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2019/10/08

ピクニック


日曜日はだいたいこまっちゃんとみくりんの二人は温水プールに行くのだけど(このプールの更衣室が温泉の脱衣所と繋がっていて、水着を脱いだらそのまま温泉に入れるので、温泉に入ってくるというコースが最高なんだそうだ。ともちゃんはプールがあんまり好きじゃない)、この日曜はやっと!少し肌寒かったのでプールは止めてピクニックに。おかずはおにぎりと卵焼き。おやつはコーヒー豆を買ってドリップして、かりんとうと早生みかん。いよいよ柑橘の島、トップバッター早生みかんが始まりましたよ。今年は異常気象だって近年は毎年毎年言われてるけど、秋なのに暑すぎたり、台風が多かったりで、これから実る糖度の高い比較的新しい高級品種が割れてしまうらしく、農家さんの気持ちを考えると胸が痛む…。これでは品種改良も良し悪しじゃなぁと思えてきたり。ピクニックした公園から多々羅大橋まで歩いてすぐなので、橋まで上ってみた。翌々日は家族揃って歯医者にかかり、夕食に尾道でタイ料理を食べる。みくりんがパクチーや優しい味付けにしてもらったフォーを美味しいと言って食べるので、初めてのタイ料理を美味しがってもらえて嬉しい。夕食後、こまっちゃんが一ヶ月以上行きたいと言い続けていたカラオケに1時間だけ行った。みくりんはレット・イット・ゴーとかパプリカとか歌って、初めてのカラオケもとても気に入ったみたい。ともちゃんは6年振りくらいで、壁2面にプロジェクターで歌詞が投影されているのでびっくりした。大三島は今イノシシの被害が多くて、夜も家の周りをうろうろしている。世代が進んで、集落に出てくるのがなんだか怖くないみたい。野犬も増えている。その辺をうろうろしている。我が家にいる虫も増えている感じがする。自然とか野生生物とかを感じる日常の中で、カラオケとかタイ料理とか東京にいた頃は珍しくも何ともないものが、今の生活では特別な生活のメリハリを感じさせる体験になり、そんなに変わってしまった自分の生活が面白くも不思議に思う。島の生活は本当にノイズが少なくてシンプルで、だからこそ街で島に無い娯楽の体験がくっきりと濃い。なんというか、みくりんの初めてがあるから余計になのだけど、上手く表現できないのだが…小さなものが彩る人生が前よりずっと味わい深い。そして、一口に「田舎暮らし」と言っても、本当に田舎はそれがどこで何があるかによって千差万別だと今はよく分かる。