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2018/07/11

櫂を漕ぐ


我々の住んでいる地域が大雨で避難指示になったのは金曜日の夜、解除になったのは月曜日の朝でした。まるまどの厨房で炊き出しの食事を作るのを手伝いに来てくださった近隣の方々や、食材を差し入れて下さった方々、他にもおかずを用意してくれた島の飲食店の協力、島の女性の料理グループなど、うまいこと分担して、初日以降は、旬のお野菜いっぱいのお料理を十分食べていただけたようでした。愛媛新聞さんや毎日新聞さんが記事にしてくださって、まだまだ他の地域は深刻な被災状況ですが、きっとこれから各地でポジティブなニュースも増えていくだろうと思います。雨明けて、暑い。家の脇を流れる用水路は落ち木もすっかり洗われてきれいになり、透明な水がさーさーと流れている。野々江地区の浅瀬で何か食べているサギたち(見えるでしょうか…?白いてんてんが)。窓を開け放して暑い…、やる気の起きないともちゃんですが、島の奥方らはツバの大きな首の後ろと前をつつむ帽子をかぶって、長ズボン、長靴、エプロン、長袖にアームカバーをして、草を刈ったりしておられる。朝から重機を動かして土の流入した路面を整備したりもしている。避難所でも背中の曲がったおばあちゃんが、それはもうしっかりとした握力でお荷物を持たれるので、本当にすごいと思いました。さて、昨日の夜は鶴姫まつりに出場する櫂伝馬の練習(参照:まだまだ穏やか感謝です…鶴姫まつり)、ともちゃん1年ぶりに櫂を持つ。夕暮れから星が出るまで、全身使って、手にまめが出来るまで、汗をかいて1時間。「こんなにしんどかったっけ」と思いながら、体はこんなに動いてくれるんだからやっぱり動かさないとな、と思う。今年の町民運動会は中止なり。
愛媛新聞ONLINE
https://www.ehime-np.co.jp/article/news201807080058