雨だなあ。5月が好きなともちゃん、心が受け入れ難い梅雨入りの早さ。昨日は気持ち良く晴れて、日曜日。みくりんが外で近所の子と遊ぶのにずっとつきあっていたこまっちゃんは、すっかり首の後ろが日焼けしていた。そのまま外で、お庭で、簡単なお昼(そうめんとか)を食べるのが子供たちに習慣化しつつある。なんだかそれ幸せな思い出になりそうね。毎月体のメンテナンスで通う尾道は閉ざされていた…飲食店が軒並み行政の要請で休業しておった。おいしいものを、手を抜かず、毎日の繰り返しを飽きず、場を整え、供し続けてくれる種類の人々のポジティビティをわたしは信じている。小高いところから見下ろした景色の鮮やかさは変わらず、木々は瑞々しく、空気は潤って冷えている。手のひらくらい大きなサボテンの花が、いくつも飛び出して咲いてわたしたちを驚かせてくれた。人が移動することで、その人が持っているエネルギーがあちこちにちらばって、小さく各地で影響していく。例えば誰かがパワースポットに行って家に帰ってきたら、実は自分の土地にその人が運んできたパワーが染み出しているかもしれない。人は人からどれくらいエネルギーを得ているのか、欠落によって、目に見えないそのエネルギーの大きさを実感したような気がした。ひとのために食べるものをつくる人たちのポジティビティが、内側の光が、強く鍛えられている期間のように感じた。その光はきれいな緑や、グレーに輝く海や、そこに大きくあって包んでくれるものと同じくらい広く、同じくらい優しいものだとわたしは思っている。