m-menu



2019/08/30

溜まる洗濯


1日の中で雨、晴れ、雨、晴れの大三島。きゅうと涼しくなる。満潮近くで海水が上がってきたお店の前の水無し川。野犬がちゃっぽんちゃっぽん歩いていた。何してるんだろー。ここら辺は野良猫より野犬の方が圧倒的に多い。空が明るくなって地面が乾いてきたかと思うとスコールみたいな雨が降って、昨日は営業中一瞬停電したりしたもんだから驚いた。本州や四国で強い雨雲が流れていても、瀬戸内海は別の風が吹いているのだろうか?島の方にはあんまりやってこない。ときどき千切雲みたいな雨雲がやってきて、向こうは晴れているのに大雨を降らせたりする、がすぐに止むのである(その代わり台風が瀬戸内海に入ってしまうとなかなか抜けないらしい、やっぱり瀬戸内だけ気流が違うんだろうか)。毎朝山々からもくもくと水蒸気が上がって、ふわふわと雲に合流して、関東育ちのともちゃんには見慣れない景色なので毎回、不思議だなあ、きれいだなあと思う。田んぼの稲も刈り取られ、稲わらが干されていた、毎日雨に濡れてるけどね…。島の収穫は早い。9月のお祭りに必要なしめ縄をなうのに稲わらが必要だからだろうか?朝、サイレンが鳴って、島内で起きた火災に消防団の出動を要請する放送が流れた。そしてしばらくして、無事に鎮火したという放送が流れる。消防団は地域住民の組織で、こまっちゃんも消防団員だ。ともちゃん東京で子供の頃消防署の隣に住んでいたから、早朝でも深夜でも時間を問わずサイレンが鳴っていたし、隊員に場所や規模を知らせる構内放送も毎日良く聞こえた。毎日どこかで知らない誰かが火事に遭っているものだと思っていた。でも火事は全然日常じゃないし、そこにいる人はどこかの誰かなんである、という当たり前のことを、今やっと知っているんだなあ…。