

今日の夕飯はラム肉祭り。キャベツの千切りの山盛りの上に、にんにくとローズマリーと塩しておいたラムを焼いて山盛りにするのが定番。肉はしばらくいいや。

ここのところのこまっちゃんは、思ったより仕事が振られないようで、ちょっと暇みたい。隙を見て愛媛県と東京の今住んでいる所のの統計を比較してプリントアウトしたりしている。ガス代とか、生活費の平均とか、人口当たりの図書数とか、結構面白い。
今日は未来の企業の構想を練っていたよう。楽しいらしい。

楽しいよね!出し惜しみしないで、もったいながらずに、どんどん夢を描く楽しさを味わって、執着しないで、更新し続けて、実行して、トライアンドエラーしながら、想像したものの遥か上を行くものを実現するのが、身体を使って出来る楽しいことだよね。



2015/02/04

一次選考が…


一次選考の結果が…合格しました!!
わー良かった良かった。大喜びです。こまっちゃんは喜びの新芽の舞をひと踊り。頭の上で新芽が生える、という踊り。
二次選考は今月半ば。面接時間はなんと、一人20分だそう。
20分で…移住を含めた将来を決められるってか…。
「一緒にやる人は、若い女の子がいいなあ〜!」

みくりんは今日は目を離すところころ転がっている。おむつを替える度にひと転がり。
うつぶせになって、ぐっと顔を持ち上げている顔が可愛い。顔のお肉が下に下がるので、仰向けに寝ているときと顔が変わる。

今日のこまっちゃんは早く帰って来たので、夕飯を食べた後、閉店前の近所のスーパーにお弁当の具になりそうなものを探しに行った。
こまっちゃんは仕事から帰って来ると、とってもみくりんを構ってくれる。ちゃんと父に本日の寝返りをお披露目。
「父は死んだ魚をハンティングに行って来るよ〜」



2015/02/03

愛媛のみかん帽子


今日は敬愛するミュージシャンの向島ゆり子さんが来てくれる。3月にやるライブのフライヤーの打ち合わせ。
そう、3月にライブが。リハーサルとかどうしようか、みくりん背負ってやるかどうか…。

こまっちゃんは本日出張先で、社員の人と連れ立って昼食に行くも適当な食事処がなく、
「ここ良さそうですね」
と、こまっちゃんが目星をつけた高そうなお店は、入ってみると「うな重 四千円」など実際に高く、しかし財布を見ると1000円しか入っていない。
「あっ、すみません、おれ全然お金入ってなくって…」
「ああいいよ!出張してもらったしおごるつもりだったから」
おごって頂いたそうです。1500円の天丼。いいな天丼!

今日の夕飯は、さつまいものお味噌汁と牛蒡と鶏肉煮たのと人参の胡麻和え。根菜の舞だった。美味しかった!



2015/02/02

「なんだ日本か」


昨日はみくりんを出産した助産院主催の、年に1回のイベント。みくりんの先輩後輩が一堂に会し、イベントホールの中はすごい密度のエネルギー。同じく助産院で産んだ歌手の人がプロの演奏を聞かせてくれている間、場に慣れて来たちびっこたちが縦横無尽にステージに乗り出しミュージシャンの回りで踊ったり、座ったり、まとわりついたり、それぞれ自由に楽しんでいた。そうなんだよね、ステージで聞くのが一番楽しめるよね。

今日はわたしの大学時代の友人が遊びに来てくれる。
みくりん、お風呂に入れてあげられずにいて、かわいいくさい赤ちゃんになってたので、友人達が来る直前に洗面台で丸洗いしてみた。やったら出来た。ただのかわいい赤ちゃんに戻った。

ありがたいうれしいお土産を頂いて、みんなでおやつを食べて、みくりんと遊んでくれる。cotitoというお店のお花クッキーがすてきすぎた。お花屋さんで、お菓子屋さんで、お花が食べられるなんて。

昨日のイベントで、みくりんをとりあげてくれた矢島助産院の矢島さんに、移住するつもりである話をしたら、
「えっ、どこに?」
「瀬戸内海です」
「なんだ〜日本か〜。海外じゃないんだ」
と言われ、確かに…日本だ、と、「なんだ〜市内か」的な、市内じゃないけど、でも大したことないじゃん、という気持ちになった。気が楽になった。
「なんだ〜日本か」はこの日、みくりんをとりあげてくれた別の助産師さんにも言われる。

こまっちゃんは明日出張だそう。へー…派遣って出張とかあるのか…。
朝超早いんだってさ。
あ、そういえば今日の午前中のみくりんは、ふと目を離す間に寝返りを打ちまくってた。今日は調子出てたみたい。







2015/02/01

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黄色い鳥器店の、匙屋さんの展示へ。
久しぶりに匙屋さんに会えると思って、楽しみにしていた展示。みくりんと3人で出かける。風が強い。

久しぶりにお会いした匙屋さんの二人は、1年以上会っていないはずなのに、つい先週会ったような、まったく時間を感じさせない佇まいだった。びっくりした。お店を出る頃にはわんさと人がやって来て、早い時間に行って良かった。お店の外のベンチでおにぎりを食べていたら、くろねこ軒さんのご夫婦が現れる。わんこのウーちゃんを撫でさせてもらう。

匙屋さんは、国立にお店を持っていたが今は岡山県の牛窓というところに住んでいて、今回は牛窓のおいしいものを色々持って来てくれていた。オぷストというお店のドイツパンは、家に帰って早速食べたら、ふんわりして、もちもちして、ぎゅっとしていて、おいしくてびっくりする。こまっちゃんはドイツ系の酸っぱいパンが苦手なのに、
「甘みがあって、こんなに美味しいパン食べた事ない」
と。美味さに自己肯定感が上がる。
我々、素材勝負なものを食べる時は、「嫌なところが何もない」という言い方を時々するのだが、
「嫌なところがない、どころかいいところがたくさんある…。嫌なところがない、というのは褒め言葉だと思ってたけど、褒め言葉じゃなかったんだ…」
と思った。
食べてないおみやげもまだまだある。美味しそう、楽しみ〜。

そして匙は、前日の雪の日、の昼過ぎ、で展示初日にして殆ど売れてしまったそう。なんと…。展示品も皆売約済みの赤シールが。でも奇跡的に一本、売れていない匙を捕まえてお家に連れ帰る。新しい子が仲間入りだ。

帰りに国立コーヒーロースターでコーヒーを買う。みくりんを初めてお見せする。コーヒーが美味しくて幸せ。そしてマスターの話が面白い。

午前中、こまっちゃんと「集合意識」の話になる。
集団の決定権をもつものが何か、という話で、大三島はそれが大山祇神社の神様であって人でないところがいい、というこまっちゃんの話。
わたしは、集団の決定権が、ある個人に権力が集まるのではなくて、皆がイーブンで皆の総意が目指しているところにゴールがある、そこに向かって有機的に動いて行く、という在り方が、新しい組織の運営の在り方として、もう実用可能で、実用されているんだな、と考える。うれしい気持ちになる。
集団があって、目の前に誰のものでもないお金が山盛りになっていたら、「自分がいかに他の人より多く取るか」という意識になる人が多いだろう、「そうでないと人に負ける」とか「そう思わないと人に負ける」とか、思うかもしれない。それは教育のせいなのでは?とわたしは思っている。
「食べ物」だったら?やっぱり「自分がより多く取る」になるかもしれない。でも皆がほどほどに満たされていたら、「皆に等分に」とか「自分はいいから他の人に」とか「身体の弱い人から優先的に」とか、色んな分割方法があって、もっと違うものが総意として選ばれるかもしれない。
そんな風に、お金以外の財産、例えば「故郷」とか「景観」とかだったら、知恵や技術をオープンソース的にシェアして、恵みをシェアして、「皆が恒久的にその恩恵を受けられるように」ということが集団のゴールになる。以前の集団では、発言力の強い人とは、「権力がある」「頭脳が優れている」「話が巧み」もっと昔だったら「腕力がある」「獲物が多く捕れる」とかかもしれない。皆が恩恵をシェアする集団だったら、発言力を持つのはゴールであるところの集合意識にコネクトの強い感性を持っている人、ということになるのでは?
それはもっと昔で言うところの、よりましとか巫女とか神官なのでは?
などと思ったりした。
それぞれ個人のレベルが底上げされて、エネルギーが通りやすいクリーンな状態を保てれば、皆が集合意識にコネクトして、それが一番尊重され、それがすべての決定権を持つ、個人主義の真逆の集団になる。
そしてそれが、部分的にでも、極所的にでも、すでに起こっているのではないか。

匙屋のかよさんが、「東京とは全然違う。こだわる余裕がある」と言っていたのが印象的だった。
今回紹介していたおいしいものを作っている人達は、うどんの麦を有機で自分で育てたり、その小麦で別のお店がパンを焼いたり、無農薬、古来種の野菜がビン詰めになったり、輪が循環している。素材が良いからの別のものになれる、こだわりが信頼されて新たな価値が付くってすてきだなあと思う。
そして移住先では、
「スポンジのように、自分はからっぽにして、吸収するつもりの方が自分が辛くない」
と。

夜、家族で飲み会に誘われる。
こまっちゃんは先に行き、わたしはみくりんと二人で昼寝をして、行けるかな?どうかな?と思ったけど、国立で飲む事ももうないし、赤ちゃん大丈夫なお店だそうだし、行ってみよう、と思ってみくりんを連れて行ってみる。
みくりんはほとんどずっといいこにしてくれてた。おかげで皆と話せたよ、ありがとう。

さて、今日はこれからみくりんが生まれた助産院の、一品持ち寄りイベントだ。