2015/03/08

梅とセキレイ


今日はわたしの方の家のお墓参りへ。
小雨煙って風が冷たい。古木が沢山植樹されている広大な霊園で、梅が満開だった。
東京で見る梅も最後かあ。
桜は見てから行けそう。
わたしは桜より梅の方が好きだったんだけど、今年は何故だか梅に心が躍らない。桜の方を楽しみにしている。何か精神的な高揚と関係あるのだろうか?

その後実家で餃子を食べる。妹プロデュースの餃子を2種類、鳥挽とゴボウと生姜、豚挽とニラ、にんにく。
食後にさくっと、ココナッツのお菓子を焼いてくれる。

パティシエをしていた妹の話では、身体を壊してパティシエを続けられなくなる人は多いのだそうで、なかなか難しい職種なのだな、と思う。
いわゆる一般的な社会人、サラリーマン、という範囲に収まっている間は、それ以外の生き方はリスクの大きい、誰にでも出来る訳じゃない、果てしのない、自分にとっては非現実的なもののように感じていたけれど、そしてそこから果てしのない方向に行こうとする時、その境目で国境を目指して、踏み越え、隣国に入った辺りまでは、迷いと不安と恐怖をぎっしりリュックサックに詰めて背負っているような感じがするけれど、さあもう頭からつま先まですっぽり隣国にいる、となったら、果てしないと思っていた世界は、選択肢にきりがないと思っていた世界は、意外にも一本の道があるだけだった。
自分らしく生きると決めたら、自分を生きるという道しかなかった。自分は一人しかいないし。そこには他人の評価が入る余地もない、失敗とか成功とかもない、ただ経験が豊かになって行くだけ。なんて心が軽い。なんてシンプルなんだろう。

夜、友人夫婦がみくりんを見にやって来てくれる。
ハピネスが溢れる新婚旅行の写真を見せてもらって、こまっちゃんとふたりで羨む。
何故わたし達はこういう新婚カップル然とした写真が少ないのか…まずカメラを向けると無表情になるこまっちゃん(赤ちゃんの頃からずっとそう)、リクエストしないとわたしを撮ってくれないこまっちゃん、そして…
「いいね…ケンカしなかったんだね。うちはひどいけんかしたよね」
「最終日、おれ泣いたもんね」

来月から我々の住む島について、地図で説明する。
が、相変わらず、説明しながら「わたしは一度も行ったことないんだよなあ、愛媛も瀬戸内も」と思い、それが不思議な感じ。「来月は住んでるんだよなあ」。
だけど日本だし。
日本には全然行ったことの無い素晴らしい土地や文化がたくさんあるのだし。
これから知って行くあちこちの、まず最初の場所と思ったら、今後何年も何十年も前途わくわくのとっても楽しみなのだ。

関係無いけど、今朝のこまっちゃんの『黒ごま担々にゅうめん』が絶品だった。