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2026/03/04

ローズマリー三種

 


以前、金髪にするためにブリーチをかけ続けていた期間があって、その頃わたしは全身が浮腫んでいた。古くなった靴を買い替えようと、同じメーカーで同じサイズで注文したのに、きつくて入らなかった。悲しくてたまらないが、気に入った靴だったから、大事とっておいて、「娘がもう少し大きくなったら、彼女に履かせよう」と思っていた。娘は「これ、好きじゃない」と言って、ほとんど履かないうちに、今や、わたしより足が大きくなってしまった…お下がれない…。久しぶりに今日わたしが履いてみた。誰もほとんど履かないので、まだ新品同様だ。これ、小5の娘が成長期でますます大きくなるのと同様に、わたしはこの先小さくなるかもしれないんだとしたら、ワンチャン足だって小さくなるのでは…?そしてピッタリサイズで履けるのでは…?とそこはかとない希望を、今日思いついた。希望…?…?先日、娘の俳句を表彰して下さるということで、今治公会堂へ。朝からドキドキのみくりん。こんな刺激、滅多にないので、よかったね!選者の先生の句会ライブというものが午後に開催され、招待券を同封してくださったので、ともちゃんだけ参加してみる。初めて句会ライブなるものに参加。先生の言われた手順で、その場で全員が一句読み、会場の500人から7名の俳句が選出されて、皆で感想を述べたりする。何よりすごかったのは、500句を選別する先生の手つきである。手に持った短冊の束を、「アリ」と「ナシ」に1.2秒くらいで選別される。もう、目がそういう風に出来ておられるんである…。選ばれし人の句は、ともちゃんの句とまるで違った。レベルが段違いだった。玄関脇の空き地が、工事を経てガーデニングが出来るようになったので、こまっちゃんがわんさとハーブを植えておる。みくりんも自分のスペースが欲しいんですって。何を植えるんでしょうね。

2026/02/20

一緒にジャンプしてくれない

 


小学校が行事の代休で月曜日休校になるタイミングで、家族旅行に行きました。こまっちゃんのリクエストの「こんぴらさん」です。なんとなく、大三島の暮らしそのものに旅行的な気分を感じているからか、どうなのか、あまり旅行に行かない。すまない、みくりん…。新しい食べ物に慎重なタイプのみくりんのために、朝ごはんがビュッフェスタイルのホテルにしました。みくりん、とても嬉しかったらしく、旅行で一番楽しかったのは「ビュッフェ」とのこと。まあね、あんないっぱいの品数のビュッフェ、見たことも食べたこともないもんね。出来立てのパンケーキが作れるマシンと、シリアルコーナーを行ったり来たりして、シリアルとフルーツたくさんのおしゃれなパンケーキを、幸せな顔で見せてくれました。香川県の金刀比羅宮へ、785段の階段登ってお参り。一円玉を浮かせる運試しが出来る大きな水瓶に、沈んでいく自分の一円玉を見つめるみくりん×3。ホテルで寝て、起きて、今日は何しようと言って「もう一度お参り行きたい」とこまっちゃん。2日目は本殿のさらに上、山の中の階段を上がって、奥社の厳魂神社まで行きました。全力で拒否したみくりんが、すたすた走って一番着でした。近くにある善通寺というお寺が、空海さんの出生地に建てられたお寺だというのを前の晩知って、ひとり拝観。みくりんとこまっちゃんは車で休憩。神社とお寺って、ほんとうに…すごく、すごく、違う…「こんぴらさん」は素晴らしかったが、善通寺の薬師如来像はびっくりした。神社は、「地球の自然」という、天然のエネルギーを扱っている感じがするが、ひとの魂だって「自然物」なんだな、と思った。二人とも、見るべきだったね…。大三島に戻って翌朝、ともちゃんはふくらはぎがちぎりもげるかというくらいの筋肉痛。

2026/01/29

まだ本気出してないだけ

 


軽い気持ちで提案して弾くことになったピアノ伴奏が、難しくて、「わたしは、こんなにも弾けないのか…」と、軽く絶望の中にいた今年の正月。お休みの日は必死で譜読みして、気づいたら6時間経ってて、やっぱり弾けない…、が、連日…。人生43年ほど生きてきて、わたし、初めて、本気で、必死で、生きてるかもしれない。「まだ本気出してないだけ」でわたしは生きてきた。ええ、はい。自覚があります。突然本気で生きるとどうなるか。右の腰が痛くて、「なんでだろう」と思ってたんだけど、右足でペダルを使うせいかもしれないと思った先日。まだペダリングの練習ほとんどしてなかったのに、ペダリングも練習したらこれ、どうなっちゃうんだ?と思ったら、ペダリングの練習始めたら、踵がとても痛い、ということになった。いきなり6時間弾いて、体がびっくりしてるんですわ。首も足も腕もぎしぎし…。昨日から、「3時間弾いたら、一旦立とう」という目標を立てた。若い体と違って、「突然本気出しても肉体が耐えられない」という真実に驚く。しかし…それにしても、音大受験の時ですら、こんなにも休憩なしで弾いてたかな?ねえ、東京の学友ら…この、画面の右側の2小節、♩=128で弾けないんだけど、努力したとて弾ける未来が見えないんだけど、「弾けない」という自分を受け入れて、そんな自分の人生を肯定して生きてOK?──最近になって、やっと弾けそうな目処が立ってきて、そうなってみると、自分に絶望してる期間とは、ぎちぎちにクッションと一緒に箱に押し込まれてるような、身が詰まってる感じ、寂しくない感じがあった。「絶望」で満たされることがあるなんて初めて知った。自分に絶望するのは、「出来ている未来の自分」に期待があることとイコールなんだけど。弾けそうなことが分かる今の方が、どこまでいっても果てしがない、心細い感じがする。…学友ら、ここから先が「楽園」でOK?