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2019/07/07

手にマメだ


まるまど日記には毎年何度か櫂伝馬の記事があるのですが、覚えておいででしょうか?今年もやってきた櫂伝馬、ともちゃん今日は1年ぶりにその練習に行ってきました。普段汗をだらだらかきながら仕事をしているけれど、屋外の炎天下で何かをするようなことはない、運動もしていないし、今日は暑い中1時間船を漕いで大丈夫なんだろうか…そして終わってみると去年よりきつい。来週末行われる、そして毎年7月に行われる「三島水軍鶴姫まつり」というイベントで、瀬戸内の水軍が使っていたらしい櫂伝馬という船のレースがあるのです。大三島の各地からもいくつかチームが、そして近隣の島々からも参加チームがあり、1日がかりでトーナメントが行われます。練習は今日と来週の計2回、計2時間で本番。他の熱心なチームはもっと練習しているのかな…?1年の中のたった2時間強なのだけど、全部が木で出来た船で、水面近く、力一杯叩かれるドラム缶の音を聞きながら(本番は本物の太鼓を使う)、櫂の飛沫を浴びながら、10人で声を出して汗をいっぱいかくのは、なんだか1年の中でも特別印象深い時間なのです。大三島には宗方(むなかた)という地域が特に櫂伝馬の風習がよく残り、経験と技術がいる太鼓と梶はどのチームも宗方の渋いお兄さま方が引き受けてくれます。宗方に移住して数年の男の子も梶を練習させてもらっていたな。宗方漕ぎと名前のついた漕ぎ方があり、私たち女子は普通のボートのオールのように櫂を使うのだけど、宗方の男性陣は水に櫂を入れる時、ほとんど垂直になるように立てるのです。すごーく力がいるので年2時間の練習では出来るようにならない。男性陣の漕ぎは迫力があります。それにしても船の上で見る宗方のおじさんたちが渋くてかっこ良すぎるので、本当はその写真が撮りたかったな…。