2014/12/13

うねさん


こまっちゃんが3件誘われた週末の飲みっていうのは、3件とも昨日の金曜の夜だったらしい。
結局一番最初に声をかけてくれた、前の会社の人との飲み会に行った。

お誘いがあった時、こまっちゃんは正直に「仕事も決まっていないし、気持ちよく会うには抵抗がある」とお断りしたけれど、こまっちゃんの先輩は「それは皆分かっているし、簡単には行かないだろうと分かっていたし、それを笑う人はいない、そんな時こそ誘ってくれる機会を大切にした方が良い」というメールをくれて、わたしはそれを見てちょっと泣いた。

こまっちゃんは出かける時まで財布を気にしていたけど、良くしてもらったらしい。懐広い方々です…感謝です…。

彼が最後に会社に出社してから2ヶ月半が経つけれど、その後知り合いの若手が7人辞めたそうだ。そんな、全く想像していなかった、想像出来ない未来を生きてる。

うねさんも、うちに来た時はこんなに大きくなるなんて想像していなかった。

うねさんは、本当は何という木なのか分からないんだけども、ひょろひょろしてうねうねしていたので「うねさん」と命名して、わたしが実家から持って来た鉢植えだ。
実家の出窓の脇で、何年も微動だにしない、つまり葉も落ちず葉も増えず、固定されたビジュアルだったのに、我が家に来て、新しい土と新しい鉢に植え替えたら、いきなり土から新芽がしゃこーんと出た。
そして既に生えていた3本の枝を追い越して、3年で今や天井に付かんとしている。
このまま天井にぶつかったら、どういう展開になるんだろう…。

今日は埃落しをして、元気ぴんぴんで、宇宙のアンテナみたいに我が家にすっくと立っている。
こまっちゃんは時々うねさんの葉っぱを一枚握りしめて、
「うねさんありがとうね…」
とつぶやいている。色々お世話になっているらしい。
こまっちゃんは植物に感応出来る人なのだ。
わたしはそういうの、全然ない。枯らしてしまう。うねさん持って来たのわたしだけど。

今日はこまっちゃんのお父さんとお母さんが来てくれた。
二人が帰った後、よく泣く。
仕方がないので、寝かせている横にあぐらをかいて、床の上で、今日一番楽しみにしていた、コーヒーと種子島の安納芋の干し芋を食べる。
みくりんに、顔にふーっと息を吹きかけると、目をまんまるにして、びくっとなりながら「キュウ」と言う。よく分からない反応。かわいい。

「農業しに田舎に行ったら車が必要かも」と話していたら、義理のお兄さんが中古のディーラーの話をしてくれる。
前の会社に勤めていた時も、こまっちゃんのお父さんが血管の病気で入院した際、たまたま同じ症例で使われる薬を担当していて、勉強したり色んなお医者に話を聞いたりして得ていた知識が役立った。
今日はよくお乳を飲まれてお腹がすいていたら煮豆がやってきた。
いい感じに引き寄せてるな、何も間違ってないな、この調子で誰かいらない車をくれな——…。

お義母さんがみくりんをあやしているのを見て、赤ちゃんのあやし方って、人によって全然違うなあ、と思った。