photo by tomo-chan
島の中にお気に入りの道を見つけて、2日連続で通うともちゃん。緑に囲まれた道の真ん中で、一つの曲を繰り返し、きらきらした光をじんわり心に溜めて、走る。自分の住んでいる地区も行ったことのない場所が沢山ある。うっかり宅地エリアで迷子になると、細すぎて曲がれない、すれ違えない道多数、地元民でない自分にはなかなか恐怖。島の人口が倍以上で柑橘栽培が全盛期の頃は、山の景色ももっと人工的で違ったろう、こんなところにも!と思うような場所にまで山の中を縦横無尽に通る農道に、その頃の名残を感じる。あんまり美しいので、この道の先はどうなっているんだろう?の好奇心で、もともとの動機のお店を持ちたい場所探しは忘れてしまっている。こんなところにいつか小屋を作りたい、この道を通って帰る、水を溜めて火を焚き、ランタンで過ごす小屋…など。「絶対ムカデ出るよ」とはこまっちゃんの言。